2025_J1_第22節・・後半ヴェルディの、ボール奪取プロセス(守備)で魅せつづけた、意識と意志の爆発・・素晴らしかった・・また、目を見張る活躍を魅せつづけたキャプテン、森田晃樹にも、万雷の拍手を・・(ヴェルディvsフロンターレ、1-0)

じっと、ヴェルディのボール奪取プロセス(守備)に、目を凝らしていた。

もちろん・・

ボールがないところでのアクションの量と質。

それが、守備での「最後の半歩」の実効レベルを、大きくアップさせる。

そう、相手パスレシーバーを抑えるコトで、次の「勝負所」が、より鮮明に見えてくるんだ。

それが、最後の半歩というファクターが意味する、効果的な「予測」にチカラを与える。

とにかくヴェルディは、最後の最後まで、マークする相手を、フリーで「行かせ」なかった。

また、行かれたとしても、「そこでの次のインターセプト」を狙う、強烈な「意志」があった。

試合後のダゾンインタビューで、決勝ゴールを決めた左サイドバック、深澤大輝が、こんな素敵なコメントを放散していた。

・・ゴールは嬉しかったけれど・・

・・(それ以上に?)最後の最後まで、しっかりとフロンターレの攻撃を抑え切れたコトが嬉しい・・

良いネ~・・

そんなコメントをする深澤大輝の、確信に充ち満ちた意思の発露は、とても感動的だった。

とにかく、ヴェルディは、最後の最後まで、(闘う!)意識と意志を爆発させつづけたんだ。

そんな彼らを観ながら、思った。

・・そうだよな~、究極の意志のボールゲームであるサッカーだから・・

・・そんな最高の集中力を炸裂させつづけた「闘う姿勢」もまた、観ている方に感動を与えるんだよな~・・

ダゾン解説の、松木安太郎も、同じニュアンスで、ヴェルディの闘いを、絶賛していたっけね。

もう一つ・・

コレについては、ダゾン解説陣、松木安太郎、水沼貴史も、口を揃えていたけれど・・

それは、フロンターレの、「タテの仕掛け」へのチャレンジ姿勢の変遷。

前半では、両人が言っていたように、たしかに、フロンターレの、タテの裏スペースへの仕掛けが、うまく回らなかった。

というか、「アナタ任せ」になったフロンターレの誰も、「それ」にチャレンジしなかったんだよ。

それには、左サイドの必殺仕事人、マルシーニョがケガで交替してしまったことも大きかった。

そう、マルシーニョが抜けたことで、タテへ「リスキーな仕掛け」へのチャレンジ精神が、完璧に、萎んでしまったんだ。

それが・・

そう、後半になって出場した山田新の、タテの決定的スペースへの「飛び出し」が、チームメイトに勇気と活力を与えた。

とはいっても・・

たしかに後半の立ち上がり時間帯では、ヴェルディ守備陣は、少し、受け身に立ってしまったけれど・・

それも、10分も経った頃には、そんなフロンターレの「アグレッシブな変化」にも、しっかりと対応できるようになっていた。

そんなポジティブな対応力については、全体的な「闘う姿勢のアップを牽引した」というニュアンスも含め、チームリーダーの存在が、とても大きかったと思う。

そう、森田晃樹。

彼がミッドフィールドで魅せつづけた、攻守にわたる仕事(ハードワーク)を探しまくる、抜群の主体性プレーは、チームメイトにとっても、素晴らしいポジティブ刺激になっていたはず。

ダゾン試合後インタビューで、森田晃樹を前にした水沼貴史が、褒めちぎっていたけれど・・

森田晃樹は、攻守スプリントなどで、リーグ一位を占めているらしい。

そう、攻守にわたる、ボールがないところでのアクションの量と質で、ダントツの「意識と意志の爆発レベル」だったというコトだ。

立派なキャプテンじゃないか。

ということで、城福浩ヴェルディ・・

勝つことは、簡単ではないという感性を、思いだしたはずだし、それによって、勝者メンタリティーも、再び、大きく強化できたはず。

これからの彼らの活躍に、期待しましょう。