2025_ナデシコ・・素晴らしいサッカーで、強豪カナダを圧倒したナデシコ・・そして、世界トップとの「僅差の内実」にも、注目すべきポジティブ変容が・・(ナデシコvsカナダ、 3-0 )

ナデシコが、さまざまな意味でカナダを凌駕した親善マッチ・・

ということで、ピックするテーマだけれど・・

わたしは、人とボールの動き、そしてそのリズム・マネージメントってな視点にしたいね。

というのも・・

そう、その「動きの内実」こそが、サッカーの「質」を決めちゃうワケだから・・

特に、「人とボールの動き」のリズム・マネージメント・・

その「リズム」が良ければ、自然に、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)における、ボールがないところでのアクションの量と質も、アップするんだよ。

そう、そのリズムが「クリアにイメージ」できれば、パスを受ける動きも、加速する。

そして、その優れたリズム・マネージメントにともなって、ボールがないところでのアクションの量と質がアップしてくれば、おのずと、パスの「質」もアップする。

そう、そのことによって、スペースパスを、より効果的に「機能」させられるんだ。

ところで、強豪カナダ・・

彼女たちは、優れた個の能力」という明確な武器があるコトで、どちらかといったら「足許」につけるパスをつなぎながら、個の勝負を主軸に仕掛けようとする。

もちろん、一発ロング縦パスも含めてネ。

対する、優れたプロコーチ、ニルス・ニールセン率いる、我らが「ナデシコ」・・

彼女たちは、とにかく、組織サッカーの質の向上を「意識」するんだよ。

特にスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)では・・

よい「動きのリズム」を演出できれば、それが、決定的な武器にもなる、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションとして結実するんだ。

男子でもそうだけれど・・

それこそが、昨今の、ゴールがとても難しくなっている現状での、効果的な突破口になるんだよ。

とにかく、我らのナデシコの、人とボールの動き(そのリズム・マネージメント)が素晴らしかった。

まず、そのコトが言いたかった。

あっと・・

良いリズムで、人とボールを動かせるコトのアドバンテージについて、もう少し補足しよう。

人とボールの動きを、優れたリズムで運べれば、チームメイトたちも、「どのタイミングやコースで次のパス」が飛んでくるのか、「より」明確にイメージングできるモノなんだ。

だからこそ、3人目、4人目の「フリーランナー」だって、どんどん押し上げ、より積極的に、決定的スペースへ入り込もうとするわけだ。

そしてそこへ・・

そう、ハイクオリティの「スペース」パスが供給される。

そんな仕掛けのリズムこそが、現代サッカーに、求められているっちゅうわけさ。

でも逆に・・

足許パス(個の勝負ネ)を多用するチームの場合・・

どうしても、相手に、次のパスのタイミングやコースを読まれ、効果的に攻め上がれない。

あっと・・

もちろん、タイミングとコースがピタリと合う「縦パス」が入れば・・

このカナダのように、「個の能力」を駆使する、スピーディーでパワフル、そんな危険な仕掛けだってブチかませる(もちろん危険なカウンターもネ)。

でも、それって、やっぱり、偶発性ファクターが強い「単発の仕掛け」でしょ。

そんな仕掛けだったら・・

やっぱり、「効果的なフィニッシュ」まで持ち込めるシーンが少なくなるのも道理っちゅうわけだ。

とにかく・・

内容的にも、「あの強い」カナダを、「ほぼノーチャンス」に抑え切れたコトには、とても大きな価値があったと思う。

ところで筆者は・・

そんなゲームを観ながら、こんな複雑なテーマ「にも」考えをめぐらせていたんだ。

まあ、簡単に言えば・・

ナデシコと世界との「最後の僅差」の内実。

以前は、個の能力を前面に押し出す、「世界の強豪」に対し・・

我らがナデシコは、徹底的に、「組織」で対抗した。

そして2011年のドイツ女子W杯で、世界に頂点に立った。

そう、佐々木則夫&澤穂希ナデシコ・・ね。

私は、その2011年の大会は、最初から最後まで、現地で「証人」になってきた。

そのときのコトについては、この「コラムシリーズ」を、ご参照あれ。

とにかく・・

まだ澤穂希が小学生だったころ(わたしは読売サッカークラブのコーチだった)から・・

ドイツにサッカー留学し、恩師、故ゲロー・ビーザンツが、西ドイツ女子代表を組み上げるプロセスを体感し・・

そして、2011年ドイツ女子W杯で、歴史に残る成果の「証人」になるまで・・

いや、それ以降も・・

女子サッカーの発展プロセスを、心の片隅に捉えていたという自負はある。

もちろん、現在JFAで、女子委員長を務める、(2011年の、女子代表監督だった)佐々木則夫さんの貢献も、大きかったけれど・・

とにかく、いまの、ニルス・ニールセン「なでしこ」の強さの内実が、以前とは、まったく異なるってなコトが言いたかったんだ。

サッカー要素・・

フィジカル、テクニカル、タクティカル、サイコロジカル、そして神様ファクター・・

ナデシコの場合、なかでも、フィジカルの「格差」が、とても大きかったんだ。

たしかに、今でも、まだまだ「僅差」は残っているけれど・・

でもニルス・ニールセンなでしこは、その「小さな差」を、テクニカル、タクティカルで補って余りあるトコロまで、大きく発展しているんだよ。

ライバルは、欧米列強をはじめ、ブラジルやアフリカなど、多いし・・

彼らはタクティカルでも、(2011の澤穂希ナデシコを模範に!?)組織的にも、より洗練されている。

そんな世界の強豪に対して、ニルス・ニールセン「なでしこ」は、さまざまな意味合いで、「タメの勝負を張れる」トコロまで、成長しているんだよ。

そのコト「も」、事実として、この場を借りて、強調したかった。