2023_J1_第15節・・たしかに、両チーム内容についての視座はちがうけれど、わたしは、両チーム(両監督)に対して、同じサッカー仲間として、称賛と感謝の拍手をおくっていました・・(サンガvsレッズ、0-2)

これぞ、チョウ・キジェのサッカー・・

京都サンガの「闘う意志」は、レベルを超えていた。

ボール奪取プロセス(守備)でのチェイス&チェック(寄せ)、局面デュエル、協力プレス、マーキング、カバーリングといった守備ハードワークが、有機的に連動しつづける。

レッズにボールを奪われた次の瞬間には、ボールオリエンテッドな最初のアクション(寄せ)に合わせ、まさに全員が、次、その次の連動アクションを積み重ねていくんだ。

そう、レベルを超えたダイナミズムの、前からプレス。

これって、いつまでつづけられるんだろ~~・・

彼らの、超ダイナミックな(運動量がハンパない!?)主体性プレーを観ながら、つい、そんな疑問にアタマが占拠されてしまった。

甘く見てスミマセンね、チョウさん・・

そうなんだよ・・

たしかに、後半も時間を追うごとに、最初のチェイス&チェック(寄せ)の勢いは、徐々に「落ち着いて」は、いったよね。

それでも彼らのプレー姿勢からは、最初のハードワークに「有機的に連動するぞっ!!」ってな覚悟が、最後の最後まで、しっかりと感じられたモノさ。

ちょっと、感動していた。

チョウ・キジェの、心理マネージャーとしての「確かなウデ」が見える、見える。

そんなチョウ・キジェ京都サンガは、観戦するすべてのヒトに、何らかの「ポジティブな心の揺さぶり」を与えたに違いありません。

その「揺さぶりパワー」は、確実に、「次」につながるはず。

チームだけじゃなく、京都におけるサッカー文化の浸透も含めてね。

その意味でも、チョウ・キジェは、とても良い仕事をしていると思うよ。

あっと、試合・・

・・この三年間でベストと呼べるくらいのサッカーを魅せられたと思う・・

・・これだけの試合を魅せたチームに、一つも勝ち点を獲得させられなかった・・

・・良いサッカーではあったけれど、まだ何かが、足りないということだと思う・・

・・今日のような内容で、勝ち点を奪えないと、すこし元気が出ない状態になってしまうかもしれないけれど・・

・・ここで自分たちの進む道を諦めてしまうのは誰にでもできる・・

・・我々は、(この苦しい中からでも!)自分たちの進む道を(着実に!?)探し出す・・

チョウ・キジェが、ダゾン試合後インタビューで、そんなニュアンスの、とても立派な内容をコメントしていた。

フムフム・・

そんな彼のコメントもまた、前述した、ポジティブな「心の揺さぶり」を、共振させるはずです。

とにかく、チョウ・キジェには、このまま、チームの「フォーム」を引き上げつづけて欲しいと願って止まない筆者なのです。

さて、ということで、マチェイ浦和レッズ。

マチェイ・スコルジャが、ダゾン試合後インタビューでも語っていたように、彼も、ある意味で、シャッポを脱いでいたのかもしれないね。

今日のコイツ等(チョウ・キジェ京都サンガ)は、手に負えない・・

とはいっても・・

たしかに、何度かは大ピンチに陥ったけれど、それでも、しっかりと「ゼロ封」を完遂したし・・

それだけじゃなく、セットプレーから、強烈な「意志」の「ネバリ勝負」から、泥臭くゴールまで奪い、アウェー勝利をモノにしてしまった。

ツキに恵まれた・・!?

たしかに、そうとも言えるけれど・・

それでも、特にボール奪取プロセス(守備)での、ハイレベルな連動性や、次のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)での、素晴らしい勢いの「押し上げ」を体感しながら・・

・・そう、その幸運も、自分たちで引き寄せたという表現の方が、相応しい感じがしていたモノさ。

ボール奪取プロセス(守備)での連動性だけれど、それは、とても疲れるアクションなんだよ。

何せ、そのほとんどは、「ムダ走り」に終わっちゃうわけだからね。

でもレッズの猛者たちは、そんな「メカニズム」を、当たり前のハードワークとしてこなす。

だからヤツらの勢いがダウンするコトがない。

それこそ、まさに、ホンモノの「勝者メンタリティー」ってなコトなんだろうね。

わたしは・・

前述したように・・

チョウ・キジェ京都サンガに対しても、マチェイ浦和レッズに対しても、同じ日本のサッカー仲間として、称賛と感謝の拍手をおくっていました。

アンタたちは、大したモノだ・・

あっと、最後に・・

前半では、岩尾憲に対して、後半では、アレクサンダー・ショルツに対して、サンガの選手が、後方からプレッシャーを掛けてボールを奪ったシーン。

それって、わたしの目には、ボールをキープする岩尾憲、アレクサンダー・ショルツに対して、背後から身体をぶつけてぶっ倒し、ボールを奪ったとしか映りませんでした。

決してソレは、フェアな「コンタクトプレー」なんかじゃ、ありませんでしたっ!!

実は、来週の木曜日に、レフェリーブリーフィングがあるのですが、わたしは、所用で参加できないんですよ。

でも、どうしても、サッカー協会の見解を聞きたい。

お願いです、そのブリーフィングに参加するどなたでも、この件について、質問して欲しいのです。

大住良之さん、森雅史さん、六川享さん、等など、よろしくお願いします・・ね。