2024_J1_第36節・・さすがに、リーグ優勝がかかった勝負マッチ、ヴィッセルもサンフレッチェも、ギリギリの「心の闘い」をブチかました・・堪能した・・(ヴェルディvsヴィッセル、1-1)、(レッズvsサンフレッチェ、3-0)

レビュー

優勝を争う2チームの勝負マッチを、短く、まとめます。

————-

まず、ヴィッセル・・

ボール奪取プロセス(守備)における、最高「熱量」のぶつかり合い・・

まず、そんな印象が、脳裏に焼き付いた。

そして、だからこそ・・

そう、そんなギリギリ勝負シーンでの、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)で、いかに、相手のプレスを、かわし、「次」につなげられるか・・

それが、テーマになるわけだ。

そして・・

そんな状況だからこそ、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションが、決定的に重要な意味をもってくる。

でも・・

そう、相手は、ボールホルダーだけじゃなく、常に、次のパスレシーバーを狙っているんだ。

両チームともに・・ね。

それが、相手の人とボールの動きと、「そのリズム」を視野にいれた、「協力プレスの集散」っていうテーマの骨子というわけさ。

とにかく・・

その視点でも、両チームともに、しっかりと、相手の「人とボールの動き」と「そのリズム」に対応するように、ボール奪取プロセス(守備)を、機能させつづけているというわけだ。

サスガだね。

とにかく・・

両チーム監督の「優れた仕事」に、心からの称賛と感謝の拍手を、おくりたいね。

特に、今シーズン「J2」から昇格し、気を吐いている、城福浩ヴェルディ。

わたしも、彼らが、ここまで、「良いサッカー」で、成績も残せるとは、正直、思っていなかった。

この勝負マッチでの同点ゴールも、含めて・・ね。

城福浩は、ホントに、素晴らしい仕事を積み重ねていると思う。

最後に・・

ヴィッセルの、(年増の!?)突貫小僧、武藤嘉紀。

彼の、積極的&攻撃的プレー姿勢を象徴するシーン・・

ヴェルディが、よいカタチでボールを奪い返し、そのまま、よいカタチで、カウンターをブチかまそうとしていた。

誰もが、「これはヴェルディのビッグチャンスになる」って、確信した、チャンスシーン。

でも、そんな状況で、一人の「白い選手」が、猛然と、カウンターを仕掛けようとするヴェルディ選手にアタックを仕掛け、ボールを奪い返してしまったんだ。

その白い選手こそ・・

攻守にわたって、粘りのハードワークを積み重ねながら、「ここぞっ!」のチャンスで、決定的な仕事をブチかましつづけた、武藤嘉紀。

インテリだし、強烈な「意識と意志ポテンシャル」を、内に秘めている。

わたしは、ヴィッセル吉田孝行が、彼に(また大迫勇也にも!?)大いに助けられていると、思っている。

そう、監督にとって、武藤嘉紀(大迫勇也)は、グラウンド上の「エクステンション・ハンド」なんだ。

素晴らしいリーダーじゃないか。

さて、前半は、ここまで、後から、ミヒャエル広島サンフレッチェについて、レポートします。

———————

さて、そのサンフレッチェ(対レッズのアウェー戦)・・

ゴール数からすれば、まさに完敗のように見える。

でも、ゴール機会を創りだした仕掛けプロセスも含めた「全体的なゲーム内容」からすれば・・

ミヒャエル広島サンフレッチェにとって、まさに、悔しい敗戦っちゅうことになるんだろうね。

そういえば、前述のヴィッセルにしても・・

後半ロスタイムに同点ゴールを叩き込まれたっけ。

これって、リーグ優勝のプレッシャー!?

微妙な「情緒」だけれど・・

それは、プレッシャーなんかじゃなく、単純に、「これが、神様スクリプトのサッカー」だって表現するのが、正解のようにも感じる。

それにしても・・

前半から、何回、両チームは、決定的「ゴール機会」を創りだしただろうか。

また、微妙なジャッジも含めた、ドラマ性。

まあ、それらを総合すれば・・

この勝負マッチが、「神様のいたずら」だったってな印象を、ことさらに、否定する必要もないかな・・

・・なんてね。

ということで・・

これで、イメチェン(!?)のゼルビアも含めて、上位4(5!?)チームが、残り2試合で、しのぎを削るってなリーグ展開になってきた。

皆さんも、最後の2試合を、とことん楽しもうじゃありませんか。