2025_J1_第7節・・レッズは、「あの」強いセレッソに、よく引き分けまで持ち込んだ・・その「粘りマインド」は、かならず「次」につながる・・とにかく、闘う意志を、自らの「意志と覚悟」をもって、極限まで高揚させよう・・そう、キャプテン、関根貴大のようにネ・・(セレッソvsレッズ、1-1)

前半2分・・

セレッソ登里享平が放った、見事としか表現のしようがないスーパータテパスをキッカケに、最後は、ラファエル・ハットンが、素晴らしいダイレクトシュートをブチ込んだ。

なにせ、ゲーム立ち上がり2分の出来事だったからね・・

その後は、追いかけるレッズがイニシアチブを握って攻め上がるのも、当然の成りゆきだった。

そんなゲーム展開のなかで・・

人数をかけて押し上げ、相手ゴールに近づく「雰囲気」だけは高揚させたレッズだったけれど・・

堅牢な、セレッソのボール奪取プロセス(守備)を、うまく崩していけない。

そんな堅い守備ブロックの「ウラの決定的スペース」を攻略するためには・・

やっぱり、前戦でのボールがないところでのアクションの量と質が、問われるんだよ。

でも、いかんせん、チアゴ・サンタナの「動き」が鈍重。

彼の場合は、攻守にわたって、まさに「鈍重の極み」っていうのが、フェアな評価だと思う。

たしかに、ボールまわりでは、パワフルでダイナミックな局面勝負を魅せる「場面」もある。

でも、全体的な「爆発」の量と質という視点じゃ、まさに、「意志が足りない」という評価に、落ち着くっちゅうわけさ。

ハーフタイムの、ダゾン情報でも・・

セレッソのラファエル・ハットンが、16回も爆発(攻守にわたる全力スプリント)したのに対し・・

レッズのチアゴ・サンタナが「爆発」したのは、単に、4回に過ぎなかった(らしい・・)。

そんな、チアゴ・サンタナの数字が示しているように、レッズは、ボールがないところでのアクションの量と質に、大きな課題をかかえている。

あまり、軽々には語りたくないけれど・・

一人の選手の、ボールがないところでのアクションの量と質が「鈍重」だと、周りのチームメイトたちの、ボールがないところでの「動き」も、減退してくるモノなんだ。

そんな、うまく「互いの意志」がリンクしていかないレッズに対して・・

たしかに、ボール保持率では「押され気味に映る」セレッソだったけれど・・

それでも、狙いすましたボール奪取プロセス(守備)勝負から、カウンター「気味」に、何度も、ゴール機会を創りだすんだよ。

そして、時間の経過とともに、イニシアチブという視点で「も」、かなり互角の展開へと、ゲームが成長していったというわけだ。

それにしても、セレッソ「も」、しっかりと鍛えられているグッドチームじゃないか。

特に、ボール奪取プロセス(守備)のとっかかりである、チェイス&チェック(寄せ)が忠実で、その実効レベルが、とても高いんだよ。

特に、最前線からのチェイス&チェック(寄せ)の効力が高かった。

要は、レッズの「後方プレイヤー」が、心理的&物理的な「余裕」を持てないくらいに、忠実に「寄せ」ていくっちゅうわけだ。

監督のオーストラリア人、アーサー・パパスは、とても良い仕事をしている。

それに対して、(前述したように!?)レッズ前戦のチェイス&チェック(寄せ)アクションは、詰めが甘い、甘い。

だからセレッソは、後方プレイヤーたちは、余裕をもって、何度も、前戦への「効果的タテパス」を通してしまうんだ。

そんなだから、レッズ守備陣が、四苦八苦しちゃうのも道理だった。

もっと、前戦からのチェイス&チェック(寄せ)が、忠実で、効果的だったら、あんなカタチで、タテパスを通されるシーンは、もっと少なかったはず。

そんなゲーム展開を観ながら、かなり、ストレスをためていた筆者だったんだよ。

また、交替した中島翔哉にしても、原口元気にしても・・

もう二人の交替選手(松尾佑介と渡邊凌磨)と比べて、攻守ハードワークとリスクチャレンジ姿勢(闘う意志!?)で、大きく見劣りしたモノさ。

それにしても、中島翔哉。

彼がボールをもったら、そりゃ、「天才の雰囲気」は、まだまだ放散されるよ。

それでも、その「雰囲気」が、実効アクション(結果)に、結びつかない。

そう、彼は、ボールをもっても、本気で「入って」いかず、途中で、勝負リーディングを、チームメイトに「任せて」しまうんだ。

そんなのは、「あの」中島翔哉じゃ、ない。

もしかしたら・・

(以前のトラウマで!?)ケガが怖いから、自ら勝負していくなど、本気で「突っ込んで」いけない!?

何か、そんな中島翔哉を観るのは、辛い。

あっと・・

とにかく、レッズは、「あの」強いセレッソに、本当に、よく引き分けまで持ち込んだ。

そんな「粘りマインド」は、かならず、「次」につながる。

もっと、もっと、闘う意志を、自らの「意志と覚悟」をもって、極限まで高揚させよう。

そう、キャプテン、関根貴大のようにネ。