2025_J1_第33節・・攻守にわたる「小さなトコロの積み重ね」が、最終結果につながった・・その意味では、フェアな結末だったするのが正しいんだろうな・・(ベルマーレvsヴェルディ、0-1)

このヴェルディの勝利・・

全体的なサッカー内容からすれば、やっぱり、順当な勝利とするのが、フェアな評価だと思う。

まずとにかく、城福浩ヴェルディが展開した、ボール奪取プロセス(守備)が、堅い、堅い。

ヴェルディ選手たちは、さまざまな意味合いの「次の展開イメージング」に、長けている。

彼らには、見えている(感じられている・・イメージングできている)。

そう、次の、相手攻撃での「危険なシチュエーション」が・・

だから、忠実さも含め、とにかく、「次の勝負スボット」へ、先取りして急行する勝負アクションが高質の極みだった。

それは、とりも直さず、城福浩の、プロコーチとしての「確かなウデ」の証明でもある。

もちろんベルマーレの山口智も、とても優れたプロコーチだけれど・・

たぶん、最終勝負シーンで選手個々がアタマに描く「イメージ」の内実が、城福浩ヴェルディの方が、より広く、深い・・と、感じる。

その、「イメージング描写」のトレーニングだけれど・・

それを、より広く、深めていく作業は、イヤになるほどの繰り返しの賜物なんだよ。

ということで・・

「コーチングのしつこさ」という視点で、城福浩に、一日の長あり・・って感じる。

そんな、勝負所で、相手の仕掛けを「抑えるチカラ」という視点で、微妙だけれど、城福浩ヴェルディに一日の長あり・・って評価するわけだ。

またスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)でも・・

そんな微妙な「イメージング僅差」は、成果の礎(いしずえ)でもあるわけだ。

そう、ゴール機会という視点でも、決勝ゴールを奪い切ったヴェルディに、確かな「一日の長」があったと思うんだよ。

どうだろうね・・

たとえば、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)での、人とボールの動きと、そのリズムマネージメントという視点。

たしかに、ベルマーレも、ゼ・ヒカルドを中心に、しっかりと人とボールを動かせていたし、そのリズムマネージメントも一流ではあった。

特に、ゼ・ヒカルドのゲーム&チャンスメイキングは、とても魅力的に光り輝いていた。

でも、相手ディフェンスを(そのイメージング内容)を、振り回す(焦点を絞り切らせない!!)という視点で、両チームの、人とボールの動きの内実に、微妙な「チカラの差」を感じたモノさ。

まあ、たしかに、「その僅差の内実」を、言葉で表現するのは難しいけれど・・

例えば・・

瞬間的な「切り返し」で、相手ディフェンスのアクションを振り回し、全体的な「仕掛けの流れ」で、相手に、ボール奪取ターゲット(ボールやスベースね)を絞り込ませないとか・・

そして結局は、相手ディフェンスの逆を突いて、決定的スペースを攻略してしまう。

そんな、局面での「個の巧さ」を、より巧く点在させられていたのが、ヴェルディだったと思う。

それに対してベルマーレの「それ」は、やっぱり、シンプルに過ぎた。

だから、百戦錬磨のヴェルディ守備に、効果的にイメージングされ(読まれ)、狙ったスペースを、うまく潰されてしまったり。

やっぱりサッカーは、そんな、攻守にわたる「小さなトコロ」の積み重ねが、最終的な結果に結びつくんだよ。

あっ・・

もちろん、たまには、理不尽極まりない神様スクリプトに翻弄されちゃうコトだって、あるけれどネ。

とにかく・・

このゲームでは、ホントに、攻守にわたる「小さなトコロの積み重ね」が、結果につながった。

その意味では、フェアな結末だったとするのが、正しいんだろうな。