2024_J1_第9節・・これからヴェルディが積み重ねるであろう進化&深化プロセス・・それを体感することは、筆者にとっても、大いなる喜びをともなう、クリエイティブな「学習機会」なんだ・・(フロンターレvsヴェルディ、0-0)
レビュー
相手は、「あの」強い、鬼木達フロンターレ。
でも、フタを開けてみたら・・
そう、城福浩ヴェルディは、ホントに立派なサッカーで、互角(!?)にタメを張っていた。
いや・・
やっぱり、チカラとしては、フロンターレの方が、少し上とするのが、フェアだろうね。
その事実は、認識しているけれど・・
それにしては、城福浩ヴェルディは、攻守にわたって、ホントに立派なサッカーを魅せたって、思っているわけさ。
その事実は、やっている選手たち本人が、明確に「体感」できているはず。
強豪のフロンターレであるからこそ・・
ヴェルディが勝ち取った「自信と確信のレベルアップという資産」には、とても大事なコノテーション(言外に含蓄される意味)が内包されている。
イレギュラーするボールを、不確実な「足」で扱うサッカー・・
不確実であるからこそ、様々な意味合いを内包する「心理パワー」には、ものすごく重要な意味がともなっているわけだ。
これは、誰もが、経験上、知っているコトだと思うけれど・・
意識と意志(勇気と自信!?)ってな、心理パワーによって、グラウンド上のプレー内容に、雲泥の差が、生まれてしまうという事実。
そう、勇気と自信をもってプレーしたら、アタマのなかでイメージしている実力「以上」のチカラだって、発揮できるモノなんだ。
でも実は、「それこそ」が、本来の実力だったりするんだよ。
そう、私たちは、様々な要因による、心理的な「ブロック」に、抑制されているモノなんだ。
昔は・・
ヨーロッパ選手の「顔」を見ただけで、竦(すく)んでしまうようなコトもあった。
わたしも、ドイツ留学の、はじめの頃は、まさに手足が縮こまってしまったモノさ。
でも、時間とともに、要は、慣れてくるのと平行して・・
実力を、より効果的に発揮できるようになった。
その進化&深化プロセスは、たぶん、体感した(その心理ブロックを乗り越えた!?)者にしか、分からない。
逆に、コンプレックスに苛(さいな)まれ、それをうまく超えられない者は、その「殻」から抜け出すのに四苦八苦する。
それが、不確実なサッカーが、究極の「心理ボールゲーム」と言われる所以。
だからこそ、サッカーと、社会環境や生活文化には、密接な関係性があるとも、言われるわけだ。
逆に言えば・・
自由ではない社会、抑圧された社会では、決して、サッカーは進歩しない。
以前のソ連サッカー・・
よくドイツじゃ、「ステレオタイプの典型」って、揶揄したモノさ。
あっ、チト(かなり!?)脱線・・
とにかく・・
いまの城福浩ヴェルディが、とても「解放」されているコトが、言いたかった。
それもまた、プロコーチ、城福浩の「ウデ」の本質というわけだ。
シーズンが始まってからというもの、ヴェルディ(選手たち)は、貪欲に、「ポジティブ体感」を積み重ねている。
そう、主体的に・・ネ。
そのプレーぶりが、試合を追うごとに、自信と確信に満ちあふれるようになっているのも頷(うなづ)ける。
だから筆者にとっても・・
これからのヴェルディの進化&深化プロセスを体感しつづけることは、大いなる喜びをともなう、クリエイティブな学習機会(魅力的な冒険旅行)だって思えるのさ。
あ~~、楽しみだ・・