2025_日本代表(WM最終予選)・・森保一は、とても優れた「プロの仕事」を積み重ねている・・同じ日本のサッカー人として、心からの称賛と感謝の拍手をおくります・・(日本vsインドネシア, 6-0)
もちろん、言うまでもなく、ボール奪取プロセス(守備)の素晴らしい機能性だよ・・
そう、森保一ジャパンの強さの絶対ベースね。
素早く、効果的な攻守の切り替え(トランジション)を絶対ベースに・・
とにかく全員が、我先に(!)と、相手ボールホルダー(次のパスレシーバー)への、チェイス&チェック(寄せ)をブチかます。
そこじゃ・・
そう、このゲームにおける「立ち位置」なんて関係なく・・
もっとも有利なポジションにいる者が、もっとも効果的に「寄せ」ていくんだ。
選手たちは、次、その次でボールを奪い返すために、足を止めることなく、次、その次のアクションへ入っていくっちゅうわけさ。
そう、選手たちは、一人の例外なく、仕事(≒攻守ハードワーク)を、探しまくっていたんだよ。
理想的な「主体性プレー」というか、「意識と意志の炸裂」っちゅうコトだね。
そして・・
そんな、積極的&攻撃的ボール奪取プロセス(守備)こそが・・
次の、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)における、ボールがないところでのアクションの量と質をアップさせるっちゅうわけだ。
だからこそ・・
そう、人とボールの動きを加速させ、そのリズムも、しっかりと冷静にマネージされる。
そんな、「人とボールの動きのリズムイメージ」がしっかりと共有されていると感じる。
だからこそ、決定的なシーンでの、3人目、4人目の動きも活性化する。
主体的で効果的な「攻守ハードワーク」の積み重ねこそが、攻守のシナジー(相乗効果)を、最大限に引き上げるっちゅうわけさ。
もちろん・・
そう、チャンスとあらば(≒フリーなボールホルダーになったら)、もう脇目も振らず、「個の」ドリブル勝負も、ブチかます。
とにかく選手たちは、一人の例外なく、積極的&攻撃的なボール奪取プロセス(守備)を絶対ベースに、ハイレベルに「組織と個がバランスする」優れたサッカーをブチかましてくれた。
彼らは、オーストラリア戦での悔しい敗戦を、完璧にリカバーしたということなんだろうね。
ということで・・
この試合では、少し「個」にも、スポットを当てようかな。
まず、鎌田大地と久保建英の2列目コンビ。
久保建英については、皆さんもご存じのように、フットボールネーションでの活躍(進化&深化)に応じて、もう何度もレボートした。
でも・・
そう、鎌田大地については、ほぼ2年前に、一度だけレポートして以来、文章には、落とし込んでいないんだ。
それは、彼のパフォーマンスが、不満だったから。
そのコトについては、イタリアやイングランドにおける、彼のパフォーマンスを観れば一目瞭然。
フットボールネーションのプロコーチ連中だって、彼の、攻守ハードワークの「有り様」に、不満タラタラだったはず。
そのコトが、彼の出場機会をダウンさせていった。
でも、そんな、彼の才能レベルからすれば、「不遇」な境遇を経験することで、やっと、本当にやっと、彼も、ホンモノの覚醒へと、進化していった。
そう、ボール奪取プロセス(守備)におけるチェイス&チェック(寄せ)の内実が、格段にアップしているんだよ。
それまでの、「責任感のなさ」が明らかだったプレー姿勢が、徐々に、改善し、周りのチームメイトたちのボールがないところでのアクションの量と質も、引き上げたんだ。
そして、彼が秘める、とても得意な「空間認知才能」が、本当に意味で、日の目を見るようになっていった。
そりゃ、そうだ・・
彼の空間認知能力は、周りのチームメイトたちの、ボールがないところでのアクションの量と質がアップしてこなきゃ、決して活かされないわけだから・・
そして、このゲームでも・・
そう、周りのダイナミックなアクションに負けじと、チェイス&チェック(寄せ)にも、より積極的&攻撃的に、チャレンジするようになったことで・・
周りのチームメイトたちとの、コンビネーション・イメージングも、より効果的にシンクロするようになっていったというわけだ。
そこでは・・
以前のような、「言われるとおり、寄せただろっ!! 文句あるのかよ・・」ってな、ふて腐れた(まさにぬるま湯の!)チェイス&チェック(相手に近寄っていくだけ)なんていう態度は、消えていた。
そうではなく、次のチームメイトに、ボールを奪い返させるような、勢いのあるチェイス&チェック(寄せ)まで繰り出しつづけていたんだ。
この試合では・・
鎌田大地が、そのように、攻守ハードワークでも、しっかりと主体性プレーを魅せたからこそ、久保建英との「イメージング・コンビネーション」も冴えわたった。
2点目は、鎌田大地から久保建英、3点目は、久保建英から鎌田大地へ・・
この二人の間には、本当の意味の「相互信頼」が生まれ、深まっていると感じる。
次が・・
そう、グラウンドを、縦横無尽に走り回る、遠藤航と佐野海舟のダブルボランチ。
そこでは、攻守にわたり、スーパーな機能性が光り輝いていた。
何度、相手カウンターのピンチに、(少なくとも!?)どちらか一人が、全力スプリントで、そのカウンターの流れを追いかけ、潰したことか。
・・サノは、日本代表に呼び戻されたんだってな・・
・・よかった、よかった・・
友人のドイツ人プロコーチが、そんなふうに、胸をなで下ろしていたっけ。
彼は、マインツのコーチではない(リタイアした元プロコーチだ)けれど、よく佐野海舟のプレーを観察し、定期的に、印象を知らせてくれているんだ。
感謝・・
とにかく、遠藤航と佐野海舟については、ドイツのプロコーチ仲間の評価は、高い、高い。
まあ、ボランチ候補としては、田中碧や守田英正、また、藤田チマだっている。
そんな、健全な「競争環境」という視点じゃ・・
そう、この試合で、ものすごい存在感を魅せつづけた「若手メンバー」の、攻守にわたる、勇気あふれる主体性プレーも、特筆のポイントだったよね。
とにかく、森保一は、そんな健全な競争環境の整備というポイントも含め、とても素敵な「仕事」を、積み重ねていると思うよ。
同じ日本のサッカー人として、彼には、心からの称賛と感謝の拍手を、送ります。
ポイチさん、どうもお疲れ様、そしてアリガト~・・