2025_ 日本代表(WM最終予選)・・「あの」サウジが、こんな徹底サッカーをやってくるとは・・まあ、いまのチカラ関係からすれば、ロジカルな「ゲーム戦術」な んだろうね・・それにしても森保一ジャパンは、ツキに恵まれなかった・・(日本vsサウジアラビア, 0-0)

スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)・・

このゲームでも、そのテーマを、ピックしましょうか・・

とにかく・・

サウジは、爆発カウンター「しか」狙っていなかった。

こんな感じでボールを奪い返す・・

そして、そこから超速の爆発カウンターをブチかます・・

まあ、サウジ監督のプロコーチ、エルベ・ルナールも、そんな「イメージ創り」で、チームを、徹底的に鍛え上げたんでしょ。

サウジ監督のルナールと言えば、2018年ロシアW杯で、モロッコ代表を率い、イケメン白シャツで、一躍、名を馳せたよね。

そして、前回W杯では、サウジアラビア監督として、グループリーグでアルゼンチンを下すなど、イケメン白シャツにも、磨きがかかったモノさ。

そして今回も、サウジアラビアを率いるコトになった。

もちろん、彼は、優れた策士プロコーチだから・・

生活文化の違うサウジアラビア選手たちを、限界まで「耐えさせ」、極限まで「集中力」をアップさせるなど、抜群の「規律レベル」をチームに植えつけられたのも、道理か。

対する森保一が率いる、日本代表。

もちろん、ゲームの流れのイニシアチブは、森保一ジャパンが、握っている。

それだけじゃなく、彼らは・・

ボールを持たされているという雰囲気ではなく(!?)、実質的なゲーム(勝負)の流れも、しっかりと支配しつづけるなかで、何度も、何度も、ゴール機会を、創りだした。

そう、何度も、何度も・・

それでも、決め切れず、結局ゲームは、引き分けに、終わってしまった。

ポゼッションは、「71% - 29%」、シュート数は「11-1」。

もちろん、数字で、ゲーム内容を語ろうとは思わないけれど・・

とにかく、あれだけゲームを支配しているということは・・

逆に、変なカタチでボールを奪い返されたら、大変なピンチに追い込まれるということ。

森保一ジャパンは、その事実も、しっかりと意識し、立派にプレーしていたんだよ。

だから・・

そう、変なカタチでボールを奪われたら、誰彼かまわず、全力で、そう、フルパワーで、チェイス&チェック(寄せ)をブチかましつづけたんだ。

そんな彼らの、強烈な「闘う意志」にも、心からの称賛と感謝の拍手をおくっていたモノさ。

例えば、前半に、久保建英が魅せた、長い距離のチェイシング&ボール奪取・・

それは、チームに(森保一のゲームコンセプトに)、プラスのチカラ(心理パワー)をもたらしたに違いないって感じていたよ。

そして、冒頭で示した、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)っていう、このコラムのテーマ・・

それは、ある程度は、しっかりと機能していたと思う。

たしかに、ポジティブな結果を引き寄せるまでには、いけなかったけれど・・

私は、強烈なサウジ守備と対峙したなかで(!!)かなり「うまく」機能していたと思っているんだ。

やっぱり日本は、最後は、スルーパスや、強烈クロスで、ダイレクトシュートをプチ込むってなゴールが、イメージに合うんだよ。

たしかに、たまには・・

久保建英、伊東純也、三笘薫、堂安律、中村敬斗、南野拓実といった、さまざまに特長が異なるドリブラーの一発勝負が、光り輝いたりする。

それでも、やっぱり・・

そう、森保一ジャパンの、真骨頂は、何といっても、人とボールの動きと、その優れた「リズム・マネージメント」にあるって思うんだよ。

そんな「動き」によって、相手ディフェンスを(その守備イメージングを!!)翻弄し、出来たスペースを攻略していく。

この試合でも・・

何度も、素早く大きな「動き」で、相手ディフェンスの「イメージング」を、うまく引き寄せ、そして、出来たスキ(スベース)を突いていくコトで、何度も、ゴール機会を創りだしていた。

まあ最後まで、結果を引き寄せることはできなかったけれど・・

内容的には、うまくいかなかったコトも含めて、とても貴重な「学習機会」になったと思っている筆者なのさ。

さて、最終予選・・

残すは、オーストラリアとのアウェー戦(6月5日木曜日)、そして、インドネシアとのホームマッチ(6月10日火曜日)だけとなった。

W杯抽選会での「ポット」も含め、これから森保一ジャパンは、世界と対峙するなかで、サッカー内容を、より充実、躍進させていかなければならない。

わたしは、さまざまな視点で、森保一ジャパンは、限りない可能性を秘めていると思っている。

そう、世界一を目指してね。

ところで・・

これまで私は、2011年ドイツ女子W杯、2014年ブラジルW杯で、さまざまに「思い入れ」が強いチームが、世界一に上り詰める軌跡の証人になれた。

ということで・・

これからは、森保一ジャパンに、思いを託そう。

ガンバレ~、森保一ジャパン~~