2024_U23 アジアカップ・・この勝利による、意識と意志パワーの(格段の!?)充実と進化は、パリ本大会でこそ、その本領が発揮されるはず・・とにかく大岩剛ジャパ ンに対して、心からの称賛と感謝の拍手をおくります・・(カタールvs日本U23、 2-4)

2日もつづけて、こんな、ギリギリの勝負を、魅せつけられて・・

昨夜は、マリノス、そして今夜は・・

ほんと、疲れました。

もちろん、嬉しい疲労だよ。

それでも、やっぱりため息が・・

フ~~ッ・・

いま夜中の、0230時あたり。

内野航太郞が、延長後半7分に、日本の4点目を流し込んでから、既に1時間ほどが経ったタイミングです。

そう、日本U23が、「2-4」と、リードを広げたゴールね。

もちろん、その前の延長前半10分には・・

細谷真大が、素晴らしい抜け出しから、GK股抜きシュート(日本の勝ち越し3点目)を決めていた。

そのゴールには、観ている誰をも「確信」させるに足る、ものすごく重要なコノテーション(言外に含蓄される意味)が、内包されていた。

さて、この、ものすごく難しいゲーム展開になった、カタールとの準々決勝だけれど・・

その経緯を追ってみると・・

まず、なんといっても、前半2分に飛び出した、山田楓喜の、「キャノン」スーパーゴールから、すぺてがはじまったんだ。

日本U23の勇者たちは、その後も、見た目でのゲームイニシアチブ「は」握りつづけていた。

何せ、日本U23は、ボール奪取プロセス(守備)でも、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)においても、明確に、カタールを凌駕していたからね。

そんなポジティブ展開から、わたしは、心静かにゲームを観察できていたんだよ。

でも・・

そう、一発クロスから、カタールに同点ゴールを奪われちゃう。

前半24分のことだった。

その、アフメド・アルラウィの同点ヘディングシュートは、もう、見事としか言いようがなかった。

でも、その後の前半41分には、カタールGKが、細谷真大を「蹴った」ということで退場になってしまうんだよ。

そんな退場劇を観ながら、チト、複雑な心境になったモノさ。

そう、個のチカラでは十分なポテンシャルを秘めているカタールが、ファイブバックを中心に、「もっと」しっかりとブロックを創って守りはじめるわけだからね。

そして、そこからの、一発カウンターやセットプレーから、危険な仕掛けをブチかますんだ。

それが現実のモノとなったのが・・

後半4分に飛び出した、フリーキックからの、超スーパーなヘディング逆転ゴールだった。

それもまた、相手を誉めるしかないってな、見事なヘディングシュートではあった。

そして、わたしの観戦マインドは、どんどん複雑化していくことになるんだよ。

ゲームの、実質的な内実の「変遷」だけれど・・

前半の半ばあたりからは、日本U23チームは、うまくスペースを攻略できなくなっていったんだ。

たしかに、相手は、一人足りなくなった。

でもカタールは、一点をリードされた状況で、守備ブロックを、より強固にマネージするんだよ。

そんな、ゲームの流れを観ながら・・

・・これは、難しい状況に陥ってしまった・・

・・とにかく、何とかして、どんなカタチでもいいから、同点ゴールだけは、奪わなきゃ・・

でも・・

効果的なスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)を展開できない日本U23なんだ。

そう、仕掛けプロセスに、うまく「変化」を付けられないんだよ。

そして、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)が単純だから、カタール守備に、簡単に潰されてしまう。

そこじゃ、ミドル弾や、放り込みからのこぼれ球勝負を狙うとか、とにかく、とても堅いカタール守備ブロックが、驚くような「何らかの変化」が求められていたんだ。

でも結局は、日本U23「も」、セットプレーからのヘディングシュートで追いつくことになる。

CKから、木村誠二が、素晴らしい「流しヘディング」を、逆のサイドネットに突き刺したんだ。

そして、そこから、やっと・・

日本U23のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)が、より実効あるカタチで活性化していったっちゅうわけだ。

わたしは、ゲーム展開の「推移」を、そう感じとっていたのさ。

そこで、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)の活性化を託されたのが・・

そう、キャプテン藤田チマ。

彼の、正確かつ創造的なボールキープ(タメ)と仕掛けパスは、秀逸。

彼は、最前線へ向け、とても危険なタテパスを「差し込む」んだ。

もちろんカタールは、中盤の後方で、藤田チマがボールをもったら・・

・・コイツは危ないヤツだ・・

・・そう感じ、すぐさま「そこ」へ急行しようとするんだよ。

でも、カタールは、一人足りない。

だから、そのボール奪取プロセス(守備)でのカタール選手たちは、殊の外のエネルギーを費やさざるを得ない。

それが、彼らの疲労度を、より深刻なレベルまで高めたっちゅうわけだ。

また藤田チマは、中央ゾーンへの「タテパスの差し込み」だけじゃなく、状況に応じて、サイドへもボールを展開していった。

わたしは、それが、日本U23のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)が、サイドから活性化していったバックボーンだったと思っている。

とはいっても、藤田チマが「差し込む」、中央ゾーン最前線への勝負のタテパスもまた、とても高い効用を発揮していたんだよ。

そして、それはまた、チームに勇気を与えたに違いない。

そして実際に・・

藤田チマの「タテへの仕掛け」は、延長前半7分の、細谷真大の勝ち越しゴールを演出した。

まず藤田チマは、「素晴らしいタイミングと内容のタテパス」を、荒木遼太郎へ送り込む。

そこで荒木遼太郎は、素早く、正確に、その前にポジションしていた細谷真大へ、「効果的なつなぎパス」を、送り込むんだ。

それが、細谷真大の勝ち越しゴールを呼び込んだっちゅうわけだ。

チト、アタマが回らなくなってきている。

また明日にでも・・

ゲームを見直しながら、足りないところがあったら、書き足すことにしますよ。

ということで、今日は、こんなトコロで・・

オヤスミナサイ・・