2024_ 日本代表(WM最終予選)・・わたしは、森保一が、選手個々の「意識と意志ポテンシャルの高揚」をベースに、サッカー内容を、このレベルまで高められたこ とに、驚嘆している・・同じ、日本のサッカー仲間として、心からの称賛と感謝の拍手を、おくります・・(サウジアラビアvs日本, 0-2)

まさに、完勝。

何も言うことはないけれど・・

やっぱり、テーマは、ピックしよう。

まず何といっても・・

日本代表の「重心コンビ」。

そう、遠藤航と守田英正。

前節バーレーン戦コラムでも、冒頭から、守田英正をビックしたっけ。

まあ、この重心コンビが創りだす「価値の内実」については、バーレーン戦コラムを、ご参照あれ。

あっ、そういうわけにゃいかないか・・

とにかく・・

この重心コンビがブチかましつづける、攻守にわたる、陰に日向の実効アクションの数々。

それを観ているだけで、サッカーの面白さ、深さが、よく分かるってなもんだ。

ボール奪取プロセス(守備)での、観ているだけで鳥肌が立つような影武者プレーだけじゃなく・・

スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)でも、その取っ掛かり(最初のパスレシーブの)ポジショニングや、最終勝負の「流れ」に乗っていく「センス」等など・・

また、なんといっても、この2人がブチかます、「最後の半歩プレー」も、特筆だぜ。

要は、鋭い感覚に裏打ちされた「予測プレー」ね。

先制ゴールを奪った後の、前半26分あたり。

サウジに攻め込まれ、二度も、フリーシュートをブチかまされたシーン。

そこで、身体を投げ出して、シュートコースを塞いだのは、センターバックだけじゃなく・・

そう、「重心コンビ」もまた、その「人の壁」に飛び込んだ中心メンバーだったんだよ。

素晴らしい・・

まあ、そんな、半端ないパフォーマンスを披露した重心コンビ・・

この、森保一ジャパンの完璧な勝利の実効的な立役者って言えるよね。

あっ・・

またまた、バーレーン戦コラムと、同じような書き出しになってしまった。

次のテーマ・・

わたしは、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)での、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションを、採りあげたい。

相手のサウジ・・

個の突破ドリブル、またディフェンスでの局面デュエルも含めて、彼らは、個のチカラでは、相当なレベルにある。

それでも・・

ここがサッカーの美しさ、魅力の本質ファクターなんだけれど・・

相手の、そんな、攻守にわたる「強力パワー」を、うまく「スカす」プレー・・

要は・・

そう、相手のパワーを、うまく逆利用しちゃう、コンビネーション。

そこには、柔道で言う、「空気投げ」とか「隅落(すみおとし)」なんて呼ばれるワザの、エッセンスが込められている。

たとえば、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)・・

相手は、ボールを奪いにくる。

その「強力パワー」を、「トントント~ン」ってな、軽快なリズムの「人とボールの動き」で、巧くかわし、そして「そのパワーの逆を取ってスペースを攻略するプレー・・」ってな表現は、いかが?

鎌田大地が、相手の逆取った先制ゴールの場面・・

まず、右の堂安律から、逆サイドの三笘薫へのサイドチェンジパスが、決まる。

そして、そのロングパスを、三笘薫が、ダイレクトで、折り返すんだ。

これも、現象的には、サイドチェンジのパス。

そして、そのパスを受けた、例の「神出鬼没の忍者プレー」でそこにいた(!!)守田英正が、これまた、ダイレクトで、サイドチェンジパスを折り返すんだよ。

そのスペースパスに、意の一番に「食いついた」のが、鎌田大地だったという次第。

そこでは、3本の、ダイレクトの、サイドチェンジパスが、サウジのゴール前で、繰り広げられた。

そりゃ、サウジ守備が、振り回され、視線と足を止めちゃうのも、道理。

得もいわれほど美しい先制ゴールではあった。

ところで・・

この、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションだけれど・・

その後も、何度か、ブチかまされた。

特に、前半ロスタイムに魅せた、タテパスを受けた南野拓実のダイレクトでの「落とし」は、秀逸。

それによって、完璧フリーになった上田綺世が、決定的なシュートをぶちかませたんだ(相手GKのスーパーセーブに防がれてしまった)。

言いたかったことは・・

たしかに、個の「局面能力」じゃ、攻守にわたって、サウジは、強い。

それでも、味方との、攻守にわたるコンビネーション(イメージングの連鎖)という視点じゃ、森保一ジャパンに、一日以上の長があるってコトなんだよ。

とにかく、世界のトップレベルでも・・

そんな、「隅落サッカー」が、できなければ、頂点に上り詰められないという、厳然たる事実があるんだよ。

もちろん、チーム戦術は、大事。

基本的なフォーメーション&タスク、バランス・オリエンテッドなボール奪取プロセス(守備)、相手の強みを封じる特別なコンビネーションイメージ等など。

それは基本だけれど・・

やっぱり、不確実なファクターが満載のサッカーだからこそ・・

もっとも大事なコトは・・

選手個々の、状況の変化に、柔軟に対応し、仕事(攻守ハードワーク)を、探しまくる、主体性プレーの姿勢なんだよ。

そう、自分自身で、考え、判断し、勇気をもって、リスクにもチャレンジしていくってな、積極的&攻撃的な、プレー姿勢ね。

とにかく、わたしは・・

ホントに・・

森保一が、選手個々の「意識と意志ポテンシャルの高揚」をベースに、サッカー内容を、このレベルまで高められていることに、驚嘆しているんだ。

アンタは、素晴らしい仕事をしているよ・・

同じ、日本のサッカー仲間として・・

心からの称賛と感謝の拍手を、おくります。

あっと・・

まだまだ、勝負マッチはつづく。

ガンバレ~、森保一ジャパン~~っ・・