2024_J2_第6節・・後半は、ホントの意味で、エキサイティングな勝負マッチへと成長していった・・堪能した・・これぞ、サッカーッ!!・・(ベガルタvs徳島ヴォルティス、0-0)
ゲームは、ものすごくエキサイティングな勝負マッチへと、成長していった。
エキサイティング・・!?
それは、両チームともに、活発なスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)をブチかましながら、何度も、ゴール機会を創りだしたからに他ならない。
そりゃ、観ている誰もが、手に汗にぎるってな、非日常(!!)の感性を、身体全体に、迸(ほとばし)らせていたのも、うなづける。
観客の皆さんが支払った入場料には、それ相応の「価値」があふれていたと思いますよ。
とにかく、両チームともに、攻守にわたって、ギリギリの「主体性プレー」をブチかましたんだ。
特に・・
ボール奪取プロセス(守備)が、ものすごくダイナミックなせめぎ合いになった。
たしかに、守備には、いろいろな視点があるけれど・・
このゲームじゃ、「最後の半歩というファクター」が、両チームともに、目立ちに目立っていたんだ。
なかでも、最終勝負スボットでの、粘りのボール奪取アタックが、素晴らしかった。
まあそこにゃ、「主体性プレー」という要素もあるわけだけれど・・
最後の勝負の瞬間に、必ず、誰かが、相手シューターを、最後の最後まで、マークしつづけていたっちゅう、グラウンド上の現象ね。
また、そのマーカー以外のプレイヤーたちも、しっかりとカバーリングに、入っていた。
そんな、攻守にわたる、ギリギリの「主体性ハードワーク」は、たしかに、観ている誰もを、フリーズさせるし、感動も与えられる。
それこそが、プロサッカーの「神髄だっ!」・・
ゲームを追いながら、そう、感じたモノさ。
さて、徳島ヴォルティス・・
優れたプロコーチ吉田達磨に率いられ、ハイレベルな「主体性サッカー」を魅せている。
そんな吉田達磨ヴォルティスだけれど・・
シーズンここまでの戦績(ランキング)は、その優れたサッカーにしては、納得いかない。
とはいっても、このゲームの前半では・・
そう、何か、「勝負弱いイメージ」が、残ったんだよ。
・・もしかしたら「それ」が、ランキング低迷の、元凶か?・・
でも、「それ」の本質は、何だろうね・・
たとえば・・
この前半では、たしかに、ボール奪取プロセス(守備)の、「粘り強いダイナミズム」という視点で、ベガルタに、一日の長があったって感じさせられた。
その「微妙な差」だけれど・・
それは、守備ファクターのうち、攻守の切り替え、局面デュエル、マーキング&カバーリング、協力プレスへの集散といったモノではなく・・
私は、特に、チェイス&チェック(寄せ)と、「最後の半歩というファクター」にあったと感じたんだ。
そう、相手ボールホルダーや、次のパスレシーバーへの「寄せ」に、勝負の「キモ」になる勢い(意識と意志パワー)が乗っていなかったんだよ。
そんな前半の、吉田達磨ヴォルティスのサッカーに、少し、落胆していたモノさ。
でも後半は・・
ハーフタイムでの、吉田達磨の「檄」が、効いたんだろうね・・
ボール奪取プロセス(守備)でのチェイス&チェック(寄せ)と、「最後の半歩というファクター」で、その内実が、何倍にも高まったと感じさせてくれたんだよ。
そして、ポゼッションや(枠内)シュートといった数字でも、「あの」強いベガルタを上回ったんだ。
ダゾン試合後インタビューで、吉田達磨が、こんなニュアンスの内容を語っていた。
・・このサッカー内容は、誇れるモノだし、選手たちに自信と確信を与えたと思う・・
・・選手たちは、さあ、ここから(この第6節から)だという気持ちを、前面に押し出した・・
・・とにかく、この感性を、より強固にしていかなければならない・・
イイネ~、吉田達磨。
発する「言葉」が、活きている。
あっと・・
対する、ベガルタの森山佳郎も、優れた仕事を積み重ねている。
いや、ホント、今シーズンの「J2」も、見所、満載じゃないか。
これからも、「観戦」するだけじゃなく、内容があれば、しっかりとコラムに落とし込みますよ。