2025_ナデシコ・・テーマとして、ニルス・ニールセンが志向するイニシアチブ掌握サッカーと、谷川萌々子をピックしました・・(コロンビアvsナデシコ、 1-4 )

このゲームからは、二つのテーマをピックしようかな。

一つは、ニルス・ニールセンが志向する、イニシアチブ掌握サッカー。

もう一つが、谷川萌々子という天賦の才。

たしかに、ニルス・ニールセンは、積極的&攻撃的ボール奪取プロセス(守備)から、次のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)では、「ポゼッション系」の人とボールの動きを好むようだ。

そんなサッカーを体現するためのエッセンスは、何といっても、ボール奪取プロセス(守備)でのチェイス&チェック(寄せ)。

それが活発だからこそ、次、その次で効果的なアタックを仕掛けてボールを奪い返せる。

そうなんだよ・・

このチェイス&チェック(寄せ)というテーマから、すぐに、谷川萌々子というテーマにはいっちゃう筆者なのであ~る。

へへっ・・

要は、素晴らしい才能に恵まれている谷川萌々子は、もっと、もっと、ボールがないところでのアクションの量と質をアップさせなきゃ、その才能がもったいないっちゅうことさ。

彼女は、視野が広い。

ボールをもったら、いや、もつ前から、どこに、誰が、そしてどのスペースが活かせるかってな組織サッカーのエッセンスが、アタマに「描けている」って感じるんだよ。

だから・・

そう、味方からのパスを、ダイレクトで(!)とても効果的に(!)次のステーションへ「つなぐ」ことができる。

もちろん、ボールを持った状況でも、しっかりとキープできるし、そこから、ポゼッション系の(!)パス「は」うまく出せる。

でも、彼女の、全体的なプレー内容に、チト、不満がつのったんだ。

あんな才能に恵まれているのだから、なんで、もっと、もっと、ボールに触ろうとしないのか。

ボールがないところでのアクションが、まさに「テンコ・テンコ」ってな、怠惰な走りばかりなんだよ。

それに対して・・

後半から登場した長野風花は、ボールがないところでのアクションに、メリハリがある。

止まったり、急にスプリントして、タテへの仕掛けパスを「呼び込んだり」、またボールを持ったら、常に、タテへの「勝負パス」を狙っている。

だからこそ、最前線も、長野風花がボールを持ったら、常に、ウラの決定的スペースを狙うんだ。

もちろん、そんな「仕掛けマインド」を共有しているからこそ、長野風化を中心にした、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションも、ブチかませる。

まあ、谷川萌々子を、いまの時点で(!?)、あのスーパーな長野風花と比べるのは、フェアじゃないかもしれないけれど・・

とにかく、いまの谷川萌々子の「プレーぶり」じゃ、彼女の才能が、まさに、もったいないって感じられるんだ。

まだ若い!?

いや、だからこそ、長野風花を「押しのける」くらいの、闘う意志が、大事なんだよ。

大きなステップアップを志向してね・・

とにかく、谷川萌々子の「プレーぶり」が不満。

いや、彼女のアタマのなかに描かれている、攻守にわたる、「イメージングの全体像」といった方が、正確かな。

・・なんで、あそこで、タテパスを呼び込まないんだ(全力フリーランニングを仕掛けないんだ)・・

・・良いカタチでボールを持ったのに、どうして、勝負ドリブルや、そこで相手を引きつけた勝負スルーパスを狙わないんだ・・

・・もっと、もっと・・

そんな、不満ばかりが、溜まっちゃったよ。

何せ・・

そう、立ち上がり数十秒ってなタイミングで飛び出した、谷川萌々子のスーパーミドル先制ゴールを魅せつけられたわけだからサ。

そりゃ、その後の彼女のプレーに対する期待が、天井知らずってな感じになるのも道理でしょ。

でも、その後は、組織的な組み立てでも(クレバーなダイレクトパスは秀逸だけれど・・)、仕掛けプロセスでも、どうも、煮え切らない。

もっと、長野風花のように、仕掛けプロセスで、「自分が主役になってやるっ!!」ってな覚悟が、必要なんだよ。

そう、サッカーは、究極の「意志のボールゲーム」だからネ。

それも、積極的&攻撃的な・・ネ。

ということで、谷川萌々子という才能については、特に、ニルス・ニールセンという「才覚ある」プロコーチに、期待したい筆者なのであ~~る。

へへっ・・

とにかく、ナデシコのサッカーは、どんどん、積極的&攻撃的なモノへと(イニシアチブ掌握サッカーへと!?)、進化&深化をつづけているって感じる。

さて数日後の、アメリカとの対戦が、ものすごく楽しみになってきたじゃないか。