2025_J1_第21節・・目指すサッカー内容がアップしている、ゼルビアの超絶「徹底サッカー」が、抜群の存在感を魅せつけた・・その、強烈な「意識と意志」に、乾杯!・・(ゼルビアvsアントラーズ、2-1)

すごかったネ~、ゼルビアの「闘う意志」・・

とにかく、彼らが仕掛ける「前からプレス」・・

その勢いは、最後の最後まで、衰え知らずだった。

衰え知らず・・!?

そう、「寄せ」の勢いがダウンするコト(その気配さえも)が、まったく感じられなかったんだよ。

そのバックボーンだけれど・・

それは、何といっても、選手一人ひとりがブチかます、レベルを超えた「意識と意志」。

まあ、それも、いつも書いているように、彼らの「主体性プレーの内実」が、充実しているっちゅうコトだね。

そして、「それ」は、あくまでも、選手たち自身の「高い意識と意志」によって、支えられている。

そう、その「闘い」は、「やらされている」モノなんかじゃなく、あくまでも「自分たち自身の意志」から生まれ出たモノなんだ。

ボール奪取プロセス(守備)を支える気持ちというか、その積極的&攻撃的な「心の姿勢」は、素晴らしかった。

また、チェイス&チェック(寄せ)と、そんな「取っ掛かりアクション」に連動する、チームメイトたちの協力プレスへの、超絶の「実効レベル」。

まあ、大したモノだ。

対する、鬼木達アントラーズも、最後の最後まで、決して諦めずに、ダイナミックな、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)をブチかましつづけた。

基本的には、アントラーズの方が、チカラは「上」、たぶん・・

でも・・

そう、鋼鉄(チタン合金!?)のように堅い、ゼルビア守備だからね。

アントラーズは、まったくといっていいほど、スペースを攻略するところまでいけないんだよ。

わたしは、そんな、強烈なオーラを放散しつづけるゼルビアの守備に、感銘を受けていた。

また、彼らのスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)も、まさに「超絶の徹底ぶり」だった。

もちろん、中盤で、ボールをポゼスし(ボール保持し)、人とボールを動かしながらスペースを狙っていくような「ムダ!?」はしない。

そうではなく、ボールをもったら、あくまでもシンプルに、タテへ仕掛けていくんだよ。

そして、そんな「徹底シンプル仕掛けイメージング」が、ゴールを生み出した。

そのスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)のなかでは・・

そう、望月ヘンリーの「使い方」に、ナルホドって納得していた。

望月ヘンリーは、守備の堅さだけじゃなく、タイミング良い「押し上げ」という視点でも、ツーランク高揚したっちゅうイメージだね。

そこでも・・

そう、監督さんの「戦術イメージ創り」が、ものすごい効果レベルで、功を奏していたんだよ。

その、仕掛けイメージング・・

ある決められた(!?)状況では、かならず、望月ヘンリーは、タテの勝負ゾーンに、顔を出す。

そしてチームメイトたちも、その「状況」に合わせ、彼の「アタマ」目がけて、タテのロングボールを送り込むんだ。

そこには、これまで「最前線のアタマ勝負」で主役を張っていた、ミッチェル・デュークやオ・セフンは、いない。

それでも、身長192センチの望月ヘンリーは、とても足が速い(=強烈ジャンプ力!)だから、ほとんどのヘディングの競り合いで、勝ち切れる。

大事なコトは、望月ヘンリーへの「ハイボール」が入りそうになった瞬間には、周りのチームメイトたちが、望月ヘンリーの周りで「こぼれ球」を狙っているっちゅうコト。

そんな、「徹底した」最終勝負イメージング創りにも、監督さんの「確かなウデ」を感じる。

前にも書いたけれど・・

町田ゼルビアは、獲得選手のクオリティーアップにともない、「普通の良いサッカー」へと、目指すべきベクトルを引き上げている。

それも・・

そう、彼らの真骨頂である、攻守ハードワークに支えられた、超絶の「徹底サッカー」へのマインドを、失うコト無くネ。

とにかく、この試合でのゼルビアが・・

勝ち点3を、まさに(サッカー内容という視点で!)フェアに勝ちとったという評価に、異論をはさむ方は、いないでしょ。

最後に・・

スペースを、うまく創りだせず、攻めきれなかったアントラーズ。

このところのCWC(クラブW杯)を観ながら、こんなコトに考えをめぐらせていた。

それは・・

ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションが、近年の、強化された守備ブロックを崩していくために、いかに、重要な意味をもっているか・・

このテーマを、アントラーズが、ゼルビア守備を崩し切れないシーンを観ながら、反芻していたっちゅうわけだ。

ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーション・・

それは、とにかく、トレーニングで、複数プレイヤーの「イメージング」を鍛えるしかない。

そう、イメージング・シンクロのレベルアップね。

今回のクラブW杯でも、そんな、相手の虚を突く、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションをマスターしているチームが、頂点に立つはず。

あっと・・

明日の早朝には、UEFAチャンピオンズリーグだけじゃなく、イタリア・セリエAでも準優勝に泣いた、インテル・ミラノとの、サバイバルマッチが控えている。

強敵だよ。

まあ、相手にとって不足なし・・

いまから、楽しみです。