2023_J2_第30節・・いまのヴェルディに必要なのは・・強烈な「意識と意志パワー」が集約した主体性プレー・・それこそが、次のステップにつながる「唯一の」リソースなんだ・・(秋田vsヴェルディ、0-1)
さすがに、闘う意志が集約したチームだ。
そう、吉田謙が率いるブラウブリッツ(ドイツ語で、青い稲妻)秋田。
とにかく、ボール奪取プロセス(守備)での「寄せ」がハンパない。
だから、その寄せを信じるチームメイトたちも、次、その次ってな感じで、ヴェルディの人とボールの動きを「ぶちこわし」にいく。
前半は、殊の外、そんな彼らのプレーイメージが、ツボにはまりつづけた。
でも・・
そう、後半になってからは、徐々に、ヴェルディが、イニシアチブを握りはじめるんだ。
そんなゲーム展開の「変容」は、どちらかといったら、秋田プレイヤーたちの「疲れ」が背景にあったように感じる。
そう、次、その次の(ヴェルディの)バスレシーバーへの「寄せ」が、徐々に、遅れはじめたんだ。
そうなったら、ヴェルディの、人とボールの動きの「リズム」が、アップしていくのも道理。
どうなんだろうね・・
ドイツへ出張していたことで、このところの彼らのサッカーを体感できていないわけだけれど・・
とにかく、ヴェルディが「ネガティブなドツボ」にはまるパターンは、決まっているよな。
そう、自分たちの「リズムイメージング」で、人とボールを動かせなくなったとき。
そして、次、その次のフリーランニング(パスレシーブの動き)が停滞しはじめ、人とボールの動きもダウンすることで、相手に簡単にボールを奪われてカウンターを喰らう・・
そんな「悪癖」を、何とかしなければ、いけない。
そこでの唯一の「策」は・・
何といっても、相手の勢いに「輪をかけたパワー」で、ボール奪取プロセス(守備)でのダイナミックな寄せをブチかますんだ。
中盤の三人(稲見哲行、森田晃樹、齋藤功佑)は、とてもハイレベルな才能に恵まれている。
でも・・
そう、この三人から、味方を𠮟咤・鼓舞するようなリーダーシップは、感じられない。
もっと、この三人が主軸になって、チームの雰囲気を引っ張っていかなきゃいけない。
それこそが、これからの勝負の時期で、もっとも大事なファクターなんだと思うわけだ。
とにかく・・
ゲーム全体としては、秋田に「勝負ペース」を握られていたのは、確かな事実だよね。
そんなゲーム内容は、いまのヴェルディならば、「自分たちで」何とかできる。
それが、このコラムで言いたいことなんだ。
そう、強烈な「意識と意志パワー」が集約した主体性プレー・・
それこそが、次のステップにつながる「唯一の」リソースなんだよ。
この、ラッキーな勝ち点3を無駄にしないためにも、その絶対ベースを、見つめ直して欲しい。