2024_J1_(変則)第3節・・このゲームには、両チームにとって、とても価値のあるイメージング資産が、内包されていた・・(マリノスvsガンバ、2-0)

ガンバ大阪のプロコーチ、ダニエル・ポヤトス・・

とても良い仕事をしている。

たしかに、その優れたサッカーは、「まだ」良い結果には、つながっていないけれど・・

彼らは、イニシアチブを握るなかで、しっかりとゴール機会も、創りだしているんだ。

でも彼らは、このところのリーグ戦3試合では、ノーゴール。

シュート決定力に課題がある・・!?

もしかしたら、「スピリチュアル」な要素が、大きくのし掛かっているのかもネ。

それは、言葉では、うまく表現できない、グラウンド上の現象なんだ。

でも、わたしは、その「内実」を、体感しているつもりではあるのさ。

そのテーマに関しては、この「コラム」を、ご参照あれ。

わたしは、ゲルト・ミュラー、ルディー・フェラー、はたまた、ミロスラフ・クローゼといった、ドイツの伝説的なストライカーを、個人的に知っている。

そして、ヤツらが、「何かを超越した感性」の持ち主であることも、知っているつもりだ。

でも、そんな彼らは、自分の「特別な感性」を、言葉に託して表現することは、得意じゃない。

それでも・・

・・そうだな~、ツボにはまったチャンスだったら、打つ前から、ゴールに転がりこんでいるボールが見えるコトがあるよな~・・

・・それは、絶対的な自信ってな感じかな・・

・・そんな、確信があるからこそ、リラックスしてシュートできるっちゅうわけさ・・

・・でも、その感覚は、やっばり、トレーニングでの努力のたまものだと思うよ・・

ゲルト・ミュラーが、わたしに、そんなニュアンスの内容を語ってくれたんだけれど・・

それって、何か、つかみ所のない「ツボ」ってな感じか!?

さて~~・・

あっと、ガンバのハナシだった。

彼らは、このゲームでも、ゴール機会という視点じゃ、マリノスを、凌駕していた。

ショートカウンターやセットプレーからネ。

まあ、現代サッカーの「全体トレンド」そのままにネ。

そう、相手のディフェンス組織が整わないうちに最終勝負に持ち込んだり、セットプレーでの「確固たるカタチ」をもっていたり・・

でも、流れのなかから・・というゴール機会は、多くはなかったよね。

そう、両チームともに・・ネ。

カチッと組織された相手ディフェンス組織を、崩していくのは、難しいんだよ。

両チームともに、ボール奪取プロセス(守備)での、「イメージング・シンクロ」が、とてもうまく機能しているわけだからネ。

もちろんそこでは、予測能力ともいえる「最後の半歩というファクター」が、チームメイトのなかで、うまくシェアできているコトが、重要なんだ。

両チームともに、その「イメージング機能性」が素晴らしかった。

そして、そんな強固なディフェンス組織を崩していけるような、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)の武器こそが・・

そう、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションなんだよ・・

まあ、たしかに、「それ」をうまく機能させるのは、とても難しいけれど・・さ。

だからこそ、カウンターやセットプレーが、チャンスメイクの「キモ」になるっちゅうわけだ。

ということで、このゲームでは・・

結局ホームのマリノスが、「2-0」の勝利を収めたわけだけれど、内容的には・・

勝利の女神が、ガンバに微笑んでも、まったくおかしくなかったっちゅうわけだ。

ところで、このゲームの価値だけれど・・

ガンバにとっては、自分たちが志向するベクトルの正しさを、チーム全体で「シェア」するという意味合いで、とても貴重だったと思う。

また、マリノスにとっても・・

勝ち点3をゲットしたというコトだけじゃなく・・

来週からの、ACL東地区「決勝」を勝ち抜くためにも、この「粘り勝ち」には、とても重要なコノテーション(言外に含蓄される意味)が内包されていたと思う。

相手は、強力な、韓国のウルサン。

相手にとって不足なしだけれど・・

そんな強い相手と対峙しても、今日のサッカーのように、冷静に、そして勇気をもって闘えば、必ず結果は、ついてくる。

その「ACL」、いまから楽しみで、仕方ない。