2025_J1_第13節・・やっと、内容にともなった結果まで、たぐり寄せたアルビレックス・・また、実力あるミヒャエル広島サンフレッチェの、質実剛健な「立ち直りプロセス」も、とても興味を惹かれるテーマ・・(サンフレッチェvsアルビレックス、0-1)
スゴイね~、アルビレックス・・
彼らについては、偶発的に(!?)3節つづけてレポートすることになった。
そのコラムについては、「こちら」と「あちら」を、ご参照あれ。
そのコラムじゃ、アルビレックスの「内容と結果」が一致していないってな骨子になったっけ。
とにかく・・
戦術コンテンツだけじゃなく、頑張る「闘う意志」も含めて、なんで彼らが、リーグの「降格圏に沈んでいるの??」ってな、疑問符が・・
そして・・
この試合でもアルビレックスは、その秘めたる実力を、いかんなく発揮した。
何せ、相手は、リーグ実力ナンバーワンの一つ、ミヒャエル広島サンフレッチェだからね。
そんな強い相手に対して、アルビレックスは、こんな立派なサッカーを魅せたんだよ。
彼らが、ボール奪取プロセス(守備)での、忠実&クレバー&ダイナミックアクションを、積み重ねているコトは、誰の目にも、明らかだったに違いない。
もう何度も、書いているけれど・・
アルビレックス監督、樹森大介は、ホントに、よい仕事をしていると思うよ。
その「良い仕事」の、賜物として・・
まず、何といっても、その、強烈な意志が迸(ほとばし)る、攻守にわたる、素晴らしい主体性プレーを挙げたい。
わたしは、そんな彼らの「優れた主体性プレー」に対して、同じサッカー人として、心からの称賛と感謝の拍手をおくっていましたよ。
ボール奪取プロセス(守備)でも、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)においても・・ネ。
アルビレックスの場合、そんな強烈な「闘う意志」に支えられた、レベルを超えた「主体性プレー」が、チーム内に浸透しているからこそ・・
たとえば、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)では・・
パスを受けた誰しもが、ものすごい「落ち着きの雰囲気」を、放散するんだ。
決して、慌てず、焦らず・・
そんな、ネガティブ雰囲気などとは、まったく無縁な、冷静で、クレバーなボールコントロールから、まさに創造性を絵に描いたような、人とボールの動きを魅せつづけるんだよ。
もちろん、その「動き」には、チーム内で確立している(!?)確たるリズムがあるんだ。
だからこそ、パスレシーバーも、しっかりと動きわけだ。
ダゾン解説の山岸智も、語っていたけれど・・
そんな、攻守にわたるハイレベルな主体性プレーは、一朝一夕に培われたモノじゃない・・
そうではなく、前任監督の松橋力蔵の「良い仕事の積み重ね」も、あった・・
同感だね・・
もちろん、いまの監督、樹森大介も、良いトコロは変えない(!?)ってな哲学をもっているはず。
とにかくわたしは・・
アルビレックスが「結果」を持ち帰ることができて、よかったと感じていた。
もちろん、皆さんもご存じのように・・
私は、ミヒャエル・スキッベを応援しているよ。
彼の優れた「仕事」によって、今シーズンのサンフレッチェは、確実に、優勝候補に挙げられる。
この試合でも、ミヒャエル広島サンフレッチェは、(特に前半!!)優れたサッカーを魅せたしね。
それでも・・
そう、アルビレックスが放散した、「あの」ポゼッションでの「落ち着き」には、最初サンフレッチェ選手たちも度肝を抜かれたって感じていたよ。
だから、サンフレッチェの、ボール奪取プロセス(守備)における、チェイス&チェック(寄せ)の勢いも、時間を追うごとに「落ち着いていった」って感じられたモノさ。
たぶん、サンフレッチェ選手たちは・・
「安易に当たりにいって逆を突かれるのではなく、ヤツらのペースで展開させた方が得策・・」って、思いはじめた!?
そして、そんな心理・精神的なプロセスを経ながら・・
アルビレックスの、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)が、小見洋太を中心に、どんどんと勢いを増していくんだよ。
それも・・
サンフレッチェ選手たちも、目を見張るほど素早く、大きな、人とボールの動きと、その優れたリズム・マネージメントを魅せながらね。
それでもアルビレックスは、ゲーム全般の内容からすれば、たしかに・・
そう、そんな優れた仕掛けから、チャンスは創りだすアルビレックスだったけれど、どうも、ギリギリのところで、「心理的な何か」が足りないコトで、実際のゴールを奪えないでいたんだ。
この「心理的な何か」が原因で、(あり得ないミスも含めてね!)失点を喰らっちゃうシーン、わたしも、残念に感じていたモノさ。
でも、この試合でのアルビレックスは、最後の最後まで、「意識と意志ポテンシャル」を減退させることなく(変なミスもなく!?)、しっかりと、勝ち切った。
ということで・・
これからは、アルビレックス「も」、視野に入れてリーグを観戦しよう・・って、思っていた筆者なのであ~る。
へへっ・・
あっと、ミヒャエル・・
まあ、実際のサッカー内容が優れている(!)彼らのことだから、こんな「奈落」なんて、「なんのその」ってな感じで、復活してくるに違いない。
ミヒャエル広島サンフレッチェの、質実剛健な「立ち直りプロセス」もまた、とても興味を惹かれるテーマではあるよね。