2025_J1_第22節・・このゲームで叩き込まれた三つのゴール・・すごかったネ〜〜・・やっぱりゴールは(特にこのゲームでのゴラッソは)サッカーの華だ・・(サンフレッチェvsグランパス、1-2)

ミドル弾・・

一昨日のクラブワールドカップでも、レッズが、モンテレイに、強烈なキャノンミドル弾をブチ込まれたっけ。

そして、このゲームでも・・

そう、三つのゴールともに、素晴らしいミドル弾だったんだ。

二つは、まさに「キャノン」シュート、一つは、素晴らしいミドル・テクニカルシュート。

キャノンとテクニカルの二つを決めたのは、グランパスのマテウス・カストロ。

サンフレッチェのキャノン・シュートをブチ込んだのは、新井直人。

とにかく、三つとも、目の醒めるようなスーパーシュートだったんだよ。

そんな圧倒的なゴールを観ながら・・

「J」でも、もっと、もっと、そんな「エイヤッ!」のミドル弾を観たいと思っていた。

手元には、「数字」はないけれど・・

どうなんだろうね・・

印象的には、「行ける」のに、逡巡してパスに「逃げる」ようなシーンが、まだまだ多いってな感じ。

2007年7月11日に刊行した拙著、「日本人はなぜシュートを打たないのか(アスキー新書)」では・・

・・シュートでは、「その結果には責任がともなう・・」なんてコトが、最初にアタマを占拠してしまうのが日本人だから、そんな変な呪縛から解放してやるのが監督・コーチの仕事・・

そんな内容を主張したっけね。

そして今では、日本でも、そんな「変な呪縛」は過去のモノになっている!?

まあ、とはいっても実際は、まだまだだという現実を思い起こさせてくれたのが、現在進行形のクラブワールドカップだったっちゅうことか。

やっぱり、「世界」では、組織と個のバランスレベルが、ハンパなく、高いよね。

基本は、人とボールの動き・・

それでも、チャンスとなったら、「個」が、躊躇なく、爆発する。

あっと、試合。

前述したように、グランパス、マテウス・カストロのスーパーシュートが、結果まで引き寄せた。

まあ、たしかにサッカー内容では、サンフレッチェに、一日の長があったとは感じたけれど・・

それでも、可能性の高い「ゴール機会」という視点では、長谷川健太グランパスに軍配を挙げざるを得なかった。

サンフレッチェは、「組織」に重きを置きすぎていた!?

対するグランパスでは、タテへの仕掛けの「勢い」という視点も含め、より「個」を前面に押し出すようなスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)が目立っていた。

まあ、そこには、マテウス・カストロとか、後半から登場した永井謙佑とか、とにかく「個の勝負」に特徴があるチームというコトもありそうだね。

そこでは、チームメイトたちによる、「いかにヤツらの特長を(テメーたちのためにも!!)活かしていくのか、具体的にイメージしている・・」などといった発言も紹介されていたよね。

さてリーグ優勝争い・・

今節では、アントラーズが岡山に苦杯を喫し、リカルド柏レイソルが快勝をおさめるなど、混沌としてきた。

まあ、それは、ミヒャエル広島サンフレッチェにとっては、ポジティブな展開だよね。

とにかく・・

降格リーグも含め、これからのリーグ展開を、より気を引き締めて観察していこう。