2024_J1_第9節・・レッズでは、美しい質実剛健サッカーへ向けた「光明」は見えている・・それにしても、サッカーの神様は、イタズラが過ぎる・・(レッズvsガンバ、0-1)
レビュー
まあ、これもまた、サッカーっちゅうコトか・・
実力では、明らかに、レッズに軍配が挙がる。
その事実は、前後半を通じた、ゴール機会の量と質が、如実に示している。
たしかに前半は、その視点では、互角に近かったけれど・・
後半は、明白に、レッズが、凌駕していた。
まず、3分にブチかました、サミュエル・グスタフソンのダイレクトシュート場面。
そこでは、後方からオーバーラップする伊藤敦樹による、決定的スペースへのフリーランニングと、グスタフソンへ送り込んだ、ダイレクト(!)でのラストパスが秀逸だった。
また、その後の10分には、渡邊凌磨が、フィーリングあふれるファーポストへのラストクロスを、送り込むんだ。
そして、これまた伊藤敦樹が、待ち構えるようにフリーでヘディングをブチかましたんだ。
でも・・
そう、誰もが(ビッグチャンスに!)フリーズし、その結果に、啞然としたんだ。
そう、フリーヘディングシュートは、伊藤敦樹の目の前の、右ポストを直撃しちゃったんだ。
フ~~ッ・・
それだけじゃなく、その23分には、またまた渡邊凌磨が、左サイドで、安居海渡からのパスを、フリーで受け、そのまま右足一閃。
誰もが、ゴールを信じて疑わない、素晴らしいシュートだった。
でも・・
そう、正確なカーブを描きながら、相手ゴール右隅へ飛んだシュートだったけれど・・
ガンバGK一森純が、横っ飛びの左手指先で、弾き出したんだ。
わたしは、見事っ!!って、拍手していたよ。
フ~~ッ・・
ことほど左様に、後半は、しっかりと実力の差を魅せつけながら、レッズが試合イニシアチブを握りつづけたんだ。
でも・・
そう、そんな展開のなか、後半33分に、ガンバが、必殺カウンターをブチかます。
そして最後は、右サイドでボールをキープしたウェルトンが、ラストクロスを送り込むんだよ。
受けたのは、坂本一彩。
ワンタッチでボールをコントロールし、その「トラップ動作のなか」で、右足を振り抜いた。
そこでは、「動作のなかで・・」っちゅうのが、ミソ。
そう、レッズ選手たちも、坂本一彩が、ボールを持ち直すってイメージングしたと思うのさ。
でも、さにあらず。
坂本一彩は、ボールを切り返すことなく、そのまま、まさに「そのまま」右足を振り抜いちゃったんだ。
そして、レッズ守備の「アタック」が、一瞬おくれたっちゅうわけだ。
そのシュートは、見事、レッズゴールの左ポストの「内側」を叩いた。
そりゃ、スゲ~シュートだったから、西川周作先生も、お手上げだった。
そして、それが、ショッキングこの上ない、決勝ゴールになってしまったというわけだ。
もちろん、わたしにとっても・・ね。
そこで、またまた、ハタと考えざるを得なくなった。
・・サッカーの神様よっ!!・・
・・あんたのイタズラは、たまに、過ぎるコトがあるよね・・
・・まあ、やってるご本人は、楽しいだろうけれど、さ・・
あっ、スミマセン。
へへっ・・
ということで、ヘグモ浦和レッズ・・
前節は、レイソルの立派なサッカーに、内容と結果でやられてしまった。
そしてこのゲームじゃ、内容でガンバを凌駕しながらも、結果を掴むことができなかった。
決してサッカー内容が、悪かったわけじゃない・・
そのレイソル戦でも書いたけれど、「光明」は見えているんだよ。
後は、「決め切る」ための、強い意識と意志パワー(勇気)ね。
そう、攻守にわたる、「主体性プレー」の進化&深化。
ところで、サミュエル・グスタフソン・・
チト、チームのなかでの「ボールの動き」が、彼を中心になり「過ぎて」いるような・・
要は、相手に、「狙いどころイメージ」を、与え「過ぎて」いるっちゅうこと。
もっと、「分散」することで、組み立てや仕掛けプロセスに、「変化」を創りだせると思う。
まあ、ちょっとした工夫ね・・
とにかく、ガンバレ~、ヘグモ浦和レッズ~~・・