2025_ 日本代表(WM最終予選)・・オーストラリアがブチかました「極限の意志の闘い」に対しては、同じサッカー人として称賛を惜しまないし・・こんな究極ドラ マを完遂させた彼らに対しては、オメデトウと祝福するしかない・・(オーストラリアvs日本, 1-0)

極限テンション(最高集中力)の忍耐・・

極小チャンスに飛び出していく勇気・・

そして、ココゾッ!!の勝負モーメントにブチかます、勇気マンマンの勝負プレー・・

そして、確信のシュート・・などなど・・

このゲームでのオーストラリアには、そんな称賛のキーワードが、お似合いだ。

ということで・・

森保一ジャパンにとっては、W杯最終予選での、はじめての敗戦ということになった。

わたしは、そのオーストラリアの決勝ゴールシーンを観ながら・・

・・まあ、これぞ、神様スクリプトの勝負マッチっちゅうことか・・なんて思っていた。

そんな「究極ドラマ」とは別に・・

やっぱり、このゲームについては、さまざまな視点で分析しておかなきゃいけない。

まず何といっても・・

そう、前述したように、オーストラリアが、「決して負けない」ってな覚悟をもってゲームに臨んできたという事実。

ボール奪取プロセス(守備)において、彼らが構築し、ものすごくハイレベルな(組織的な!!)機能性を魅せつづけたブロック守備。

そこで「も」、オーストラリア選手一人ひとりは、決して「アナタ任せ」にならず、どんな状況でも、「まずオレが、行くっ!!」ってな、高尚な覚悟を魅せつづけていた。

だからこそ、日本のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)では、うまく相手ディフェンスの「ウラ」を突いていけなかった。

とにかくオーストラリアは、カバーリング、協力プレスなど、最高の機能性を魅せつづけたんだよ。

そこでの「主体性ディフェンスアクション」には、強烈な「闘う意志」が炸裂しまくっていた。

対する、森保一ジャパン・・

ボール奪取プロセス(守備)の、組織的な機能性には、いつものように、素晴らしいコンテンツが満載されていた。

素早く、効果的な攻守の切り替え(トランジション)と、チェイス&チェック(寄せ)・・

そんなファースト守備アクションに合わせた、カバーリング、協力プレス、インターセプトといったチームメイトの(高い意識に支えられた!!)連動アクション・・

もちろん、局面デュエルでも負けないし、協力プレスでの選手たちの「動きの集散」も素晴らしい・・

そして、何といっても、次の相手の攻撃アクションを「予測」する、最後の半歩というファクター(≒鋭いイメージング)・・

そんな、高い意識を感じさせる、選手たちの素晴らしい主体性ディフェンスプレーは、インプレッシブそのものだった。

そして、次のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)だけれど・・

前述したように、そこでの森保一ジャパンは、苦労した。

それでも・・

そう、平河悠がブチかました、2本のミドル弾・・

彼は、その後も、ドリブル勝負で、何回か、チャンスの流れを創りだしたよね。

また、鈴木唯人のドリブルシュートもあったし、鎌田大地の、個人勝負シュートもあった。

ということで、全体として、チャンスの「流れのエッセンス」を俯瞰して観ると・・

まず何といっても、「差し込むタテパス」という武器が光っていたというポイントをピックしよう。

町田浩樹、藤田チマといった後方のプレイヤーたちが、何度も、とても「危険なタテパス」を通していたんだよ。

それは、もちろんオーストラリア守備ブロックの「穴」を目がけたモノ。

要は、オーストラリア選手たちにとっては・・

急に、自分たちの守備ブロックの「奥深くの穴」に、ある程度フリーでボールをもつ相手プレイヤーが出現しちゃうっちゅう意味ね。

だからこそ、「差し込むタテパス」は、効果的なんだよ。

それも、多くが、「ノールック」に近いわけだから、その効果については、推して知るべし。

また、もう一つ、目立った、効果的なスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)もあった。

そこでの主役は・・

後半の選手交代でグラウンドに立った、「個の勝負師」たち。

特に、久保建英と中村敬斗は、レベルを超えた「危険なニオイ」を放ちつづけた。

この2人によって、オーストラリア守備ブロックの「最後の半歩≒イメージング」が、何度、大きくかき乱されたことか。

やっぱり、「組織と個のバランスという視点」は、大事・・

この2人がブチかました、「大きな変化」とも表現できる「個の勝負プレー」を観ながら、そんな大事な戦術ファクターにも、思いを馳せていたモノさ。

あっと・・

個の勝負という視点じゃ、フルタイムでプレーした、(前述した)平河悠、また鈴木唯人も、とても効果的な個の勝負を魅せていたわけだけれど・・

それでも、「突き抜けるレベルの個の勝負」っていう視点では、やっぱり、久保建英、中村敬斗は、特別なレベルにあるっと感じたモノさ。

まあ、そんな、こんなで・・

森保一ジャパンが、十分なパフォーマンスを魅せてくれたコトだけは確かな事実だったと言いたい筆者なのだよ。

とはいっても・・

そう、オーストラリアがブチかました「極限の意志の闘い」に対しては、同じサッカー人として、心からの称賛を惜しまない。

たぶん、そんな情緒では、日本代表の選手たちも、同じだったと思うよ。

とにかく、こんな神様スクリプトの究極ドラマを完遂させてしまったオーストラリアに対して、オメデトウと祝福するしかない。