2025_AFC_U20 アジアカップ・・あれほど、ゴール機会で圧倒した日本の若武者だったけれど・・結局PK戦にまでもつれ込んでしまったという現実に、少し考えさせられ た・・(イランU20vs日本U20、1-1 PK= 3:4 )
もう、完全に、バーンドアウト・・
とはいっても・・
これだけ「入れ込み、集中して」観戦できるコトには、やっぱり、感謝しなきゃ。
それにしても、手に汗にぎった。
我らが若武者たちの、まさに勇気と意志が炸裂しつづけた「魂の闘い」。
彼らは、日本サッカーのアイデンティティになった。
わたしは、アイデンティティを、「誇りのリソース」って、定義する。
彼らが、与えてくれた、この「誇りの感性」は、深く、広い。
そんな、深く、広い「ギリギリの感性」だけれど・・
その深さや広さが、そこまで大きくなったことの背景には、勝負が、PK戦にまで、もつれ込んでしまったコトもあった。
何せ・・
そう、ゲーム全体の内容からすれば、我らが若武者たちは、レギュラータイムで、余裕の勝利を収めていても、おかしくなかったんだ。
それが・・
そう、延長戦でも勝負を決めきれず、PK戦にまで「もつれ」込んでしまったんだよ。
わたしは、その時点で、神様が、「日本に微笑む」とは、とても思えなかったんだ。
でも彼らは、やってくれた。
それも・・
そう、最後は、それも2本もつづけて、「ゴールど真ん中へシュートをブチ込む」ってな、強烈な勇気も、示してくれた。
そんな勇気も、アイデンティティ感性のニュアンスを、底上げしてくれたモノさ。
さて・・
この試合からは、一つだけポイントをアップしようかな・・
それは、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)における、危険度の本質・・
皆さんも、ご存じのとおり、それは・・
やっぱり、人とボールの動きと、その優れたリズム・マネージメントこそが、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)の内実を、高揚させるというコトさ。
イランは、たしかに、個の勝負には、強い。
スキルと、スピードとパワーを兼ね備えた、個の勝負エッセンス。
だからこそ、彼らは、「足許パスをつなぐ・・」という確率の高い「攻め方」に固執する。
でも、それでは、このゲームで、いみじくも証明されたように、相手に、余裕をもって抑えられてしまうんだよ。
それでも・・
そう、ダゾン解説の水沼貴史が語っていたように・・
そんな、スペース攻略という視点じゃ、可能性の低い、「ゴリ押しの仕掛け」でも、たしかに、ツボにはまれば、危険この上ない。
水沼貴史は、その事実を、これまで、もう、何度も、何度も、肌身で感じてきたわけだから・・
でも、サ・・
このゲームで、我らが若武者たちが証明したように・・
相手のスピードやパワーも、人とボールの動きを活性化することで、スペースを、より実効レベル高く「攻略」できるモノなんだよ。
スペース攻略とは、ある程度フリーなボールホルダーを創りだすコトね。
まあ、たしかに、イランのようなサッカーじゃ、スペースなんて攻略する必要は、ないのかもしれないよな。
とにかく、「ゴリゴリ」と突き進むコトで、フィジカルで押し込んだり、相手相手のミスを誘うことも含め、ゴール機会を創りだしてしまうわけだから。
そして、もう一つの「現実」も、そこにはある・・
そう、あれほど、イラン守備を振り回してスペースを攻略し、「ゴール機会」を創りだした我らが若武者たちだったけれど・・
結局は、小倉幸成の、(スペース攻略とは関係のないっ!)一発ミドルの「ワンゴールルしか」決められなかったという現実。
そして、「ゴール機会」という視点では、イランを圧倒した延長戦でも、ゴールを決められずにPK戦まで「もつれ」込んでしまった。
なんか、そんなところにも、サッカーの「理不尽な奥深さ(現実)という事実」を、反芻させられていた筆者だったのだよ。
フ~~~ッ・・
それにしても、勝って、よかった・・
そしてわたしは、その喜びを噛みしめながらも・・
すぺてのコーチは、「美しく勝つことを志向しなきゃいけない・・」なんて、常日頃、主張している自分を、見つめ直しているわけさ。
ちちろん、その「哲学」は、まったく揺らぐことはないけれど、それでも・・
そう、現実的に、トーナメント戦とか、それ以外にも、勝たなければならない状況はあるわけで・・
そこで、「勝つことだけを志向するやり方」を否定しまくるのも、考えモノだな~~・・なんてね。
まあ、柔軟に、柔軟に、行き過ぎの(!?)原理主義から、解放されるのも一考かな・・
へへっ・・
ということで・・
次の準決勝(2月26日の水曜日、2030時キックオフ)・・
W杯出場を決められたコトで、解放された両チーム(日本とオーストラリア)の、ホンモノの(美しい)実力がぶつかり合うエキサイティング勝負マッチに、期待しましょう。