2025_J1_第18節・・「あの」マリノスが、リーグ順位のビリにいるなんて・・まったく、そぐわない・・彼らの反攻は、ここからっちゅうコトなんだろうね・・(マリノスvsアントラーズ、3-1)

面白かったネ~~、意地のぶつかり合い。

オリジナル10同士の闘い・・

それも、リーグランキングのトップ対ボトムだぜ。

また、何といっても・・

そう、そこにゃ、7連勝チームvs7連敗チームってなゲームの事前イメージ構図だって、ある。

すこし迷ったけれど、やっぱり、そんなエキサイティングな「バックボーン」に彩られた勝負マッチに、惹かれた。

そして、実際に・・

そう、あろうことか・・

ゲームが、ものすごくエキサイティングに「盛り上がって」いっちゃうんだ。

ボトムの(ホームの)マリノスが、3点をブチ込んでリードしちゃうんだよ。

前半4分、サイドからの崩しから、アンデルソン・ロペスが「個のチカラ」でシュートまで持ち込む。

でも、そのシュートは、舩橋佑に弾かれてしまう。

ただ、そのこぼれ球が、後方から攻め上がっていた永戸勝也の足許へ・・

ものすごい、ダイレクトでのミドル弾だった。

先制ゴール。

そして、その後は・・

そう、マリノス、ヤン・マテウスの「魔法の左足」が光り輝き、追加ゴール&3点目をゲットしちゃう。

チト、ビックリしたけれど、サッカーじゃ、そんなコトは日常茶飯事だからネ。

そんな大量リードを奪ったマリノスだけれど、実は、このところ・・

新監督を迎えたにもかかわらず、結果を出せず、前述したように、連敗がつづいてしまっていたんだ。

そんな、ジリ貧のマリノスだったけれど、それでも私は・・

彼らのサッカー自体は、前節のヴィッセル戦もそうだったけれど、徐々に持ち直しているって感じていたんだよ。

だから、リーグ首位のアントラーズに対して、オリジナル10の意地も含めて、マリノスが、どんなサッカーを魅せるのか、興味をそそられたわけサ。

そして実際にマリノスは・・

まさに、そんな期待に違わない、とても高質な組織サッカーを、攻守にわたって魅せたんだ。

まず何といっても、その、積極的&攻撃的ボール奪取プロセス(守備)。

誰もサボらず、常に、チームメイトの「ボール絡みデュエルを」をベースに、しっかりと、次のボール奪取勝負を「イメージング」しているんだよ。

そう、サポート、カバーリング、インターセプト、集中プレス・・等など・・ネ。

マリノスは、最後の最後まで、そんな「有機的な組織ディフェンス」を、素晴らしいレベルで、機能させつづけていたんだ。

それも・・

そう、大量リードを奪われた、リーグトップに君臨するアントラーズに対してね。

そんなアントラーズが、もう、脇目も振らずに、全力のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)をブチかましてきたことは、言うまでもない。

でも、マリノスのボール奪取プロセス(守備)は、まったく動ぜず、立派な「組織プレー」をブチかましつづけたんだ。

そう、とてもハイレベルな、主体性プレーの積み重ね。

そんな主体性が前面に押し出されたディフェンスだったからこそ・・

次のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)でも、ボールがないところでのアクションの量と質が、高揚しつづけるんだよ。

ところで、監督の「心理マネージメント」。

選手たちは、脅したって、スカしたって、決して、自分たちの「限界を超える」ような闘いは、魅せられない。

とにかく、自分に「勝つ」ことが大前提の「超越ダイナミズム」は・・

選手たち自身が、自ら(主体的に)、コレをやりたい、こうありたいって切望し・・

自ら、強い意志をもって、リスクにチャレンジしなきゃ、決して生み出すことは、できない。

足を使うことで不確実なサッカーは、基本的に、自由なボールゲームというわけだ。

そう、(選手たちによる)意志のボールゲームね。

だからこそ監督は、選手たちを、覚醒させなきゃいけない。

あくまでも、彼らの「自覚と意志」を絶対ベースにしてね。

マリノス新任監督、パトリック・キスノーボは、前述した「心理マネージャー」としても、良い仕事をしているって感じるよ。

少なくとも、チームマネージメント哲学の「基本路線」は、正しいと思うわけさ。

まあ、「あの」マリノスが、リーグ順位のビリにいるなんて・・

そう、まったく、そぐわない。

まあ、マリノスの反攻は、ここからっちゅうコトなんだろうね。