2024_ 天皇杯、準決勝・・スーパーエキサイティング勝負マッチ・・堪能した・・この4チームのサッカー仲間に対して、同じサッカー人として、心からの称賛と感謝 の拍手をおくります・・(マリノスvsガンバ、2-3)(ヴィッセルvsサンガ、2-1)

ノックアウトの天皇杯準決勝・・

勝てば、決勝だからね、そりゃ、一人の例外なく、全精力をブチ込むはずだよ。

とにかく・・

両マッチともに、ホントに、ギリギリの「意識と意志ポテンシャル」のぶつかり合いになったんだ。

テレビ画面から、視線を、まったく逸らせなかった。

4チームが放散した「熱量」は、もちろん、まず、ボール奪取プロセス(守備)に集約される。

この準決勝に臨んだ、4チームともに、すべての守備ファクターで、もう本当にギリギリの「闘う意志」をブチかましつづけたんだ。

だから・・

そう、ゲーム展開だって、まさに、「揺動」の極みだっんだよ。

まず、マリノス対ガンバ。

時間帯によって、イニシアチブが、あっちへいったり、こっちへきたり・・

そんななか、まずガンバ山田康太が、前半26分、まさにスーパーの極みってな感じの、左足ボレーで先制ゴールをブチ込むんだ。

その後は、もちろん、マリノスのイニシアチブが、風雲急を告げていく。

そして前半37分、今度はマリノスが・・

カウンターから、アンデルソン・ロベスの美しいタテスルーパス(ラストバス)を、ヤン・マテウスが、マークを翻弄するボールコントロールから、美しいミドル弾を、ブチ込む。

これで1対1。

その後は、まさに「動的な均衡マッチ」がつづいた。

目が離せない。

でも、そんな「拮抗」したなかで、マリノス松原健が、勝ち越しゴールを押し込むんだ。

それも、後半43分・・

わたしも含めて、誰もが、「これで、勝負あり・・」って、安易に思ったに違いない。

でも・・

そう、その5分後(後半ロスタイム48分)のこと、ガンバ中谷進之介が、起死回生のヘディングをブチ込んじゃう。

えっ!?

そのゴールを観ながら、フリーズしたモノさ。

そして、入り込んだ延長戦でも・・

イニシアチブの揺動は、まったく収まらず、互いに、アグレッシブに、攻め合うんだ。

フ~~ッ・・

そして、そして・・

あろうことか、延長後半ロスタイムの20分・・

中盤でタテパスを受けた天才、宇佐美貴史の、ダイレクトでの「アシスト」が、ピタリと、坂本一彩の足許に収まるんだ。

とにかく、ソコからの、坂本一彩のドリブル勝負には、目を見張らされた。

マークしていた畠中槙之輔を、右へ左へと翻弄し、最後は、飛び出してきたマリノスGK飯倉大樹の身体を、フワッと「かわす」テクニカルシュートで、試合を決めたっちゅうわけだ。

そんな、すごいエキサイトメント満載の勝負マッチだったけれど・・

そう、もう一つのヴィッセル対サンガのゲーム展開もまた、エキサイティングの極みだった。

たしかに、イニシアチブは、ヴィッセルが握ってはいたけれど、サンガも、ツートップの外国人選手をコアに、とても危険なカウンターをブチかますんだよ。

まあ、このところのサンガの再生は、この二人のブラジル人、ラファエル・エリアスとマルコ・トゥーリオに負うところが大きかったよね。

あっと・・

もちろん、優れたプロコーチ、チョウ・キジェの心理マネージメントを、より光り輝かせたという意味合いでね。

そしてもう一つ、このゲームでピックしたい特筆テーマが・・

大迫勇也と武藤嘉紀がグラウンドに登場してきてからのヴィッセルの(ポジティブな)変容だった。

そう、彼らが入ってからは、もう、「3点目は、時間の問題・・」ってな確信をもてるほど、この二人の躍動の実効レベルが、高かったんだ。

こちらも、彼らの「躍動」に、魅入ってしまった。

でも、勝負は、そんな簡単には、収まらない。

ヴィッセルの3点目が、VARによってキャンセルされた後、まさにタイムアップ寸前に、ドラマが待ち構えていたんだ。

そう、サンガCKからの、まさに絶対的な、同点ゴールのチャンス。

そのシーンについては、ネットで、ご覧あれ。

とにかく、フリーズさせられていた、筆者でした。

とにかく・・

勝負プロセスという意味で、最後の最後まで魅せつづけた、「サンガの粘り」には、チョウ・キジェのスピリチュアル・パワーというバックボーンがあるって確信したモノさ。

ということで・・

ものすごく疲れたけれど、この二つの勝負ドラマに、酔いしれていた筆者だったのです。

これで、11月23日(土曜日)に開催される、国立での決勝は、ガンバ対ヴィッセルということに、落ち着いた。

フ~~ッ・・やっと落ち着いたんだよ。

この4チームに対して、同じサッカー人として、心からの称賛と感謝の拍手をおくります。

どうも、お疲れ様でした。