2025_J1_第4節・・ホンモノの粘り(闘う意志)が込められたチェイス&チェック(寄せ)こそが、このゲームの雌雄を決した・・たしかに後半は持ち直したレッズだったけれど、それでも全体的には、レイソルに完敗を喫したことは確かな事実だった・・(レッズvsレイソル、0-2)

「ボールがらみの競り合いで、勝つことが、もっとも大事なんですよ・・」

ダゾン解説の興梠慎三が、そんな、核心を突いたコメントをした。

でも、その横から出てくる、クソの幾何学コメントが、事実をケムに巻く。

ホント、鼻につく。

フットボールネーションにも、よくいるんだよ。

机上の空論をひっさげ、メディアに乗ろうとする輩が。

周りは、その(見た目!)理路整然とした(しているようあに見える!)ハナシに、気勢を殺がれ、だまっちゃう。

でも、時間の経過とともに、すぐに「化けの皮」が剥がれるんだよ。

ホントに、カタチ(立ち位置やフォーメーションなど)によって、サッカーの本質的な「機能性」がアップするのかい?

だったら、足を使わなければならないことで、不確実なファクター満載のサッカーは、ホントに単純なボールゲームっちゅうコトになっちゃう。

興梠慎三が言っていたのは、局面デュエルを制する者が、ゲームの流れも制する・・っちゅうコトだよね。

そこでは、極限の「意志のチカラ」が問われるんだ。

そう、サッカーは、究極の「意志のボールゲーム」なんだよ。

だから、興梠慎三のコメントこそが、核心を突いたファクターだっちゅうわけだ。

よくサ、「トライアングルを創れ~っ!!」なんて叫んでいるコーチがいるけれど・・

トライアングルは、人とボールを動かそうとするプロセスで、「自然」にできつづけているんだよ。

だから・・

そう、選手たちに、トライアングルを創ることをイメージさせるなんて、まさに狂気の沙汰じゃないか。

もちろん・・

そう、全体的なポジショニングバランスのイメージを描きながらプレーすることは、大事・・

そのイメージが描けているからこそ・・

自分が、その状況で、どのポジションへ行くべきか、そこで、どのようにボールに触るべきか・・等などの「主体的な判断」が、効果的にできるんだよ。

でも、うまく人とボールを動かせない原因が、数字の羅列(立ち位置やポジショニングバランス)にあるなんていうコメントは、信じがたい。

まあ、仕方ない。

あっと、試合・・

この試合を観ながら、リーグ開幕戦の、ヴィッセル対レッズ戦コラムを読み返していたよ。

その試合でレッズが魅せた、素晴らしいダイナミックサッカーって、いったい何だったんだろう。

もちろん、ボール奪取プロセス(守備)での、チェイス&チェック(寄せ)の内実こそが、ゲームのイニシアチブすう勢を決めるワケだけれど・・

その「内実」について、こんな分析もありかな・・

そう、「寄せ」りゃ、いいってモノじゃないんだよ。

そうではなく、寄せた後の「粘り(闘う意志!)」こそが、もっとも重要なファクターなんだ。

その「粘り(闘う意志の!)ファイト」こそが、自分でボールを奪い返すだけじゃなく、次の相手の展開を「制限」し、仲間に、ボールを奪い返させる機会を与える。

でも・・

そう、いくら「勢い」があっても、単に「寄せる」だけってな「淡泊チェイス&チェック」じゃ、相手に簡単に「次へボールを動かされて」しまう。

それこそが、(後から文句を言われないための!?)アリバイ・アクションっちゅうわけだ。

そんなレッズに対して、レイソルの「前からプレス」には、レベルを超えた「粘り」があった。

プレスを掛ける相手に、決して、簡単にプレーさせないんだよ。

このゲーム(特に前半)の内容では、「そのポイント」が、決定的な勝負ファクターかな。

まあ、たしかに、後半は、内容的にも「持ち直し」はしたけれど・・

それでも、この試合について、わたしは・・

全体的には、レイソルに完敗を喫した・・とすることに躊躇しません。