2025_J1_ (変則)第22節・・レッズをサポートする皆さんも観られたとおり・・後半20分過ぎあたりからのゲーム展開では、レッズの勝ち点1は、ラッキー以外の何 ものでもなかった・・もう、その体感は、「次」に活かすしかない・・(レッズvsセレッソ、0-0)

いったい・・

後半20分を過ぎたあたりからのゲーム内容は、何だったのか・・

それまでは、攻守にわたって、レッズが(本質的なゲーム&勝負の流れについて)イニシアチブを握る展開ではあった。

たしかに、ボール奪取プロセス(守備)では、互角と呼べる展開だったけれど・・

それでも、次のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)では、その目標である、ゴール(シュート)機会という視点じゃ、レッズに、一日の長があったんだよ。

そう、ゴールの可能性が高い、シュートシーン・・ね。

でも、そんなゲーム展開が、後半20分を過ぎたあたりから、ガラリと様相を異にしはじめるんだ。

いったい、そのゲームの流れの「大きな変容」は、何だったのか・・

わたしは、そのバックボーンを、こう考える・・

両チームの選手交代が、それまでのゲーム展開の「方向性」を、大きく逆流させた。

そう、後半20分過ぎあたりから・・

それまでレッズが握っていた、「ゴール機会アドバンテージ」が、完璧に、セレッソに奪い返されちゃったんだよ。

そこからレッズは、ホントに、何度、決定的ピンチに追い込まれたことか。

そして、そんな、ゲーム(勝負)の「逃れの変容」のバックボーンは・・

選手交代によって、セレッソの、ボール奪取プロセス(守備)の勢いが、何倍にも増幅したからに他ならない。

だからこそ、セレッソの、次のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)における、人とボールの動きと、その優れたリズム・マネージメントが、光り輝きはじめたんだ。

それに対して、何人か、選手が入れ替わったレッズは、セレッソの「格段に高揚した動き」を、後追いするばかり。

ここで、サッカーの、ゲーム展開に関する、大原則を、一つ・・

そんな、ゲーム展開の「心理的な悪魔のサイクル」に取り憑かれたら・・

そこから脱出するためには、もう、ボール奪取プロセス(守備)の勢いを、何倍にもアップさせるしかないんだよ。

そう、チェイス&チェック(寄せ)の勢いを「倍増」させるだけじゃなく、その「仕掛けの動き」に、チーム制とが、全員、一人の例外もない全員が、乗っていく。

ホントに、その「悪魔のサイクル」から抜け出すためには、「それ」しか、ないんだ

どこかのアホが言っているように、「立ち位置を変える」とか「ポジショニングバランス」を整備するとか、そんなきれい事じゃ、何も生み出せないんだ。

欧米のトッププロコーチの間では・・

それを、「意志のダイナミズム」って呼ぶことがある。

そう、彼らは、不確実なサッカーが、究極の「意志のボールゲーム」だという絶対的な事実を、しっかりと理解し、グラウンド上で表現しようとしているんだ。

そのための、タクティックであり、心理マネージメントっちゅうワケだ。

でも、そんな「ダイナミックなボール奪取プロセス(守備)の流れに、一人でも、そう、たった一人でも取り残されたら(ハードワークの意志がなければ!)・・

そのネガティブな「受け身で消極的な雰囲気」は、すぐにでも、チーム内に、波及しちゃう。

ということで・・

後半20分過ぎあたりからの、ゲーム内容の「大きな変容」のバックボーンは・・

間違いなく、両チームの、選手交代にあったと思っている筆者なのだよ。

それは、誰にも否定できない、確かな事実だったと思う。

セレッソの(後半13分に)交替した選手たちは・・

そう、例外なく、ボール奪取プロセス(守備)からゲームに入っていった。

もっと言えば、ダイナミックな、チェイス&チェック(寄せ)をブチかましつづけたんだ。

そんなダイナミズムが、チームメイトたちの「意志」までも、活性化した。

そして、だからこそ、次のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)でも、ボールがないところでのアクションの量と質「も」、ダイナミックに増幅させられた。

それは、不確実なファクターが満載だからこそ、最後は「自由」にプレーせざるを得ないサッカーの、根源的メカニズムでもある。

カタチから入り、(その巧みなナラティブで!?)まわりをケムに巻くような輩は、フットボールネーションにも、定期的に出現する。

そして、すぐに、業界から蹴り出されてしまう。

わたしは、そんなヤツらを、もう、数え切れないほど体感している。

あっと、ゲーム・・

とにかく、観られた皆さんもお感じになったとおり・・

レッズは、かろうじて、勝ち点「1」は、取れた。

その事実を、様々な意味を内包する「反省」とともに、「次」に活かしましょう。