2025_ACLE の3・・前半チンチンにやり込められたヴィッセル・・それが後半は、チーム全体が、攻守ハードワークを大きく増幅させ、互角以上の立派なサッカーをブチか ませた・・この経験(体感)には、言葉以上の深い価値がある・・(カンウォンvsヴィッセル、4-3 )

あっ、やっぱりサッカーが変わった・・

後半3分、宮代大聖が、追いかけゴールをブチ込んでから、ヴィッセルの攻守ダイナミズムが、ガラリッと、その姿を変容させたんだ。

そう、彼らの積極的&攻撃的なプレー姿勢(熱量)に、雲泥とも言えるほどのポジティブな変化が出てきたんだよ。

そして、その勢いのとおり、その2分後には、ジェアン・パトリッキが、2点目を、ヘディングで、ブチ込んだ。

実は、前半のコトだけれど・・

ダゾン解説の、槙野智章が、2点目をブチ込まれてから、こんなコトを言ったんだ。

・・あっ、ヴィッセルの、前戦からのプレスが、見るからに活性化しましたよね・・

・・そうそう、それがなきゃ、まったくサッカーにならない・・

そう、おっしゃる通りっ!!

思わず、叫んだ。

サスガに、槙野智章だって、感心したよ。

そのときも、そんな変身(心理パワーの増幅)を演出した「刺激」は、ゴール(失点)だった。

そして後半3分に、ヴィッセル宮代大聖がブチ込んだ追いかけゴールもまた、ケツを蹴り上げられるような「強烈な刺激」だったっちゅうわけだ。

・・たぶん、周りから声が掛かっているんですよ・・

・・前からイケ~~ッてね・・

前半、槙野智章は、ヴィッセル選手たちの「ダイナミックな変化」について、そんなコトも言っていたっけね。

そう、ゴールだけじゃなく、チームメイト相互の、𠮟咤(怒りというダークサイド心理パワー!?)もまた、強烈な、実効ある(!!)刺激なんだよ。

まあ、そのとき(前半)の、前への勢いは、5分と保たなかったけれど・・サ。

そう、前半のヴィッセルは、また、鳴かず飛ばずってな「プレー姿勢」に、戻ってしまったんだよ。

でも後半は、ヴィッセル選手たちの「意識と意志」は、大きく変わった。

ジェアン・パトリッキの追加(2点目)ゴールが決まってからは、ヴィッセルに、ホンモノの「火」がついたんだよ。

そう、チーム全体の、ボール奪取プロセス(守備)におけるチェイス&チェック(寄せ)の勢いが、高みで安定しはじめたんだ。

まさに、主体性プレーの爆発・・ってな感じ。

前半では、その「前への勢い」は、5分と保たなかった。

そして、前述したように、それまで同様に、カンウォンの後塵を拝するばかりだったわけだけれど・・

たぶん選手たちも、そのときのネガティブな感性(悔しさ)を思い出したに違いない。

そしてゲームが、両チームのホントの実力を反映するような「互角のせめぎ合い」へと、盛り上がっていったというわけだ。

わたしは・・

後半44分に、ヴィッセル宮代大聖がブチ込んだ「同点の3点目」だけじゃなく・・

カンウォンのキム・ゴンヒが、後半ロスタイム5分にゲットした、粘りの「勝ち越しゴール」も含めて、両チームのギリギリのせめぎ合いに、舌つづみを打っていた。

実は、前半は、まったくコラムをアップする気力が失せていたんだ。

そりゃ、そうだ・・

究極の「心理ボールゲーム」である不確実なサッカーだから・・

基本中の基本である、積極的&攻撃的ボール奪取プロセス(守備)の「熱量」が失せたサッカーなんて、観たくもないさ。

でも、後半になって、急に、ヤル気が湧き上がってきたっちゅうわけさ。

さて、最後に・・

この試合でヴィッセルが得た、何者にも替えがたい「感性」というテーマで締めます。

それは、不確実なサッカーでは、何が、決定的に重要なファクターか、というテーマとも言える。

要は・・

ボール奪取プロセス(守備)での、チェイス&チェック(寄せ)が、いかに大事なファクターかという、根源的テーマに対する体感の積み重ねのコトね。

前半は、選手たち自身が体感していたように、まさに「無様なサッカー」だった。

そしてカンウォンに、チンチンにやり込められた。

それは、プロサッカー選手にとっては、まさに究極の「悔しい経験」だったはず。

でも・・

そう、後半は、チーム全体が、攻守ハードワークでの「熱量」を何倍にも増幅させ、それまでの「無様な流れ」を、完璧に「逆流」させられた。

そんな、経験(体感)。

それは、とにかく、何者にも替えがたいモノなんだよ。