2024_J1_第15節・・攻守にわたる、主体的な(!!)ハードワークを積み重ね、フェアに勝ち点3をゲットした、小菊昭雄セレッソに対し、同じサッカー仲間として、心からの称賛と感謝の拍手をおくります・・(アビスパvsセレッソ、0-3)
レビュー
前節(14節)、小菊昭雄セレッソが、アウェーで、ゼルビアと対戦した。
そして、ゲーム内容からすれば、とても悔しい敗戦を喫してしまうことになった。
たしかに、ボール奪取プロセス(守備)では、まあ、互角「的」な内容ではあったけれど・・
スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)の内容では、ゼルビアを圧倒した。
その評価基準の骨子は、もちろん、人とボールの動き、また、組織プレーと個人勝負プレーの、「組み合わせバランス」ということ。
それを、別の言葉で表現したら・・
サッカーの、美しさや魅力エッセンスという評価基準とも言えそうだね。
そして、それは、日本プロサッカー(隆盛)に対する、大きな貢献とも言える。
いつも、わたしが主張しているようにネ。
そう、プロサッカーでは、何といっても、「美しく勝つ」というコンセプトを、大事にしなきゃいけないんだよ。
だから私は、それが結実したゲームを、美しい質実剛健サッカーと呼ぶコトにしているんだ。
たしかに、そのゲーム(ゼルビア対セレッソ)では、ゼルビアの「超絶徹底プレー」の最終勝負に、やられてしまった。
とにかく・・
ゼルビアのスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)では、最終勝負への流れに対する「イメージング」も、徹底しているんだよ。
ゼルビア選手たちは、まさに「ステレオタイプの仕掛け」を、忠実に、繰り返す・・
ロング縦パス、こぼれ球のグリップ、早めの放り込みクロス、等など。
ということで、セレッソとゼルビアでは・・
サッカーの美しさや魅力エッセンスの「内包」という視点で、まあ、かなりの「差」があったとするコトに、異論を唱える方は、いないでしょ。
わたしは、そのゲームを観ながら・・
小菊昭雄セレッソへのシンパシーが、天井知らずってなコトになっていた。
だから、あの敗戦には、チト、気分が悪くなったモノさ。
あっ、スミマセン・・
へへっ・・
あっと、その、小菊昭雄セレッソ・・
このゲームで「も」、とてもレベルの高い、優れて美しく、魅力的なサッカーを魅せてくれた。
内容的にも、とても高く評価できるサッカーを魅せてくれたんだよ。
日本プロサッカー隆盛への貢献というニュアンスも含めてネ!!
何せ・・
相手は、これまた優れたプロコーチ長谷部茂利に率いられた、アビスパ。
彼らも、高いレベルの(まあ勝負強い!?)サッカーで、リーグでの存在感をアップさせている。
そんな強い相手に対して、完勝を収めた、小菊昭雄セレッソ。
この勝利は、高く、評価できるし・・
それによって彼らの自信と確信レベルも、実効的にアップしていくに違いない。
最後に・・
実況の須田健太郎さんと、解説の中払大介が、異口同音に「絶賛」していた、奥埜博亮。
ホントに、素晴らしいパフォーマンスだった。
ボール奪取プロセス(守備)でも、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)においても。
やっぱり、それぞれのシチュエーションにおいて、常に、効果的な「仕事」を、探しまくるってなプレー姿勢こそが、健全な、プロの在り方なんだよ。
そう、攻守ハードワークとリスクチャレンジチャンスを探しまくる、主体性プレー・・ね。
とにかく奥埜博亮は、それぞれのシチュエーションにおいて、自分の、プロプレイヤーとしての主張(!)をブチかましていたんだ。
決して、チーム&ゲーム戦術イメージに、影響を受け「過ぎる」コトなく・・ね。
彼は、「攻撃と守備の目的を果たすために・・」という大原則にのっとり、主体的に考え、勇気をもって決断し、リスクにもチャレンジするんだよ。
わたしは、その思考プロセスを、「イメージング」って呼ぶ。
とにかく・・
チームとしても、個の戦術プレーとしても・・
日本のプロサッカー隆盛に、大きく貢献しつづける、小菊昭雄セレッソに対し、同じサッカー仲間として、心からの称賛と感謝の拍手を、おくります。