2025_J1_(変則)第13節・・両チームのサッカー内容にしても、勝負のエキサイティングなドラマとしても、とにかく素晴らしい「J」のプロモーションだった・・堪能した・・(フロンターレvsレッズ、2-2)

ものすごくレベルの高い、スーパー勝負マッチだった。

とにかく・・

両チームがブチかましつづけた、美しすぎる「主体性プレー」の応酬。

ボール奪取プロセス(守備)でも、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)においても・・

それは、見応え十分(以上!)の、美しい勝負マッチだったんだよ。

でも、この試合では、特に、このポイントに焦点を当てようかな・・

そう、両チームともに、選手交代からの「勝負プロセス」が、特筆だったんだ。

まずレッズ・・

後半14分からグラウンドに立った、マテウス・サヴィオ、松尾佑介・・

その後にも、後半21分には、大久保智明、渡邊凌磨が、登場する。

そう、レッズでは、前戦ブロックが、「全とっかえ」ってな感じになったんだよ。

そして、その交替が、チームにエネルギーを与える。

そう、そこからの、レッズの、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)の内実が、大きく活性化したんだ。

またフロンターレでも・・

そう、勝負の「流れ」を、レッズの選手交代によって奪われそうになったフロンターレの長谷部茂利が動くんだよ。

後半25分に、家長昭博、山本悠樹という、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)の流れを、ポジティブに「変えられる選手」を投入したんだ。

そして、その選手交代が、功を奏する。

そう、彼らもまた、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)の流れに、ポジティブなダイナミズムをもたらしたんだ。

まあ、レッズもそうだったけれど・・

フロンターレもまた、人とボールの動きと、そのリズム・マネージメントが、この選手交代によって、格段にアップしたっちゅうコトだね。

そんな、両チームの、ポジティブ変化を体感しながら、こんなコトに思いを馳せていた。

・・やっぱりサッカーは、攻守にわたって、互いのイメージングをハイレベルに「シェア=シンクロ」させるコトこそが、決定的ファクターなんだ・・

そう、彼らが入ってからの、両チームの人とボールの動きと、そのリズム・マネージメントが、大きく活性化したんだよ。

そして、そんな活性化があったからこそ・・

両チームともに、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションによって、繰り返し、決定的ゴール機会を創りだしつづけたんだ。

ダイレクトパス(まあワンツーね)の積み重ねによって、ボールを「タテ方向」へ運べれば、それは、必ず、相手ディフェンスの「バランス」に問題を生じさせる。

そう、スペースを攻略し、フリーな「フィニッシャー」を創りだせるんだよ。

それにしても・・

そう、86分に飛び出した、フロンターレの勝ち越しゴールは、見事の一言だった。

後半40分に交替したばかりの大関友翔・・

彼が、左サイドで、バックパスを受けてコントロールし、そこから、右サイドでフリーになっていた、ファンウェルメスケルケンへ、見事なサイドチェンジパスを決めるんだ。

そして最後は・・

ゴール前の「状況」を、完璧に視野に捉えていたファンウェルメスケルケンが、そのサイドチェンジパスを、ダイレクトで、ゴール前の決定的スペースへ入り込んでくる、瀬川祐輔へ送り込む。

瀬川祐輔が、そのラストクロスを、これまたダイレクトで、ゴールへ流し込んだコトは、言うまでもない。

それは、まさに、目の醒めるほど美しいゴールだった。

まあ、たしかに、後半11分(56分)の、レッズ関根貴大のダイレクトシュート(フロンターレゴールの右ポスト直撃!!)へいたるプロセスも、素晴らしかったし・・

94分に、大久保智明が、素晴らしいダイレクトボレーで「送り込んだ」同点ゴールも、特筆だった。

ここじゃ、そんなドラマチックなゴールシーンについては、採りあげません。

そうじゃなく、とにかくこのコラムじゃ、このゲームで両チームが魅せつづけた、まさに「高質の極みサッカー」に、フォーカスしたかったんだよ。

悪しからず・・

あっと、でもサ、わたしは・・

そんな、エキサイティングでドラマチックなゴールシーンを観ながら・・

全体的なサッカーとゲーム内容から、神様が、「これは、ドローがフェアな結果じゃネ~か・・」ってなスクリプトを書いていたに違いないって思っていたよ。

へへっ・・

とにかく、とても貴重な「学習機会」を与えてくれた両チームに対して・・

また、「J」の素晴らしいプロモーションをデモンストレーションしてくれた両チームに対して・・

同じサッカー人として、心からの称賛と感謝の拍手をおくります。