2025_ACLEの4・・ミヒャエル広島サンフレッチェ・・こんな、質実剛健に強いチームが、日本サッカーの「顔」として目立てないとしたら、それは、とても不幸なコトだね・・(サンフレッチェvsカンウォン、1-0 )

カンウォンについては、2節つづけてってなコトになってしまった。

まあ、とにかく、よくトレーニングされたチームだよ。

そう、彼らは、前節ヴィッセル戦とおなじように、前からプレスを、ブチかましつづけた。

その、忠実で(次を予測する!)クリエイティブな組織ディフェンスは、インプレッシブそのもの。

もちろん、そんな強いカンウォンと対峙するミヒャエル広島サンフレッチェも・・

同様に、忠実、そして最後の半歩というファクター(次、その次に対する予測ね)を活かしきるボール奪取プロセス(守備)を魅せつづける。

とても、魅力的で、ダイナミックなつぶし合いじゃないか。

でも、そんななかでも・・

やっぱり、次のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)という視点で、ミヒャエル広島サンフレッチェに、一日の長があった。

そのバックボーンは・・

言うまでもないけれど、人とボールの動きと、その優れたリズム・マネージメントにあり。

もっといえば、やっぱり、ボールがないところでのアクションの量と質に注目すべきだね。

そう、意識と意志の「高さ」・・

要は、人とボールの動きに、チームとしての確固たる「イメージング共有」があるっちゅうコトさ。

そう、チームのなかに、主体性プレーと、自己犠牲のスプリットが、バランスよく充満しているっちゅうわけだ。

そして・・

だからこそ、サッカーチームにおいて、もっとも大事な「スピリット」である、相互信頼という心理ベースが、確固としたカタチで、充実しているわけだ。

そのコトについては、ルヴァンカップ決勝コラムでも、ニュアンス的に、書いたと思う。

とにかくミヒャエル・スキッベは、良い仕事をしている。

ということで、今日は、サンフレッチェ最終ラインでリーダーシップを魅せつづける、ヘディングの鬼、荒木隼人を採りあげたい。

彼のファイティングスピリットは、まさにチームリーダーの鏡であり、足もとや空中戦での「局面デュエルの強さ」でも、チームを引っ張るダイナモだ。

実は、わたし・・

佐々木翔が退場になってからタイムアップまでの20分強、わたしは、イニシアチブを握られるサンフレッチェのボール奪取プロセス(守備)に目を凝らしていたんだ。

そう、荒木隼人の忠実さ、クリエイティビティ(考えるチカラ)、勇気などなどにネ。

もちろん、フィジカル、テクニカル、タクティカルは申し分ないけれど、その持てるチカラを存分に発揮できるのも、彼がもつ、サイコロジカルな絶対ベースなんだよ。

そして、それらが、足もとやヘディングでの「局面デュエル」の強烈バックボーンになっている・・

わたしは、佐々木翔がレッドを喰らった次の瞬間から、荒木隼人のプレーを堪能できるって確信し、そして案の上、「至極の快楽」を堪能していた。

ミヒャエル広島サンフレッチェ・・

今シーズンの「J」優勝戦線への参入は、かなり厳しい状況になってきちゃったけれど・・

こんな、質実剛健に強いチームが、日本サッカーの「顔」として目立てないとしたら、それは、とても不幸なコトだって、感じている昨今なんだ。

そのコトが言いたかった。

とにかく、ミヒャエル広島サンフレッチェが、この試合を勝ち切れて、よかった。