2025_J1_第14節・・レッズ選手たちのなかで、素晴らしく醸成されつつある「相互信頼」という、心理パワー・・FIFAクラブワールドカップに臨む彼らだからこそ、そんな「感性」は、着実な自信と確信のベースアップになるはず・・(レッズvsヴェルディ、2-0)

まあ、レッズの完勝。

特に・・

後半になってから活性化したヴェルディのスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)だけれど・・

結局は、まったくといっていいほど、危険な「機能性」を、感じさせられなかった。

そして、それこそが、いまのレッズ再生の決定的バックボーンっちゅうわけさ。

ボール奪取プロセス(守備)でのチェイス&チェック(寄せ)への意識と意志の高揚ね。

私は、その「変化」のバックボーンについて・・

チアゴ・サンタナを外したことによる、ポジティブな「心理・精神的な効果」・・

そう思っているわけさ。

皆さんも、ご存じの通り・・

これまで何度も、コラムで、チアゴ・サンタナの、チェイス&チェック(寄せ)のサボリを、指摘した。

チト、アタマにきていたんだよ。

それが、チーム全体に与える、ネガティブ影響は、計り知れないっちゅうわけだ。

もちろんチアゴ・サンタナが、ディエゴ・マラドーナとか、オネル・メッシのような、レベルを超えた、個のスーパー「打開プレー」ができるのならば・・

チームが「許せる」かどうか、ディスカッションの俎上に、のぼってはくるんだろうけれど・・

あっと、許せるかどうか・・

もちろん、それは、サッカー内容に決定的な影響を及ぼす、チームのなかでの、選手たちの「感性」のことだよ。

実際・・

彼が、外されてからは、全体的な、守備における、ボールがないところでのアクションの量と質は、明確にアップしたよね。

だからこそ・・

そう、マテウス・サヴィオや渡邊凌磨、松尾佑介、金子拓郎だけじゃなく・・

ボランチコンビ(安居海渡とサミュエル・グスタフソン・・松本泰志)だけじゃなく、両サイドバック(長沼洋一と石原広教)の、攻守にわたる「意志の爆発レベル」も、明確にアップした。

そう感じるのは、わたしだけじゃ、ないでしょ!?

とにかく・・

サッカーが、究極の、「組織ボールゲーム」であり、「心理ボールゲーム」でもあるコトが言いたかった。

だからこそ・・

そう、それぞれの選手たちが抱える、「意識と意志のハーモニー」こそが、チームのなかでディスカッションしなきゃいけない、絶対テーマなんだよ。

・・アイツ、なんで、もっと走らない(もっと頑張らない)んだ・・

・・あんなヤツのために、汗かきで頑張るなんて・・

チームのなかに、そんな、微妙な「不満」があるとき、すぐにでも、「その不満」が、雪だるま式にチーム内で膨れ上がっちゃう。

逆に・・

心理マネージャーが、そんな「微妙な、心理ネガティブ要素」を・・

巧みなプロセスで取り除けたら、すぐにでも、その効果が、フォームの改善となって、グラウンド上の現象に、ポジティブに現出してくる。

フォーム≒物理的、心理的、戦術的な、チーム状態・・ね。

よく、「カタチ」でサッカーを語ろうとする輩がいるけれど・・

もちろんドイツにも、うまくメディアに乗って、視聴者をケムに巻くような「口八丁手八丁」のヤツがいるんだよ。

でも結局は・・

そう、すぐに淘汰される。

というか、周りからの「ふざけるなよっ!!」ってなブーイングを浴びることで、黙らざるを得なくなる。

それもまた、伝統の為せるワザってなコトなんだろうね。

あっと・・

前述した、レッズ選手たちのなかで、素晴らしく醸成されつつある「相互信頼」という、心理パワー。

FIFAクラブワールドカップに臨む彼らだからこそ、そんな「感性」は、着実な自信と確信のベースアップになるはず。

本番での、彼らの、自信と確信溢れる「組織と個のコラボレーション」を、楽しみにしましょう。