2024_オリンピック女子・・大岩剛ジャパンもそうだけれど・・この池田太ナデシコにも、胸を張って、ご帰国くださいと言いたい・・ホントに、お疲れ様でした・・(ナデシコvsUSA、 延長 = 0-1)
フ~~ッ・・
とにかく、我らがナデシコは、最後の最後まで、本当に、よく頑張った。
歴史に残るよ、この勝負マッチは・・
まあ、たしかに・・
誰がみても、実力では、アメリカに、一日の長がある。
でもナデシコは、そんな「チカラの差」を、「極小」になるように抑制しつづけたんだ。
そのバックボーンは、いうまでもなく、ものすごく忠実で、創造的なボール奪取プロセス(守備)だった。
アメリカは、ボールはキープできるけれど、まったくといっていいほど、組織的にスペースを攻略できなかった。
まあ、カウンター状況は、除いてネ。
人数とポジショニングのバランスが崩れたときこそ、チャンス。
そのことは、両チームに言える。
スペースを攻略できないアメリカに対し、我らがナデシコは・・
徐々に、自分たちの「やり方の実効レベル」が、とても高いコトを体感し、自信と確信レベルを進化&深化させていった。
そんなプロセスは、彼女たちの、どんどん充実していったプレー内容を観ていれば、一目瞭然。
その、充実した進化&深化・・
それは、今回のオリンピックでのギリギリ勝負マッチを体感しつづけたことで・・
いや、そこで、彼女たちが・・
勇気をもって「リスク」にも「チャレンジ」しつづけたからこそ、その進化&深化を、より大きく、飛躍させられたんだと思う。
大会の初戦では、スペインに、かなり「やられて」しまった。
でも彼女たちは、そんな劣勢のなかでも、決して、ネガティブな感性に押し潰されることなく、どんどんチャレンジしていったんだよ。
だからこそ、そこで発展させられた、自信と確信が・・
次の、ブラジル戦、ナイジェリア戦での、「確信に満ちあふれた」積極サッカーとなって、ナデシコの存在感を、大きく押し上げた。
そう・・
そのコトは、このアメリカ戦にも、あてはまる。
解説の矢野喬子が、こんなコトを語っていたっけね。
・・彼女たちは、戦術プランに則り、(主体的に!)ゲームを進めています・・
そう、まさに、その通り。
とはいっても、決して、ステレオタイプの、徹底(戦術)サッカーなんかじゃない。
彼女たちは、獲得した、自信と確信を、ゲームのなかで発展させ、そして、攻守にわたる仕事(ハードワーク)を、積極的&攻撃的に、探しまくったんだよ。
素晴らしい、主体性プレーだった。
とにかくナデシコは・・
主体的なチャレンジプレーを絶対ベースに・・
「あの強い」アメリカに対しても、進化&深化の高揚スピードをアップさせたとまで感じた。
だからこそ、時間の経過とともに、より実効レベル高くボール奪取プロセス(守備)を機能させられるようになった。
そして、だからこそ、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)でのチャレンジプレーも、どんどん増幅させられるようになった。
たしかに、かなり「フィジカル」に劣ることで、局面デュエルで優勢に立ったり、スピードやパワーで相手を置き去りにしたりすることは、かなわなかった。
それでも彼女たちは、あくまでも、人とボールの動きを活性化させることで、強いアメリカに対抗していったんだ。
ナデシコが魅せつづけた、そんな活性化プロセスには、サッカーの美しさと魅力を「形作る」、根源的なメカニズムが内包されていた。
わたしは、ナデシコに対し、また監督の池田太に対して、サッカー仲間として、心からの称賛と感謝の拍手をおくっていた。
大岩剛ジャパンもそうだけれど、この池田太ナデシコにも、胸を張って、ご帰国くださいと言いたい。
ホントに、お疲れ様でした。