2025_ACLの15(決勝)・・準決勝と同じ「ゲームの構図」・・結果は、違ったけれど・・長谷部茂利フロンターレは、よく頑張った・・胸を張って、ご帰国あれ・・(アル・アハリvsフロンターレ、2-0 )
そりゃサ・・
個のチカラの総体じゃ、世界選抜的なキャラクターの(!?)アル・アハリには、後れを取っている。
・・ってな感じで、準決勝とまったく同じフレーズで書きはじめたわけだけれど・・
でも結果は、準決勝とは違い、残念なモノになってしまった。
それにしても・・
内容では(準決勝と同様に!)互角以上のモノを魅せつけたコトは確かな事実だから、わたし自身は、とても悔しい思いに苛(さいな)まれていたよ。
とにかくフロンターレは、攻守にわたって、相互信頼ベースの「組織」を前面に押し出しながら、とても立派な闘いを、「世界選抜」に対して、挑んでいった。
だからこそ、準決勝の「顛末」に近づくことができたんだよ。
まあ、結果は、別にしてね。
ところで・・
この勝負マッチを、さまざまな視点で追いながら、自然と、2011年にドイツで行われた、FIFA女子W杯のコトにも思いを馳せていた。
そう、そこでも、「組織vs個」というゲームの構図が、アリアリだったんだ。
でも、澤穂希ナデシコは、最後の最後まで諦めず、ドラマチックな「粘勝」を、手にした。
わたしは、その大会を、全日程、現地で、追いかけつづけた。
それについては、2011年の「トピックス倉庫」を、探ってみてください。
ちなみに、決勝のコラムは「こちら」。
また、大会のアトのハナシだけれど・・
ナデシコの大会初戦がおこなわれたボーホムで開催された、ドイツ(プロ)サッカーコーチ連盟主催の「国際会議」に招待されていたんだ。
そこで、当時の会長ホルスト・ツィングラーフ(個人的にも、親しい友人です)が、我らが澤穂希ナデシコに対して、とても素敵な賛辞をおくってくれたんだ。
そのときのコラムは「こちら」。
要は・・
誰もが分かっていたことだけれど・・
そう、特にフィジカルで、ナデシコが、絶対的に「不利」だったという事実。
でも、我らが澤穂希ナデシコは、最後の最後まで、「組織」で、闘い抜いた。
そして、会長のホルスト・ツィングラーフは、そのポイントを強調し・・
「我々は、サッカーの本質的な価値と魅力で勝ち切った日本の女子代表を、とても誇りに思う・・」なんて、そんな素敵なフレーズで、開会挨拶をしめくくったモノさ。
とても誇らしい気持ちだった。
そして、澤穂希ナデシコに対し、同じサッカー人として、心からの称賛と感謝の拍手を(心のなかで)おくっていたよ。
サッカーの基本は、組織プレーなんだよ。
そう、英語で「Association Football」と呼ばれるようにね。
だからこそ、世界トップクラスで仕事をするプロサッカーコーチ連中の「コアなテーマ」は・・
世界トップの「個の才能」連中に・・
いかに、「疲れる」攻守ハードワークを、自ら、主体的に(!!)探しまくるようなプレー姿勢(発想)や態度を、植えつけられるか・・
とにかく、これだけは、確かだと思う。
そう、世界トップスポーツであるサッカーの「文化と伝統」を、カネで支配しようとする輩は、世界中の誰にも認められないし、敬意も払われないという、厳然たる事実が、そこにはある。
それにしても、長谷部茂利フロンターレは、よく頑張った。
胸を張って、ご帰国あれ・・