2025_J1_第34節・・このところのマリノスが振りまく、レベルを超えた、チーム一丸の「闘うエネルギー」・・それを引っ張る、監督の大島秀夫に対して、同じサッカー人として、心からの称賛と感謝の拍手をおくります・・(マリノスvsレッズ、4-0)
両チームの実力に、こんな(ゴール数のような!?)差があるとは思わない。
それでも、「こんなコト」が起きちゃう・・
まあ・・ね、いつも書いているように・・
不確実なサッカーは、ものすごくエッジの立った「心理ボールゲーム」なんだよ。
降格リーグで、究極のサバイバルを生き延びようとしている者と、リーグ優勝というモティベーションを「ほぼ」失ったチームの「心理・精神的バックボーン」の差。
まあ、そういうことだね・・
とにかく、ボール奪取プロセス(守備)での、チェイス&チェック(寄せ)と、局面デュエルでの爆発パワーの差には、もう雲泥と呼べるほどの「差」があった。
もちろん、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)でも、とにかく、ボールがないところでのアクションの量と質が、まさに段違いだった。
攻守での運動量の差・・
・・というか・・
選手たちは、攻守における、次に「やるべき仕事」については、明確なイメージングを描けているはずなんだ。
ただ、「それ」を、実際に「全力でつかみ取ろう」と、するかどうか・・
「実質的なアクション」は、闘う意志のレベルによって、まったく違うグラウンド上のアクションとなって現れてくるのさ。
そう、攻守ハードワークという表現に内包する「主体性アクション」に集約されるわけだ。
「それ」を主体的に、探しまくろうとする(実質アクションに移ろうとする)かどうか・・
もちろん、1人が強烈な意志をもって闘ったって、周りのチームメイトが、「笛吹けど踊らず・・」ってな感じだったら・・
そう、ネガティブヴィールスは、すぐにでも、チーム内に「蔓延」しちゃうモノなんだよ。
後半・・
あれ程の「ゴール」をブチかまされたレッズだから・・
わたしは、彼らが、ブロの意地を魅せてくれるって期待していたんだ。
でも、その期待が充たされたのは、後半の立ち上がり数分ほどだった(サミュエル・グスタフソンの惜しいダイレクトシュートが飛んだあたりまで!?)。
そして、前述した、チームとしての「統一された闘う意志」が、目に見えるほどに減退していく。
そうなんだよ、レッズの「熱量」は、マリノスのそれに比べたら、まさに雲泥・・
そして、部分的(あるプレヤー)には、ハイレベルな闘う意志があったとしても、それらが、まったく重ね合わさる(シナジーが生まれる)雰囲気さえ、醸しだせない。
対するマリノス・・
あんな大量リードを奪っているにもかかわらず・・
そう、彼らの「熱量」がダウンする雰囲気は、まったくといっていいほど、なかった。
たぶん・・
そう、いくら、このゲームで勝ったとしても、これからの残り4ゲームでは、何があるか分からない。
・・そうだよっ!!、ここで熱量をダウンさせるなんて余裕は、オレたちには、ないんだ・・
そんな、チームで統一された「ハイレベルな意識と意志」が、放散されつづけていた。
そう、最後の最後までネ・・
とにかく・・
このところのマリノスが振りまく、レベルを超えた、チーム一丸の「闘うイメージング」・・
それを引っ張っている、監督の大島秀夫に対して、同じサッカー人として、心からの称賛と感謝の拍手をおくる筆者なのであ~~る。
そうなんだよ・・
チームが、一つになって共有する「闘う雰囲気」は、ひとえに、監督さんの心理マネージメントのウデにかかっているんだ。