2025_J1_第11節・・これからの、レッズの「再生プロセス」が、楽しみで仕方なくなっている・・(レッズvsマリノス、3-1)
たしかに、最後の時間帯では、「落ち着き」を失ったレッズだったけれど・・
でも、このコラムでは・・
スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)という視点で、レッズを、語ろうかな。
スペースを攻略していく(シュート&ゴール機会を創りだす!)プロセスを、できるかぎり詳しく深掘りしようと思ったんだよ。
この試合・・
たしかに、イニシアチブでは、互角に近かったけれど・・
それでも、シュート&ゴール機会を創りだすという視点じゃ、やっぱり、レッズに、一日の長があると感じていた筆者だったのです。
スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)・・
その実際のプロセスは、ものすごく多様。
それが、サッカーでは「同じプレーは二度とない」と言われる、所以っちゅうわけだ。
でも、まあ、ここじゃ、レッズのスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)における、「強みのバックボーン」を探ってみることにします。
まず何といっても・・
そう、個のチカラ(才能レベル)。
レッズの前戦には、松尾佑介、渡邊凌磨、マテウス・サヴィオ、金子拓郎といった「並外れた才能」が、揃っている。
そして、その前戦の後方には・・
攻守ハードワークを探しまくるってな、主体性プレーの権化、安居海渡が控えているだけじゃなく・・
そのボランチパートナーは、言わずもがなの、素晴らしいゲーム(チャンス)メイカー、サミュエル・グスタフソンだよ。
また、攻撃となったら、両サイドバック(この試合でも、石原宏和と長沼洋一は、素晴らしいプレーを披露した!!)も、積極的に、前戦の味方を「追い抜いていく」んだよ(前戦のサポートね)。
今の」レッズ攻撃のキーポイント・・
それは、「個の才能レベル」だけじゃなく、何といっても「動き」の内実にありなんだ。
そう、組織プレーでの、互いのプレーイメージが、とても高質に「シンクロ」しているんだよ。
とにかく、(サミュエルを中心に!?)人とボールを、活発&創造的に動かしつづける。
そこで大事なポイントは、何といっても、その「動きのイメージング」を、チームメイトが、明確に「シェア」できているかどうかという視点だよね。
そんな、「イメージング・シンクロ」があるからこそ・・
ボールがないところでのアクションの量と質が、大きく高揚させられ、より効果的に、スペースを攻略できているっちゅうわけだ。
そして・・
そう、スペースを攻略したら(ある程度フリーなボールホルダーを創り出せたら)・・
そこから、個のドリブル勝負や、そのドリブルに合わせて、決定的フリーランニングをブチかます味方への「ラスト・パス」を通しちゃったりする。
また、前述した「リンケージした動き」の一環だけれど・・
「ワンツー」を積み重ねることで、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーション「も」、これ以上ないほどハイレベルに、機能させられるんだ。
そして・・
そんな「組織プレーのイメージング」を、うまく機能(シンクロ)させられているからこそ・・
サイドゾーンのスペースも攻略できるし、そこからの(タテへの突破やセンターゾーンへ切れ込んで行く)勝負ドリブル、決定的クロス、はたまたシュートなど・・
そんな変化に富んだ「最終勝負」を、より効果的に、ブチかましていける。
あっと・・
この、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)を扱ううえで、もっとも大事なポイントが・・
そう、積極的&攻撃的なボール奪取プロセス(守備)なんだよ。
もちろん、強烈な意志という視点も含めた「プレー姿勢」のコトね。
そんな、強烈な意志があるからこそ・・
レッズ選手たちは、一人の例外なく、しっかりと主体的に、仕事(=攻守ハードワーク)を探しまくれるっちゅうわけだ。
そして・・
そんな「主体的なプレー姿勢」の「勢い」を象徴するのが、ボールを奪われた次の瞬間からブチかます、チェイス&チェック(寄せ)というわけさ。
中盤は、言うに及ばず、最前線プレイヤーたちも、例外なく、しっかりとボールを追う。
そこでは・・
言うまでもなく、最前線プレイヤーの「入れ替え」が、ものすごく大事なバックボーンだった。
最前線からのチェイス&チェック(寄せ)をサボったら、そりゃ、チーム全体の、ボール奪取プロセス(守備)の勢いだけじゃなく、次のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)での、ボールがないところでのアクションの量と質だって、高揚させられない。
それら全ては、一つの「糸」で、結びついているんだよ。
とにかく・・
マチェイ・スコルジャの「決断」こそが、この3試合での、抜群の「フォーム改善」の、絶対的バックボーンだったと高く評価するに、まったく躊躇しませんよ。
それにしても・・
そう、このゲームでの、最後の時間帯における「落ち着きのなさ」については、反省するファクター満載だぜ。
まあ、これからの、レッズの「再生プロセス」が、いまから、楽しみで仕方ありません。