2025_J1_第27節・・ミヒャエル広島サンフレッチェの、主体的な、ボール奪取プロセス(守備)・・この試合では、そのクリエイティブな主体性プレーに、舌つづみを打っていた・・(ヴェルディvsサンフレッチェ、0-3)

さすがに、ミヒャエル広島サンフレッチェ・・

素晴らしい、ボール奪取プロセス(守備)を魅せつづけた。

そんな、強力なサンフレッチェ守備を体感できたのには、彼らが(ゴールという視点で!)試合をリードしつづけたという背景があった。

そう、彼らは、ヴェルディの強力なスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)を、最後の最後まで、ハネ退けたんだよ。

その、サンフレッチェが挙げたゴールだけれど・・

まず前半6分の先制ゴールシーン。

CKから、ヴァレール・ジェルマンが、素晴らしいヘディングシュートを見舞う。

あっと・・

そのヴァレール・ジェルマンだけれど、彼は、その先制ゴールの後にも、クロスボールを、素晴らしい「走り込み」から、強烈なヘディングシュートを見舞った。

あと、数センチで、左サイドネットに吸い込まれるってな、惜しいシュート。

とにかく、ヴァレール・ジェルマンが秘める、危険な「ヘディング才能」は、光り輝いていた。

そのコトも、言いたかったんだよ・・

要は・・

「それ」もチーム内の戦術イメージングに加えれば(!?)、中村草太にプラスして、強力な「武器」が手に入るかもしれないっちゅうコトも、言いたかった。

あっと、先制ゴールシーンだけれど・・

ヴァレール・ジェルマンが放った、高く、巧いヘディングシュート・・

それが、右ポストを直撃し、その跳ね返りを、中野就斗が、ものすごく冷静に、右足で、ヴェルディゴールの左サイドネットに、流し込むんだよ。

そんな先制ゴールを観ながら・・

たぶん、ここからは、ミヒャエル広島サンフレッチェの、強力なボール奪取プロセス(守備)を堪能できるに違いない・・

そんな観戦イメージを、アタマに思い浮かべたモノさ。

そして案の定、そこからは、ホントに楽しい学習機会を得たっちゅうわけだ。

ところで、中継したエネーチケーBSの解説・・

それは、優れた(考える!)サッカー人の一人である、戸田和幸。

彼が、こんな素敵な表現で、ミヒャエル広島サンフレッチェの強力ディフェンスを称賛していたっけね。

・・そう、そうなんですよ・・

・・サンフレッチェの守備は、とても強い・・

それは、91分にヴェルディが創りだした決定機を、塩谷司がスライディングで防ぎ、最後は、大迫敬介が、右手一つでボールを弾き出したシーンを観ながらの発言だった。

・・このシーンでは、たしかに、ヴェルディに、ドリブルで切り込まれたけれど・・

・・それでも、立派に、防ぎきった・・

・・とにかく、サンフレッチェ選手たちは、最後の最後まで、最大限のエネルギーで、やるべきコトに全力を尽くしている・・

・・そして、局面デュエルを抜け出されても、最後のシーンには、大迫敬介がいる・・

・・サンフレッチェは、決定的パスやクロスを入れさせない、シュートも打たせない・・

・・そんな、強烈な「ハードワーク」を完遂するだけの強烈な意志を持ちあわせている・・

・・そして、最後は、大迫敬介もいる・・

・・そんなボール奪取プロセス(守備)を展開できているからこそ、サンフレッチェは、強い・・

そう、そうなんだよ。

彼らのボール奪取プロセス(守備)を観ていると・・

チェイス&チェック(寄せ)や局面デュエルは、忠実でダイナミック。

もちろん攻守の切り替え(トランジション)は、素早く、効果的。

また、マーキングやカバーリングも、忠実で、常にフルパワーだし、協力プレスの集散も、忠実でクレバー。

そして、何といっても・・

そう、最後の半歩というファクターも、素晴らしいんだ。

要は・・

選手たちが、一人の例外なく、次、その次の、相手の仕掛けを、正確に、そして効果的に「予測」しようと努力しているっちゅうこと。

だからこそ、彼らの守備アクションは、常に「半歩、素早く、効果的・・」なんだよ。

とても微妙なニュアンスだけれど・・

「早すぎる読みアクション」は、時として、「勇み足」になって大ピンチを招くこともある。

でも、サンフレッチェの場合は、そんな「早とちりアクション」が、とても少ない。

そう、彼らの「予測アクション」は、そのほとんどが、ツボにはまっているんだ。

だからこそ、観ているコチラも、舌つづみを打ちながら、楽しい観戦ができるっちゅうわけだ。

まあ・・

前述の、戸田和幸のコメントが語っていたように、サンフレッチェ守備のアクションでは、とにかく、順番と予測、そして勝負をブチかます「勇気と決断力」が、ハンパないということか。

そして、そんな「究極の主体性プレー」を発展させているのが・・

そう、選手たちの「自主性」を尊重し、発展ベクトルに乗せている、ミヒャエル・スキッベっちゅうわけだ。

そのコトが、言いたかった。