2024_ACLの6・・この試合については、ゴール機会の「創り方プロセス」ってな視点で、注意ぶかく観察していましたよ・・(マリノスvsポハン、2-0 )
ポハンは・・
今週末、重要な国内マッチがあるということで、主力と呼ばれるプレイヤーは、ほとんど帯同させずに横浜に馳せ参じたということだ。
まあ、そのこともあるんだろうね、ゲームのイニシアチブは、終始マリノスが握りつづけた。
そんなゲーム展開を観ながら、わたしも、「視点」を、変えることにした。
そう、強化ディフェンスの相手に対して、いかに、ゴール機会を創りだしていくのか・・
たしかに、マリノスは、人数をかけて強力なブロックを組むポハンに対し、攻めあぐむ時間が長かったんだよ。
それでも、ゴール機会は、創りだした。
例えば・・
・・2列目で、タメを創りだし、「そこ」でキープしたり、ドリブルで突っ掛けることで・・
・・相手の視線を「引きつけ」る・・
・・そして、最前線で、少しだけフリー気味になったチームメイト(まあ、アンデルソン・ロペスね)へ、ズバッてなラスト縦パスを通す・・
・・それに、先制ゴールを奪った、ショートカウンターもある・・
・・ポハンの攻め上がりを途中で潰し、そこからの(ショート)カウンターから、決定的なゴール機会を創りだす・・
・・ヤン・マテウス、エウベルといった、サイドのドリブラーによる仕掛け・・
・・また、ワントップの、アンデルソン・ロペスも、何度か、「ソロ勝負ドリブル」で、シュートまで持ち込んだシーンがあった・・
・・もちろん、サイドを「深くえぐって」マイナスのグラウンダークロスをブチ込むようなチャンスメイクシーンもあった・・
・・そこで、ニアポストスペースへ、忠実に走り込む味方が、常にいたのも特筆ポイント・・
・・そして・・
・・スマートに、ゴール機会を創りだしたシーンで目立っていたのが・・
・・言わずもがなの、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーション・・
・・もちろん、そんな「緻密」なチャンスメイクを創りだすためにも・・
・・たまには、ロング・タテパスとか、放り込み気味のアーリークロスをブチ込むとか・・
・・そんな、アバウトな仕掛けをブチかますコトで、相手の「迷い」を誘うという効果もある・・
・・要は、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)での「変化」を、どのように演出するのかというテーマのことだね・・
とにかく私は、マリノスが、ポハンの「強化ディフェンス」を、どのように崩していくのかという興味で、人とボールの動きを追っていたのさ。
でも、ポハン選手を(そのイメージングを!)振りまわしてスペースを攻略するという意味では・・
個のドリブル勝負もそうだけれど、それ以上に、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションこそが、もっとも実効レベルが高いと思っていた筆者なのだよ。
まあ、とはいっても、「定型」のないサッカーだから・・
そう、チャンスになるような「仕掛けプロセス」は、千差万別だっちゅうことなんだよ。
まあ、それでも、「傾向的な表現」は必要だから・・
一生懸命、「グラウンド上の現象」を、傾向に応じたカタチで、言葉にしておくことにトライしつづける、筆者なのだ。
へへっ・・
あっと、ジョン・ハッチンソン横浜マリノス・・
よいプロセスで、チームのフォームがアップしているって感じる。
彼らもまた、来シーズン「J」の、主役候補だね。