2025_J1_第12節・・実力伯仲の、最高レベルの二つのチームが、究極レベルのフィールドでぶつかり合った勝負マッチ・・堪能した・・(レッズvsサンフレッチェ、1-0)

両チームが、死力を尽くした、素晴らしくエキサイティングな勝負マッチ。

両チームの総合力は、もちろん、リーグトップクラスだよね。

そんな、フォーム(物理的、メンタル的、戦術的なチカラの総体)が、素晴らしくハイレベルに拮抗した強豪同士の、まさに全力を出し切った死闘だったっちゅうわけだ。

両チームの、組織としてのチカラは、甲乙つけがたい。

だからこそ・・

そんなゲームでは、「個のチカラ」が雌雄を分けるコトが多いんだよ。

そう、松尾佑介、金子拓郎、渡邊凌磨、そして、マテウス・サヴィオ・・

そして、このゲームでも・・

やっと、ホントにやっと、攻守にわたって(!!)並外れた実力を魅せつける活躍を魅せはじめた、マテウス・サヴィオが、一人で、勝負を決めてしまうんだ。

まず、セットプレー崩れの「こぼれ球」を、全力スプリントでチェイス&チェックし(寄せ)、そのままボールを奪い返してしまうんだ。

そして、その直後から、もう「確信」のドリブルをスタートしちゃう。

そこじゃ・・

全力チェイスで追いすがる相手を、巧みに、そしてパワフルに「振り切って」しまうんだ。

そして、そんなドリブル勝負から、ズバッと、このコースしかない(!!)という、斜めのスルーパスを、金子拓郎に、通してしまうんだよ。

そこまでで、鳥肌が立った。

もちろん、決勝ゴールをブチ込んだ金子拓郎も・・

セットプレーの守備で、自ゴール前まで戻っていた彼は、マテウス・サヴィオが、ドリブルで抜け出すのと同時に、フルスパリントで、中央ゾーンを、駆け上がっていた。

そして、そのまま、まったく走るスピードを落とすことなく、決定的スペースへ、フリーランニングで、走り抜けたんだ。

そこへ、前述した、勝負のスルーパスが、通ったんだ。

そのコンビネーションプレーは、まさに、想像を超えるほどのインパクトを、残した。

もちろん、そこからの金子拓郎が魅せた、最高レベルのトラップとワザありシュートは、素晴らしいの一言だったけれど・・

でもやっぱり、ここでは・・

マテウス・サヴィオの、ボール奪取と、スーパー「タテへブッちぎるドリブル」からの勝負スルーパスという「個の勝負プレー」に、注目したいのさ。

もちろん、「その流れ」に、全力で(!!)乗り切った金子拓郎の全力フリーランニングが、見事に成就したコトへの感動は、しっかり共有しているけれど・・さ。

わたしは、これまで、ホント、数え切れないほど、「天才による個人プレーの奇跡」を体感しつづけている。

1FC. Köln時代では、ヴォルフガン・オベラート、ハインツ・フローエ、ヘルベルト・ノイマン、ディーター・ミュラー・・

はたまた、ディエゴ・マラドーナを筆頭に、その他の、ゲームの雌雄を決してしまう、世紀の天才プレーを、実際に、グラウンド上で体感しつづけているんだ。

そして、今日・・

マテウス・サヴィオのドリブル突破&ラストクロスに、これまでの、あまたの、「天才による奇跡の勝負プレー」が、彷彿としてよみがえったモノさ。

あっと・・

まあ、このコラムでは、両チームの、攻守にわたる「死闘コンテンツ」について、細かくピックするのは、止めにしよう。

とにかく、両チームともに・・

ボール奪取プロセス(守備)においても、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)でも・・

「気」を減退させることなく、限界まで「主体性プレーの内実」を、高揚させていったんだ。

まさに、見応えがハンパない、勝負マッチだったのさ。

あ~~、面白かった。

まあ、両チームの伯仲する最高レベルのチカラが、最高レベルのフィールドでぶつかり合った勝負マッチだったわけで・・

もう、これ以上、形容する表現は、見当たらないよな~。

ということで、また~・・