2024_ 日本代表(WM最終予選)・・ものすごく冷静で、忍耐にあふれた、クレバーでスマートな「変化&バリエーション」を魅せてくれた森保一ジャパン・・彼らが 志向する(!?)美しい質実剛健サッカーに対する期待が、天井知らずだぜ・・(日本vs中国, 7-0)
このゲームについては・・
前半の内容に集中して、コラムを書き進めようかな。
それは・・「そこ」にこそ・・
これからの厳しい最終予選を闘っていくうえで(意義深い!)ヒントがあったと思ったから。
もちろん・・
南野拓実、伊東純也、そして前田大然、久保建英がブチ込んだ(スマートに流し込んだ!?)後半のゴールラッシュにも、注目すべきテーマは、満載だったけれど・・
それでも、中国のボール奪取プロセス(守備)が、よりコンセントレートしていた前半にこそ・・
そして、そのウラを突き、サイドを起点に創ったゴール機会と実際のゴールにこそ・・
これからの厳しい最終予選を闘っていくうえで、とても意味のある「ヒント」が集約されていたって感じているんだよ。
あっ、短くまとめようとしているのに、またまた前段が長くなって・・
とにかく、まず、コレから入ろうか・・
そう、中国の老練プロコーチ、ブランコ・イバンコビッチが思い描いていたゲーム展開・・
イバンコビッチは、これまでのWM予選において、日本代表を、かなり苦しめたプロコーチ。
そして私は、そんな彼の発想ベースを感じながら・・
ナルホド~~・・って、思いをめぐらせていた。
要は・・
そう、しっかり守って、一発カウンター&セットプレーで「ワンチャンス」を決め切る・・
もちろん、その、「しっかり守る」という(共通の)イメージングを創りあげたイバンコビッチは・・
中国選手たちに対して(帰化した外国選手を除いて!?)・・
森保一ジャパンが繰り出す、組織プレー・バリエーション(変化)も含め、しっかりと「イメージトレーニング」を積んだはず。
たとえば、三笘薫や久保建英といった、危険なドリブラーの抑え方・・
また、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションでの、人とボールの「動きのタイプ」・・
そう、森保一ジャパンがブチかます、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)での・・
チーム戦術的なバリエーションや、その「組織」にミックスしてくる「個の勝負」などなど・・
そんな内容を中心に、イメージトレーニングを積んだはずだよ。
でも、それは、まさに「過去の栄光」にしか過ぎなかった!?
そう・・
いまの森保一ジャパンのスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)の危険度は、「以前」とは隔世の感なんだ。
例えば、森保一ジャパンが誇る「個の才能」、三笘薫や久保建英にしても・・
状況を観ながら、決して、無理をしない。
でも・・
そう、「行ける」ところでは、意を決して(勇気マンマンに!)リスクチャレンジを、ブチかます。
行けるところ・・
その状況は、千差万別だから、ここで、そこまでスクリプティングしようとは、思わない。
それでも・・
前半だけでも、左サイドの三笘薫は、何度も、「満を持した勝負」から、決定的クロスを送り込んだ。
また久保建英にしても・・
これまた、状況を、正確に把握するなかで・・
「満を持したリスクチャレンジ」から、狙いすました、まさにピンポイントのクロスを、送り込んだ。
それが、「あの」堂安律の、スーパーヘディングシュートに、つながった。
その決定的ゴール機会については、相手GKのスーパーセーブを、誉めるしかない。
そのセービングを観ながら・・
1970年メヒコWMで、ペレのヘディングシュートを弾き出した、イングランドの英雄、ゴードン・バンクスの、次元を超えたスーパーセービングを思いだしていたよ。
あっと、言いたかったコトは・・
いくら、イバンコビッチが、ゲーム運びについて、徹底したイメージトレーニングを積み重ねたところで・・
森保一ジャパンのスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)の、バリエーション(変化)レベルは、「それ」を、完璧に凌駕していたっちゅうコトなんだ。
そして私は・・
その変化バリエーションこそが、これからの厳しい最終予選において大事になってくる、殊の外のコノテーション(言外に含蓄される意味)を内包していたって感じたんだ。
それが、このコラムの骨子テーマだよ。
決して蛮勇ではなく、冷静に、そして大胆に、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)を、ブチかましていく、我らが森保一ジャパン。
前半での彼らは、サイドからの崩し(クロス)、中央突破(ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーション!)、個の勝負プレー、などなど。
とても効果的なバリエーション(変化)を、駆使していたんだよ。
それは・・
決して、無理な(!?)ゴリ押しの仕掛けではなく、ジレるコトなく(強大な、忍耐力を持って!?)、クールに、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)を、ブチかましていくとか・・ネ。
わたしは、そんな森保一ジャパンのスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)に、確固たる、自信と確信レベルの進化&深化を感じていたんだよ。
だから、そんな「感性を共有できた前半」に集中して、コラムを書こうと思ったのさ。
それにしても・・
CKから先制ヘディングゴールをブチ込んだ遠藤航が、完璧フリーになるのを助けた、町田浩樹のクレバーな局面デュエルには、目を見張った。
あっ・・
もちろん、遠藤航のヘディングも、素晴らしかったよ。
また、三笘薫が、これまたヘディングでブチ込んだ2点目にも、特筆の美しさがあった。
サイドチェンジ気味の「ラストクロス」を送り込んだのは、堂安律。
鳥肌が立ったよ。
それ以外でも、前述したように、何度も、クロスや、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションで、ゴール機会を創りだしていた。
頼もしい限りじゃないか。
もちろん、後半の、南野拓実、伊東純也、前田大然、久保建英のゴールには、拍手しかないわけだけれど・・さ。
とにかく、様々なニュアンスで、次元を超えた進化&深化をつづけている森保一ジャパンに対する期待が、天井知らずになっているコトも、言いたかった。
そう、美しい質実剛健サッカーを標榜して・・ネ。