2025_ 日本代表(E-1)・・ベンチが為した優れた仕事にも、同じサッカー人として、心からの称賛と感謝の拍手をおくりたい・・私は、サッカーが、究極の心理 ボールゲームだっちゅう絶対的フィロソフィーを噛みしめていた・・(韓国vs日本, 0-1)

原大智・・

このコラムでは、後半40分の、彼の「交替投入」を、重要なポイントとして、採りあげたい。

それは・・

彼の登場で、明らかに、森保一ジャパンの、攻守の「流れ」が、好転し、選手たちの主体性プレーも、積極的&攻撃的なモノへと活性化したわけだから・・。

その時点までの森保一ジャパンは・・

攻守にわたって、韓国にイニシアチブを握られつづけていたんだ。

それは・・

ボール奪取プロセス(守備)での、ダイナミズムが、減退したからに他ならない。

だから、韓国の人とボールの動きを、うまく抑制し切れなくなったというわけだ。

それには、ジャーメイン良を筆頭に、前戦からの「協力プレス」の勢いが、落ちていたこともあった。

だから、ボールを奪われてからの「韓国の人とボールの動き」を、抑制し切れなくなっていた。

そんな、「ジリ貧の流れ」で登場したのが、攻守ハードワークを、主体的に探しまくる、原大智。

もちろん、彼一人のチェイス&チェック(寄せ)が、全体的な「流れの好転」を演出したのではない。

言うならば、彼の最善からの攻守ハードワークが、その「好転」を呼び込む「心理・精神的なキッカケ」を与えたっちゅうことだね。

そして・・

その、原大智の、労を惜しまないチェイス&チェック(寄せ)という、強烈な「刺激」が、チームの、攻守にわたる。ボールがないところでのアクションの量と質「も」アップさせた。

原大智が、チームメイトたちの「主体性プレーの内実アップ」を、モティベートしたんだ。

ところで、ベンチのファインプレー・・

それには、この選手交代だけじゃなく、長友佑都が、グラウンドの「外」からブチかましつづけた、勇気というオーラも、含まれるよね。

彼は、試合後に、稲垣祥から、キャプテン章を、ウデに巻き付けられていたけれど、それほど、彼の「オーラ刺激」は、強烈だったんだろうね。

そう、彼は、プレーする選手に、勇気を与えつづけたんだよ。

その長友佑都だけれど・・

もちろんプレイヤーとしても、まだまだ優れた価値を提供してくれるけれど・・

それに勝るとも劣らないくらい、彼がブチかます「心理&精神的オーラ」の重要性も、森保一は、しっかりと理解している。

そう、わたしは、彼が、ワールドカップ本大会に帯同することの「意義」は、とても大きいと思うのさ。

とにかく・・

このゲームでの森保一ジャパンは、最後の最後まで、最高の集中力を(主体性プレーに対する強烈な意識と意志を!)表現してくれた。

それにしても・・

サッカーは、難しいネ。

「あんな」ジリ貧の「雰囲気」を、一人の選手が、好転させちゃうんだから。

わたしの眼には、前述した「原大智イフェクト」が、明確に焼き付けられている。

彼が、チームに与えた(いや、サイドエフェクトとして自然派生した!?)勇気と刺激。

だからこそ、攻守にわたる、積極的&攻撃的な「主体性プレー」が、蘇った。

このゲームでは、そのポイントこそが、もっとも重要な「学習コンテンツ」だったんだ。

たしかに前半のサッカー内容は・・

森保一ジャパンが、微妙に、韓国の「上」をいっているって体感できた。

ボール奪取プロセス(守備)にしても、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)でも、たしかに、その「差」は、わずかだったけれど・・

それでも、攻守にわたる「デュエル・シチュエーション」では、その内実に、微妙な「差」が、少しずつ積み重ねられているって感じられたんだよ。

もちろん、森保一ジャパンの方にネ・・

でも、後半の韓国は・・

「サイコロジカル」というサッカー要素を絶対ベースに、フィジカル、テクニカル、タクティカルという他のサッカー要素の内実を、大きく拡大させていった。

そして・・

その「勢いの差」を体感した森保一ジャパンの選手たちは・・

徐々に、局面デュエルでの「エネルギー・レベル」を減退させただけじゃなく、ボールを奪い返してからのスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)でも、足が動かなくなったんだ。

ヤバイ・・

彼らは、心理的な悪魔のサイクルに、片足を突っ込んでいる・・

そう、感じていた矢先に、「あの」原大智が、グラウンドに登場したっちゅうわけだ。

彼の登場によって・・

細谷真大、佐藤龍之介、はたまた、稲垣祥、川辺駿に代わった宇野禅斗、両サイドバック等などの、「足」が、それまでの何倍にも、回りはじめたって感じたモノさ。

そして私は・・

サッカーが、究極の心理ボールゲームだっちゅう、絶対的フィロソフィーを噛みしめていた。

だからこそ、ベンチの優れた仕事にも、同じサッカー人として、心からの称賛と感謝の拍手をおくるわけだ。

ポイチさん、そしてスタッフの方々(もちろん、長友佑都も!)、アンタ方は、ホントに良い仕事をしているよ。

そう、最高の(自己実現的で、高尚な!?)モティベーションを内に秘めてね。

その中心にいるのが、森保一というわけだ。

やっぱり最後は、人間性だよ、人間性。