2025_ナデシコ・・勇気と「リベンジの気概」にあふれたナデシコ・・再び、世界の頂点へ向けて進化&深化しているコトを体感させてくれた・・ガンバレ~、ニルスなでしこ~・・(ブラジルvsナデシコ、 2-1 )

新任監督、ニルス・ニールセン・・

やっぱり、タダモノじゃないネ。

完敗を喫した第1戦から、ここまで、チームの「フォーム」を、立て直した。

フォーム・・

フィジカル、タクティカル、サイコロジカルな、チーム状態・・ね。

とにかく、我らがナデシコの「闘う意志」が炸裂しつづけたコトは、疑う余地のない事実だった。

そこには、わたしがイメージする、理想的な、攻守にわたる「主体性プレー」のエッセンスが、満ちあふれていたんだよ。

だからこそ、残念だったのは・・

ブラジルの、フィジカルベースのセットプレーやカウンターに、やられてしまったこと。

世界の大会じゃ、「どんなカタチ」であっても、結果が「すべて」ってなコトになっちゃう。

もちろん私は、内容を、第一義的に評価するけれど・・サ。

とにかく、我らがナデシコは、ギリギリの領域で「闘い」つづけた。

ボール奪取プロセス(守備)でも、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)においても。

そこで、もっとも重要なファクターは・・

そう、ボールがないところでのアクションの量と質。

あっと・・

そのテーマだったら、この選手を採りあげないわけにゃ、いかない。

そう、個の才能じゃ、誰もが認める、「あの」谷川萌々子。

第1戦での、彼女のパフォーマンスは、わたしが最初に観た谷川萌々子のパフォーマンスと、何ら、進化&深化を感じることはなかった。

だから、彼女が、途中で交代させられたのも、頷ける。

とても残念だったね。

ところで・・

知り合いで、女子サッカーにも造詣が深い、知り合いのドイツ人プロコーチと、彼女について話したコトがあったんだよ。

谷川萌々子は、ドイツの雄、バイエルン・ミュンヘンの女子チームに所属している。

ソイツ、曰く・・

・・モモコは、とても才能がある・・

・・まあ、天才の部類に入る選手だね・・

・・でも、だからかもしれないし、女子サッカーじゃ、往々にしてあることなんだけれど・・

・・才能レベルで特別な選手は、甘やかしてしまうんだ・・

・・まあ、それだけ、女子サッカーじゃ、才能が貴重というコトなんだけれど・・

・・だから、特別な才能に恵まれた選手には、攻守ハードワークに、大きな課題をかかえちゃうヤツらがが多いんだよ・・

・・オレは、バイエルン女子のコトは、よく知らないから、実際のトコロは、分からない・・

・・それでも、ボール絡みで魅せるモモコの才能からしたら、いま以上の、実効パフォーマンスを魅せられるはずだよ・・

・・まあ、残念だよな・・

フムフム~~、ということで、もしかしたら・・

そんなトコロも、佐々木則夫女子部の責任者(!?)が、ニルス・ニールセンに、期待しているトコロなのかもしれない。

とにかく・・

そう、「勘違いした天才」ほど、扱いが難しいプレイヤーは、いないというコトが言いたかった。

もろちん・・

そう、その「天賦の才」が、ディエゴ・マラドーナやリオネル・メッシのレベルだったら、ハナシは、まったく別次元のコトになるわけだけれど・・サ。

とにかく、いまの(!)谷川萌々子のレベルだったら、あの、攻守にわたる「怠惰なボールなしのアクション」にハラを立てるチームメイトは、多いだろうな。

そして、パスを回してもらえなくなり、自分が目立てる(!)活躍の「場」を失っちゃう。

そう・・

不確実なファクターが満載のサッカーは、究極の「チーム」ボールゲームなんだ。

あっと・・

とにかく、このゲームで魅せつづけた、我らがナデシコの「躍動」は、第1戦の「消化不良」を、完全に払拭してくれた。

そこで彼女たちが魅せた、まさに限界まで突き詰めるような雰囲気にあふれた、主体的な攻守ハードワーク。

素晴らしいの一言だった。

特に・・

そう、組織パスと、個のドリブル勝負を、高次元で「融合」させられているコトが、インプレッシブの極みだったじゃないか。

とにかく、彼女たちは、勇気と「リベンジの気概」にあふれ・・

それを、攻守にわたるボールがないところでのアクションと、ボール絡みのデュエルやドリブルで、前向きに(積極的&攻撃的に!)表現してくれた。

ところで、第1戦のブラジル代表・・

私は、彼女たちが、とてもハイレベルに、「組織と個をコラボレート」していたと感じていた。

澤穂希ナデシコが世界の頂点に立った頃(2011年頃ね)・・

当時は、ナデシコの「組織サッカー」は、群を抜いていたんだよ。

まあ、逆から観れば、彼女たちには、テクニックと(相互信頼ベースの)タクティクスしか、秀でたモノがなかったとも言えるけれど・・サ。

まあ、組織と個のバランスという視点じゃ、ナデシコの対抗馬は、ドイツとアメリカしかいなかったとも言えるかな。

まあ、その後は・・

フランスや北欧の国々、そしてブラジルを筆頭にした南米チームも、「組織と個のバランスの執れた融合」を絶対ベースにするようになったわけだけれど・・サ。

そして逆にナデシコは・・

「世界の頂点」では、うまく存在感を魅せられなくなり、その流れがつづいていたっちゅうわけだ。

でも、いま・・

そう、テクニックとタクティクスでは定評のあるナデシコは、フィジカル&サイコロジカルでも進化を遂げているんだよ。

この試合では、再びナデシコが、世界の頂点へ向けて、大きく飛躍しているコトを、再認識させてもらった。

だからこそ・・

そう、谷川萌々子っていう、大天才を、なんとか「救って欲しい」と、節に願っているわけさ。

今度、バイエルン女子のコーチを探し出して、ハナシをしてみようかな。