2025_J1_第35節・・ギリギリの「つぶし合い」・・それでも局面では、とても魅力的な「せめぎ合い」が展開され、終わったみれば、死力を尽くした、エキサイティング勝負マッチってな印象に落ち着いた・・(レッズvsゼルビア、0-0)

この、つぶし合いのゲーム・・

やっぱり、ボール奪取プロセス(守備)でのギリギリのせめぎ合いってなコトになるのかな。

そこでは・・

チェイス&チェック(寄せ)と、局面デュエルの内実ってな視点が、中心になった。

そして、その視点では、ゼルビアに、わずかな「一日の長」があった。

もちろん、それは、ゼルビアの「闘う意志」の方が、わずかに上回っていたからに他ならない。

まあ、ボールがないところでのアクションの量と質とか、守備での「仕事」を探しまくる、主体的なプレー姿勢とか、いろいろと表現の仕方はあるけれど・・

ゼルビアが守備に入ったときの、次、その次、そのまた次・・ってな感じで機能させつづける、組織的な前からプレスと、それを機能させつづけるための「アクションの集散」・・

それは、とても素晴らしかった。

彼らは、とてもよくトレーニングされている。

そう、その背景には、優れたイメージトレーニングがあるんだよ。

とはいっても、レッズも・・

たしかにボール奪取プロセス(守備)のダイナミズムという視点では、ゼルビアの後塵を拝する時間帯はあったけれど・・

前節の、マリノス戦での無様な「受け身サッカー」という「悔しい学習」が効いたのか・・

ゲームの流れのなかで、徐々に、「意識と闘う意志」のポテンシャルを増大させていった。

まあ、そのこともあって、結局ゲームは、全体的には、ボール奪取プロセス(守備)が主役だったとはいえ・・

両チームともに、何度か、ゴール機会を創りだしたという意味でも、死力を尽くした、エキサイティングな勝負マッチという表現がフェアだったと思うわけだ。

また、後半22分から交替出場し、ピッチに立ったレッズ中島翔哉。

物理的には、(ケガや古傷などからの!?)問題は大きくないのだろうけれど、やっぱり、心理・精神的な「何らかの障害」は、見え隠れしていた。

そのコトもあって(!?)・・

個のドリブル勝負がスタートしたときでも、こちらは期待をふくらませているのに、結局は「最後のトコロ」まで、ギリギリの勝負を完結せず、展開パスに逃げたりってなシーンが多かった。

まあ、またまた、落胆させられたモノさ。

まあ、たしかに、一度だけ、左足の、テクニカルなミドル弾をブチかました。

それはエキサイティングにチャレンジだったけれど、ゼルビアGK谷晃生に弾き出されてしまった。

難しいネ・・

こちらは、中島翔哉の全盛期を知っているわけで、そのイメージからしたら、まあ、いまのパフォーマンスは、当時とは比較にならない。

どうなんだろうネ・・

まあ、あとは、彼が「内なる闘い」に勝つコトに懸けるしかないか・・

とにかく、彼には、さまざまな意味合いの「自身の納得」を、主体的に掴み取れるコトを、願って止みません。

ガンバレ~、中島翔哉~~・・

最後に、レフェリング・・

そのディスカッションの対象は、もう、ハンドリング(特にペナのなか!!)と、コンタクトプレーでのファウル判断の内容しかありません。

このゲームを仕切ったのは、福島孝一郎さん。

納得いかないハンドリングの反則については、一度だけ、ペナ外のゾーンでの事象があった。

動きは、まったく不自然ではなく、相手が蹴ったボールが、偶発的に、手に当たった。

ハンドの判断(その基準)については、いまでも、明確に確立されたモノは、定まっていないというコトなのか!?

わたしは、いつも書いているように、「故意か、そうじゃない偶発か」という判断基準にのみ従っているんだけれど・・

それは違うのかな!?

また、コンタクトプレーについて・・

そこでも、福島孝一郎さんの判定のほとんどは、アグリーだった。

それでも、なかには、「??」がアタマを占拠しちゃうようなシーンも何度かあった。

わたしの評価基準は、やっぱり、ヨーロッパだね。

だから、そこでのホイッスリングと比べたら・・ってなコトになってしまう。

このコトについても、もっとディスカッションしたいね。

レフェリー・ブリーフィングとかにおいてネ・・

よろしくお願いしま~~す。