2023_J1_第13節・・前半のレッズは、まさに悪魔のサイクルに、とっ捕まっていた・・でも、何人かの選手を入れ替えた後半は完璧に「サッカー内容」が逆流した・・(レッズvsガンバ、3-1)

前半は、観ている誰もがフラストレーションを溜め込んでいた!?

そう、まったく怖くない(!)スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)に対してね・・

とにかく、前半のマチェイ浦和レッズは、大いなる課題を抱えていたんだ。

まあ、それって、勇気をもった仕掛けの変化が足りない・・という表現に集約されるかね。

最終勝負における効果的な「変化」が足りな過ぎるんだよ。

例えば、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーション・・

例えば、大久保智明に代表される、相手が怖がる(!)勝負ドリブル・・

そんな変化が足りないから、ガンバ守備は、落ち着いて、イメージングを構築できる。

そしてレッズは、まんまと、その(自業自得の!?)ワナにはまり込んでしまったんだ。

ダゾン解説の福田正博も含めて、観ている方は、とても、フラストレーションを溜めただろうね。

もちろん、それ以外にも、ミドルシュートとか、アバウトな「アーリークロス」を放り込むことも含め、仕掛け(最終勝負)の変化ツールは、たくさんある。

でも、前半の彼らは・・

最前線から「落ちて」タテパスを受け、そこで効果的なポストプレーを展開するだけじゃなく、何度となく、ウラの決定的スペースへランニングする興梠慎三を除き・・

残りの攻撃陣は、まったくといっていいほど、勇気ある「仕掛け」をブチかませなかった。

ブライアン・リンセンにしても、小泉佳穂にしても、関根貴大にしても。

彼らは、ある程度フリーでボールをもっても、相手の「寄せ」に対して、横パスやバックパスなど、安全策に「逃げる」ばかりだったんだ。

それじゃ、まったく何も生み出せない。

そう、リスクチャレンジのないところに、決して、進化&深化なんて、期待できないんだよ。

あっと、もう一つ。

伊藤敦樹「も」足りなかった。

そう、彼の、攻守にわたる戦術的な「変化の演出」が・・ね。

彼は、チャンスと見計らったら、躊躇することなく、スッ、スッってな感じで押し上げる。

そして、相手の「視界から消え」、決定的な瞬間に、スッてな感じで、姿を現すんだ。

ということで・・

とにかく前半は、リスクを冒していく勇気が足りないって感じたのさ。

そう、興梠慎三を除いてね。

でも・・

そう、そんなフラストレーションが「暴発」するのを、ショルツのスーパーPKが、沈静させてくれた。

タラレバだけれど・・

もし「あの」PKがなかったら、目も当てられない地獄の結果が待ち構えていたかも。

フ~~・・

まあ、後半の、サッカー内容の高揚は、書くまでもないよね。

そこじゃ、前述したフラストレーション要因の、ほとんどが解消されたんだ。

そして・・

そう、人とボールの動きの「リズム」が、大きく好転したんだよ。

そして、周りの、ボールがないところでのアクションの量と質も、大きく高揚していった。

何度もあったけれど・・

ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションが「回っている」なかで・・

そことは離れたゾーンで、3人目、4人目のフリーランニングが「爆発」するんだよ。

サッカーは、ボールがないところで勝負が決まる・・!?

もちろん、パス「ばかり」では、相手のディフェンスイメージの「ウラ」を突くのは難しい。

でも、人とボールが、とても良い「リズム」で動きつづければ・・

「別のゾーン」での、ボールがないところでのアクションの量と質がアップするっちゅうわけだ。

だからこそ・・

そう、不確実なファクターが満載のサッカーは、究極の「心理ボールゲーム」なんだよ。

あっ、スミマセン・・

語り過ぎちゃったですかね。

ということで、今日は、こんなトコロです。