2025_日本代表(親善)・・森保一ジャパンが、世界トップに照準を定められる実力を備えてきているという事実を、如実に体感できた立派なフレンドリーマッチだった・・(メキシコvs日本, 0-0)
相手は、つい最近のゴールドカップにも優勝したメキシコ。
その実力は、推して知るべしだし、この試合は、とても貴重な学習機会でもある。
そんな強い相手に対して、森保一ジャパンは・・
日本サッカーの「長~い歴史」を知っている私にとっても(!?)チト隔世の感があるほどの、立派な「闘い」を魅せてくれた。
とにかく、テーマを絞り込んで、コラムを書きはじめよう。
その内容だけれど、やっぱり、森保一ジャパンが魅せたサッカーの内実に、集約しようかな。
とにかく、彼らが魅せたサッカーは・・
以前のような、「よいサッカーはしたけれど・・」なんていうモノとは、完璧に、別物だった。
要は・・
攻守にわたって、世界と対峙するなかでも、「互角の勝負」を展開していたっちゅうコト。
言葉で表現するのは、そう簡単じゃないけれど・・
例えば、ボール奪取プロセス(守備)での局面デュエル・・
そこでは、最後の半歩というファクター(予想&予測ネ)において、森保一ジャパンのチカラが、ハンパなく高揚していると感じた。
もちろん、そのバックボーンは、選手たちが、世界のフットボールネーションで「揉まれて」いるコト。
あっと、その最後の半歩というファクター(予想&予測ネ)だけれど・・
もちろんそれは、次、その次の相手アクション(ボールの動き)を「読む」というファクター。
そう、森保一ジャパンでは、ボール奪取プロセス(守備)でのイメージングが、とてもうまく連動しているということ。
だからこそ、最初のプレスが、次、その次の局面デュエルに、より有利に持ち込める。
言うまでもないけれど、彼らは、局面のフィジカル勝負でも、簡単には、負けないよ。
強烈な「闘う意志」が炸裂しつづける、連動するボール奪取プロセス(守備)・・
それを絶対ベースに、次のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)でも・・
そう、「あの強い」メキシコ守備を相手にしても、何度も、スペースを攻略しちゃうんだよ。
とにかく、人とボールの動き、そしてその「リズムマネージメント」が、素敵。
すべての選手たちの「攻撃イメージング」が、素晴らしくシンクロしているって感じる。
だからこそ、ワンツーを積み重ねる、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションもまた、素晴らしい実効レベルを発揮する。
メキシコは、人とボール動きとそのリズムだけではなく、ボール奪取プロセス(守備)のレベルでも、世界有数だからね。
そんな強い相手に対しても、感性的な評価(!!)も含めて、まったく後塵を拝していない・・
・・というか、その強烈ディフェンスを上回るほどの立派なスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)をブチかます森保一ジャパンなんだ。
そして、そんな、小さなトコロに対する「ポジティブな感性評価」の積み重ねが・・
そう、前述した、「いままでとは違うホンモノの互角勝負」ってな印象のベースになっているわけさ。
そして・・
そんな効果的な組織プレーが、勝負所での「個の勝負プレー」を、とてもうまく「引き出して」いた。
ところで、「個」に対する評価だけれど・・
わたしは、まず何といっても、鎌田大地を採りあげたい。
彼の、ボール奪取プロセス(守備)における「リキの入れ方」は、まあ、これまでとは一線を画するレベルだと感じた。
だからこそ、次のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)での、彼本来の、「空間認知能力」が、大いに活かされている(パス能力ネ)。
フットボールネーションで「もまれている」コトも大きいと思う。
そう、そこでは、攻守ハードワーク(汗かき)をしない、できない選手は、決して「仲間」とは認められない(レスペクトされない)んだよ。
もちろん、ディエゴ・マラドーナやリオネル・メッシといった「超」天才は、別だよ。
彼らは、一人でも勝負を決められちゃうからね。
だから周りも、その超天才の「才能」を、テメ~のためにも、うまく駆使しようとするわけだ。
たぶん現代サッカーでは・・
普通レベルの天賦の才だったら、もう「特別扱い」されるケースは、とても、希だろうね。
そのメカニズムが、感性的に、鎌田大地のキモに入ったっちゅうことなのか・・??
あっと、彼以外にも・・
南野拓実、久保建英、両サイドハーフ(堂安律、三笘薫)といった、創造性&パフォーマンスリーダーたちは、攻守ハードワークを絶対ベースに、「いつもの」パフォーマンスを魅せてくれた。
また、上田綺世も、「ウラへの飛び出し」で、板倉滉と、抜群の「イメージシンクロ勝負」を魅せた。
この「一発ロング勝負」だけれど・・
組織的なボール奪取プロセス(守備)が、どんどんレベルアップしている現代サッカーでは、とても効果的な「攻め手」の一つなんだよ。
あとは・・
そう、相手のウラを「えぐる」ドリブル勝負、ロング&ミドル弾、(出場する選手に合わせた!?)放り込み&こぼれ球勝負などなどの、仕掛けの「変化」を、より強く意識すれば、森保一ジャパンの「世界レベルでの勝負ヂカラ」が、アップするはず。
それも、これも・・
そう、このような、世界トップクラスとのギリギリの勝負でモノを言う、勝者メンタリティーを、より強く培うために・・ネ。
あっと、最後に・・
前述した、森保一ジャパンを代表するクリエティブ(創造性)リーダーたちが(もちろん彼ら以外の選手たちも!!)ブチかましつづけた、ボール奪取プロセス(守備)での強烈な闘う意志。
もちろん、チェイス&チェック(寄せ)やマーキング&カバーリング、そしてギリギリの局面デュエル等など、ね・・
それは、(特に!)日本サッカーの若い世代に、ロングレンジの「ポジティブ・エフェクト」を、広く、深く、浸透させるに違いありません。
同じ日本のサッカー人として、心からの称賛と感謝の拍手をおくります。