2025_J1_第17節・・松橋力蔵FC東京がブチかました、素晴らしい人とボールの動きとリズム・マネージメント・・そのポジティブ刺激によって、レッズの、ボールがないところでのアクションの量と質がアップしていった!?・・(レッズvsFC東京、3-2)

スゲ~、神様ドラマの勝負マッチだった。

まあ、その「ドラマの内実」をテーマに据えようったって、そりゃ、神様スクリプトだから・・

さて~~・・

ということで、この試合では、両チームの、人とボールの動きと、そのリズム・マネージメントにフォーカスしようかな。

何せ・・

そう、松橋力蔵FC東京がブチかましつづけた・・

チーム内で、高い次元で「イメージング・シェア」されている、人とボールの動きと、そのリズム・マネージメントが素晴らしかったワケだからね。

そして、レッズも・・

その「高質サッカー」に刺激を受けた彼らの「組織プレー」も、ゲームのなかで、徐々に「質的」に高揚していったんだ。

このところのレッズは・・

膠着したゲーム展開になったら、急に、それも大幅に、ボールがないところでのアクションの量と質が、減退しちゃう(足を止めちゃう!)。

そしたら、自ら、心理的な悪魔のサイクルに落ち込んでいっちゃうのも道理。

それでも、一時期の(連勝街道の)レッズは・・

チアゴ・サンタナという、組織プレーにとっては、まさに「ブレーキ」としか言いようのないプレイヤーを外したことで・・

そのサッカーが、大きく好転し、戦績も、ビックリするくらいアップしたんだよ。

だから私は(ちょっと前までのコラムで書いたように!)、FIFAクラブワールドカップへむけて、「さあ、ここからだっ!!」なんて、期待を込めて、書いたモノさ。

でも、そこから、レッズのサッカーが、再び「暗転」しちゃう。

何だったんだろうネ~~・・

たしかに、チームの「動きの加速装置」、サミュエル・グスタフソンが、ケガで離脱したコトもあった。

また、チームの核(精神的な支柱)になるべき、リーダーの不在もあった。

その意味じゃ、パフォーマンスの内実ではなく、さまざまな意味合いで、「勢いのリソース」でもあった関根貴大を、先発から外したことも、ネガティブな結果を招いた!?

まあ、それは、分からないけれど・・

とにかく、この試合では、松橋力蔵FC東京による人とボールの動きと、その優れたリズム・マネージメントという「強烈なポジティブ刺激」のお陰で・・

浦和レッズの、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)における、ボールがないところでのアクションの量と質が、明らかにアップしていったんだよ。

だから・・

そのコトを、この試合コラムのテーマにしようと思ったわけさ。

たとえば、前半のゲーム展開・・

それは、ものすごく興味深かった。

何が!?

そりゃ、両チームの「チーム戦術的なイメージング」が、鮮明に見えてきたわけだからサ。

ポジティブ、ネガティブの両面でね・・

まずレッズ・・

立ち上がりから、ものすごい勢いで、「前からプレス」をブチかましていった。

前節までの、反省なんだろうね。

その「勢い」は、チーム全体でシェアされ、明確な「シナジー効果」を生み出したのかもしれない・・って、最初は思ったモノさ。

そうなんだよ・・

その「動きのダイナミズム」は、そのまま増幅していくのも道理ってなゲーム展開だったんだ。

そのコトは、やっているレッズ選手たちも、明確に「体感」していたはず。

だから、その勢いを、もっと高揚させようと、より積極的&攻撃的に(主体的に攻守ハードワークを探しまくる)、ボール奪取プロセス(守備)を仕掛けていったんだよ。

もちろん、その勢いは、チェイス&チェック(寄せ)の内実に、明確に感じられ、その「雰囲気」がチームのなかに充満していったと感じた。

そう、ボール奪取プロセス(守備)での、ボールがないところでのアクションの量と質が、ハンパなく増幅していったんだよ。

そして、そんな積極的&攻撃的なボール奪取プロセス(守備)のアクションは、次のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)での、ボールがないところでのアクションの量と質をも、アップさせる。

これは・・

そんなダイナミックなシーンを観ながら、期待に、胸を膨らませたモノさ。

でも・・

そう、そんな雰囲気のなかで、安居海渡が、PKの反則を取られちゃう。

まあ、このコンタクトプレーについては、コメントしません。

そうではなく・・

その先制ゴールの「後」の、ゲーム展開が、とても興味深かったんだよ。

そう、松橋力蔵のコンセプトを、周知徹底するFC東京に対して・・

前述した、前節までの、「変な受け身の空気につつまれるレッズ」ってな、ネガティブ現象が、またまた、首をもたげはじめたんだ。

ちょっと前までの、レッズのサッカー・・

それが「停滞気味」になってしまった元凶は、何といっても、ボール奪取プロセス(守備)と、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)での、ボールがないところでのアクションの量と質にあった。

そう、「それ」が高揚していかないから、うまく、人とボールを動かせなくなったんだよ。

そして、このゲームでも・・

たしかに、サミュエル・グスタフソンの復帰によって、タテへのボールの動きは、活性化した。

でも、そんな優れたタテへの仕掛けパスを活かせる、ボールがないところでの3人目、4人目の動きが、うまく連動しない。

それじゃ、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションによって、相手ディフェンスを振り回すことなんて、夢のまた夢さ。

そんなレッズに対して・・

松橋力蔵FC東京は、例によって、素早くスムーズで、広い、人とボールの動きを、優れたリズムで表現しちゃう。

わたしは、その時間帯の、レッズの、「悪い癖」を観ながら、何とかならないのか・・なんて、毒づいていた。

でも、時間の経過とともに、レッズが・・

そう、ビックリしたことに、FC東京の「人とボールの優れた動き」に刺激されるかのように・・

彼らの、組織プレーの「内実」が、好転していくんだよ。

もちろんレッズ選手たちは、そんな「イメージング停滞の元凶」について、マチェイ・スコルジャから、かなり指摘されていたはず。

また、人とボールの動きの「加速装置」でもある、サミュエル・グスタフソンの復帰も、大きかった!?

そして徐々に、彼らのスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)における、人とボールの動きと、そのリズム・マネージメントが、好転していったんだ。

そして、前半32分には、石原広教の、まさに「キャノン」ってな感じの、スーパーミドル同点ゴールが、決まるんだ。

そのとき・・

松尾佑介の「折り返し」に対して、二人、三人と、ゴール前へ、全力スプリントで、入り込んでいくレッズ最前線。

そして、そのヘディングシュートが、跳ね返ったところを、石原広教の、目の醒めるようなスーパーミドルが、決まったっちゅう次第。

さて・・

でも、後半のドラマについては・・

もうエネルギーが残っていないから、割愛しちゃう。

スミマセン・・

とにかく・・

そこで展開された「神様ドラマ」は、何度、観かえしても、新たな感動が呼び起こされるよね。