2024_J1_第13節・・両チームが魅せつづけた、積極的&攻撃的な、ボール奪取プロセス(守備)とスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)・・それこそがサッカーの隆盛を呼び込むんだよ・・堪能した・・(アルビレックスvsレッズ、2-4)

レビュー

本当に、良い(!)サッカーを魅せてくれる、アルビレックス新潟・・

監督の、松橋力蔵は、とても優れた仕事をしている。

いつも書いているけれど、わたしが、プロコーチの「優れた仕事」として高く評価するのは・・

攻守にわたって、選手たちが、主体的に、そして解放された意識と意志パワーで(!!)仕事を探しまくるような、積極的&攻撃的な「プレー姿勢」に対するモノなんだよ。

そう、戦術を「超えた」主体性プレー・・ね。

そして・・

松橋力蔵アルビレックスは、そんな優れたサッカーをベースに、何度も、ゴール機会までも創りだすんだよ。

前半、小野裕二を中心に、何度も、クロスからの、決定的ヘディング”ゴール機会”を創りだした。

また、1点差まで詰め寄った後半での二つのゴールとも、クロスから生まれたっけね。

その、クロス攻撃だけれど・・

そこでは、クロスを上げる選手がターゲットにする「最終勝負スボット」と、「そこ」に入り込むフィニッシャーの「イメージング・シンクロ」が、生命線なんだ。

だからこそ・・

その「イメージング・シンクロ」という視点でも、松橋力蔵の「ウデ」を感じるわけさ。

ホント、彼らのサイド攻撃&クロス仕掛けは、危険きわまりなかった。

イメージトレーニングも含め、ホント、よく鍛え上げられたチームだ。

もちろん・・

その「最終勝負シチュエーション」までの、「ゲーム創り」も、一流だよ。

そう、人とボールの動きが、とてもスムーズで、常に、レッズ守備の「薄い」スペースを、うまく突いていくんだ。

でも、逆に・・

そう、ヘグモ浦和レッズは・・

松橋力蔵アルビレックスがブチかます、積極的&攻撃的なスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)での「前への勢い」を、巧みに、活用しちゃうんだ。

先制ゴール、追加ゴール、そして3点目も、基本的には、カウンターの流れから生まれた。

要は、アルビレックス守備ブロックが「整う」まえに、スペースを攻略しちゃうっちゅうこと。

後半、サミュエル・グスタフソンが決めた2点目、また前田直輝がブチ込んだ3点目、ともに、素晴らしく効率的なレッズのカウンターから生まれた。

もちろん・・

カウンターシーンで、そのチャンスを、「成就させられるかもしれない・・」で、フルスプリントで走り上がったフィニッシャーたちの、ボールがないところでのアクションの量と質も、称賛しなきゃ。

そう、そんなフルスプリントにこそ・・

サッカーにおいて、もっとも重要な、具体的ターゲットイメージに誘(いざな)われる、強烈な「意識と意志パワー」が込められているわけだからネ。

あっと、ヘグモ浦和レッズ・・

もちろん彼らのサッカーも、全体的には、とてもレベルが高かったよ。

ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションもふくむ、クリエイティブな人とボールの動き・・

そして、その「流れ」に、タイミング良くミックスされる、個の勝負ドリブル・・

前半18分、チアゴ・サンタナからの「ダイレクトパス」が、中島翔哉にわたった、ゴール機会。

その、中島翔哉の「個の才能」が光り輝いた絶対チャンスシーンは、秀逸だった。

とはいっても、このゲームでは・・

前述したように、松橋力蔵アルビレックスの「勢い」が優っている時間帯の方が、長かったかもしれないね。

言いたかったコトは・・

とにかく、両チームともに、とても優れた、積極的&攻撃的サッカーで、しっかりと仕掛け合ったということ。

だから・・

ボール奪取プロセス(守備)でも、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)においても、「間断なく」楽しめた。

そして筆者は・・

そんな「高質サッカー」こそが、サッカーの「ホンモノの隆盛」を、呼び込むってな、組織(産業全体の!?)マネージメント・コンセプトを、ぶち上げるんだ。

決して、勝つことだけが、プロサッカーにおける「KFS」じゃ、ないんだよ。

KFS = Key Factor for Success

サッカーの「王道」を突き詰めようとする、原理主義者(!?)の筆者でした~・・

へへっ・・