2024_ オリンピック準々決勝・・勇気マンマンのリスクチャレンジ姿勢という、ポジティブなスピリチュアル・エルギーを、日本社会全体に送り込んでくれた大岩剛 ジャパン・・わたしは、彼らに対して、同じサッカー仲間として、心からの称賛と感謝の拍手をおくります・・(日本U23vsスペイン、 0-3)

前回、東京オリンピック準決勝での敗戦・・

そのときのコラムを、読み返してみた(そのゲーム標記が、準々決勝になっていた・・失礼)。

そこで書いた内容で目立ったコトは・・

・・互角の勝負サッカーができていた・・

・・それでも、「最後のサッカー内容的な僅差」が、まだ、そこにはある・・

・・とはいっても、「雌雄を決する勝負ファクター」では、たしかに「互角ニュアンス」もテンコ盛り・・

それらが、ゲーム全体をとおした、代表的な印象だった。

たしかに、「数字」的には、今回の方が、悪かった。

でも、内容として、我らが若武者たちは・・

着実に、「僅差を縮められている」し、立派な、「美しい質実剛健サッカー」を誇示できていた。

このゲームで、最後の僅差を感じさせられたのは・・

もっとも大きなトコロは(現象的には!?)、何といっても、フェルミン・ロペスにブチ込まれた、先制ゴール&追加ゴールだったね。

そう、そのミドル弾2発だったと思うんだよ。

それ以外では、「流れのなか」でスペースを攻略された、完璧ピンチのシーンは、ほとんどなかった。

その、流れのなかという評価ベース・・

「最後の僅差」の本質は、攻守にわたって、もちろん、「そこ」にある。

東京のスタジオで、エネーチケー解説を担当していた盛岡隆三も、語っていたけれど・・

・・ボールをめぐる、攻守の「小さなトコロ」で、感じさせられる「僅差」・・

・・それが、積もり積もって、時間の経過とともに、疲労感を「増幅」させていった・・

そうね、そんな表現も、当たっていると思う。

たとえば・・

・・スペイン選手たちが魅せつづける、素早く正確なワンタッチトラップや、ダイレクトでの「チョンッ!」ってな、「はたきパス展開」など・・

そこでの、我らが若武者たちには・・

「その瞬間」でボールを奪い返すコトに、全精力を「凝縮」していた彼らには・・

そんな、自分たちが注ぎ込む「エネルギー」を、巧く、簡単に、「かわされてしまった」ってな印象(体感)が残るわけだ。

それが、心理・精神的バックボーンに、ネガティブな影響を与えないハズがない。

そして、そんなフラストレーションが溜まり、時間の経過とともに、悪影響が大きくなっていく・・

そんな盛岡隆三の主張に、わたしもアグリーではあった。

そう、まさに「小さなトコロ」にこそ、フットボールネーションとの間に、まだ厳然と存在する「最後の僅差」の本質があるということなんだ。

だからこそ、「愛する神は、小さな、目立たないトコロに宿る・・」ってな哲学が、とても重要なコノテーション(言外に含蓄する意味)を、もつ。

ただ、「そこ」でこそ、具体的には表現し切れないほど、攻守にわたる局面プレーに内包される(攻守にわたる戦術的な!)ファクターが、錯綜して、絡み合っているんだ。

だから、文字にすると、どうしても、「感覚的プレーイメージの僅差」とか、具体性に欠ける表現に頼らざるを得ないっちゅうわけだ。

どうなんだろうね、日本サッカー・・

攻守の目的を達成する、局面(組織)プレーでの、互いの「イメージング・シンクロの質」・・

それは、着実にアップしているし、しっかりと結果につなげられるようになっている。

だからこそ、我らが若武者たちは、強いスペインに、簡単には、スペースを攻略させなかった。

また逆に、何度も、スペイン守備の穴(スペース)を突き、ゴール機会を創りだせていた。

ということで・・

前回オリンピックでの、悔しい敗戦との「比較」だけれど・・

わたしは、感覚的な印象ではあるけれど、サッカー内容的に、着実に、「微妙な僅差」は、縮められているって、ポジティブに考えている。

もちろん・・

結果は、悔しい限りではあったけれど・・

それでも・・

「決して失点しない・・」、「決して負けない・・」、「勝つことだけをターゲットに・・」等などの、徹底(戦術)サッカー・・

そんな後ろ向きのサッカーでは、決して得られない、「次の進化&深化につながるポジティブ感性」は、着実に積み上げられたと思うんだよ。

そう、攻守にわたる、勇気マンマンのリスクチャレンジ姿勢・・ね。

そんな、ポジティブなスピリチュアル・エルギーを、日本社会全体に送り込んでくれた大岩剛ジャパン・・

わたしは、彼らに対して、同じサッカー仲間として、心からの称賛と感謝の拍手をおくります。

お疲れ様でした。