2024_ACL・・フロンターレが、アウェー第一戦で、立派に「勝ち点3」をゲットできたコトには、貴重な意味合いが内包していた・・それにしても、勝ててよかった・・(山東vsフロンターレ、2-3)
それにしても、チョン・ソンリョン先生・・
特に、前半の立ち上がり。
味方のパスミスやアクシデント、また山東の外国人がブチかます危険な「個の勝負」で、何度か決定的ピンチに見舞われた。
それでも、先生の、素晴らしく「落ち着いた」セービングやブロックなどで、ピンチをしのいだ。
素晴らしい・・
そしてフロンターレは、前述したピンチも含め、前半立ち上がりの15分では、かなり押し込まれながらも、徐々にイニシアチブを握り返していったんだ。
その「回生プロセス」、そこで特に目立っていたのが・・
素晴らしく忠実で実効レベルの高いボール奪取プロセス(守備)だけではなく・・
ボールを奪いかえしてからの、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)での、人とボールの動きと「その優れたリズム」だった。
特に、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションも含めた、人とボールの「良い動きのリズム」が、秀逸。
だからこそ、フロンターレのスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)の実効レベルが、どんどん高まっていったんだ。
そう・・
フロンターレのチームメイトたちは、「パスされるリズム」を、しっかりと「イメージング共有」できているんだよ。
だからこそ、次のスペースへ、忠実に動きつづけられる(効果的なパスレシーブ)というわけだ。
もっと言えば・・
「動きの良いリズム」があるからこそ、ボールがないところでのアクションの量と質「も」アップするっちゅうわけだ。
わたしは、互いに「使い、使われるメカニズム」と呼ぶのだけれど・・
「期待感」をもって、ボールがないところで走る・・
そして、その期待が、次の「喜び」につながるっちゅうわけだ。
そりゃ、人とボールの動きと「そのリズム」がアップするのも道理。
あっと・・
ボールがないところでのアクション(パスレシーブのフリーランニング)だけれど・・
実際に走るだけじゃなく、良いスペースで「パスを待てれば」、そこから動かないという選択肢もあるんだよ。
人とボールの動き・・
その目的は、スペースを攻略するために、ある程度フリーでボールを持てるコト。
だから・・
スペースで、フリーでパスを受けられる状況だったら、わたしは、その「待ちのポジショニング」も、フリーランニングと同義と考えるんだ。
とにかく、鬼木達フロンターレでは・・
そんな、互いに「使い・使われる」という「動きのメカニズム」について、チームのなかで、とても深く「イメージング共有」が為されているって感じるよ。
あっと、このゲームの「勝負」だけれど・・
フロンターレは、最後の最後まで(特に攻め立てられた後半!)、ホントに、よく闘った。
相手の山東は、外国人の「個のチカラ」で、1点差まで追いつき「かけた」けれど・・
フロンターレは、相手チャンスを、冷静に、そして巧みに、潰しつづけたんだ。
まあ、最後のほうは、ちょっと攻め込まれすぎたけれど、ね。
それでも・・
山東が、「あれだけ」、各ステーション(パスレシーバー)のところで、ボールの動きが「停滞」しつづけたわけで・・
フロンターレ選手たちは、次の「勝負所」を、しっかりとイメージングできていたに違いない。
ということで・・
フロンターレが、アウェー第一戦で、キッチリと「勝ち点3」をゲットできたことには、コトの他、貴重な意味が込められている。
良かった・・