2024_U23代表(親善)・・結果は、こんなコトになってしまったけれど・・それでも、大岩剛ジャパンのサッカー自体は、とても充実していた・・(日本vsマリ、 1-3)
大岩剛ジャパンは、立派なサッカーを魅せた。
ボール奪取プロセス(守備)でも、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)においても。
大岩剛が、ゲーム後インタビューで述べたような、「不甲斐ないゲーム」じゃ、決してなかった。
とはいっても、ゴールという結果(数字)では・・
これからの最終予選も含めて、一発バトルでの「勝負強さ」という課題は、残る。
まず、ボール奪取プロセス(守備)のベース・・
たしかに、素早く効果的な攻守の切り替え、チェイス&チェック(寄せ)、マーキング&カバーリングといった基幹ファクターでは、まったく引けを取っていなかった。
でも・・
そう、局面デュエルのパワーとスキル、そして、守備において大事な「感性」としての「最後の半歩というファクター」では、まだまだ「イメージトレーニング」が必要かもしれない。
要は、相手の「最終勝負の流れ」に対する読み(予測能力)を、もっと研ぎ澄まさなければ・・というコトです。
相手は、久しぶりの、アフリカ。
いまのアフリカ勢は、カタールWMで活躍したモロッコもそうだけれど・・
とにかく、「フィジカル能力にも長けた欧州トップネーション・・」ってな雰囲気を漂わせている。
何せ、中心選手のほとんどは、ヨーロッパで活躍しているわけだからね。
彼らのほとんどは、幼い頃から、ヨーロッパ社会(文化!?)に、揉まれてきているんだよ。
そして、そのことで・・
それまで、常に、彼らの課題と言われつづけた「タクティカルの感性」が、どんどん充実し、その実効レベルを高めているんだ。
この試合でも・・
ボール奪取プロセス(守備)とスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)での、「組織と個のバランス」には、特筆のスマートさと力強さが感じられたモノさ。
そんな手強い相手と対峙した大岩剛ジャパン。
まあ、相手が強いからこそ、自分たちの現在のチカラが、とても充実していること(!)を、体感できたという側面もあるよね。
そして、このゲームを通じて、もっとも大事だったコトは・・
攻守にわたる「自信と確信レベル」が、より充実したコトなんだ。
彼らは、「世界」とも、確実に「闘えること」を、体感したはず。
その意味でも・・
最終予選に向けて、とても意義深い、「ポジティブ内容満載」のフレンドリーマッチだったと思うわけさ。
このコラムでは、局面シーンや個々のプレイヤーは採りあげないけれど・・
それでも・・
日テレ解説陣が「絶賛」していた、藤田チマには、特別な思い入れがあるから、その高い能力に対する期待だけは表明しておこうかな。
忠実でクレバーなハードワークも含め・・
攻守にわたる、そんな素晴らしく美しくスマートな「実効プレー」には、これからの日本を背負って立つ(べき!)プレイヤーとしてのコノテーション(言外に含蓄される意味)がテンコ盛りだった。
わたしは、彼が、ヴェルディで、「J」デビューを果たした当時から、追いかけているわけだから、どうしても、感情的な「思い入れ」が先んじてしまうのサ。
あっ、その意味じゃ、山本理仁や染野唯月の活躍にも、頬が緩んだりして・・
まあ、とにかく・・
大岩剛ジャパンのサッカーは、最終予選へ向けて、とても充実している・・
そのコトが、言いたかった。