2023_J2_ 昇格PO準決勝その2・・素晴らしく「落ち着いた」ゲーム運びだった・・ヴェルディの強者どもは、最終決戦に向け、とてもよい「感性(勝者メンタリ ティー!?)」を獲得したと思う・・(ヴェルディvsジェフ、2-1)
試合後・・
すぐに、奇跡的な大逆転ドラマを完結させた、第39節のジェフ戦コラムを、読み返していた。
そのタイトルで書いた、スピリチュアルな「意味」は・・のは・・
もしかしたら、このゲームのコトを指し示していた!?
そこでのヴェルディが、素晴らしく「落ち着いた」プレーを展開したのが、特筆だった。
この「落ち着き」だけれど、もしかしたら、そこでも・・
前述した、39節ゲームから「派生」したスピリチュアルな「パワー」が、バックボーンだった!?
さて~~・・
ということで、この勝負マッチだけれど、昨日同様に、そこでも・・
引き分けたときのルールが、ゲーム内容に、大きな影響を与えていた。
そう、立ち上がりから、「勝つしかない」ジェフが、ガンガン、前へプレスをかけていったんだ。
前へのプレス・・
もちろん、ボール奪取プロセス(守備)での、チェイス&チェック(寄せ)の勢いが、ハンパなかったという意味だよ。
そして、そんな「勢い」そのままに・・
後方から右サイド前方への、一発ダイレクトパスを決め、その流れのなかでフリーになったワントップ呉屋大翔が、100%のゴール機会を、ゲットしちゃうんだ。
まあ、そのピンチは、GKマテウス先生が、素晴らしい飛び出しから、防ぎきってくれたけれど・・
私は、そんなゲーム展開を観ながら、そこまでジェフにゲームを支配させちゃダメだろ~なんて・・
・・変な心配が、アタマを占拠しはじめていたんだよ。
でも、ヴェルディの強者どもにとっては・・
そんなゲーム展開は、完璧に、「ゲーム運びイメージ」のなかってな感じだったんだ。
だからこそ、押されながらも、ボールを奪いかえしたら・・
ジェフの「前からプレス」を、とても冷静に、そして巧みに「かわし」ながら、ジェフゴールへ迫っていけたんだ。
そして、そんな流れのなかで、タテへの勝負スルーパスを決めちゃったりする。
その絶対チャンス・・
結局は、抜群のタイミングで飛び出したジェフGK鈴木椋大に、完璧に防がれてしまったけれど・・
それでも私の眼には・・
それまでの(実質的な!!)展開からすれば、理の当然のチャンスメイクだって映っていた。
もちろんゲームの全体的な雰囲気は、昨日と同様に、これ以上ないほどのハイ・テンションに包み込まれている。
そんな、厳しい心理プレッシャーのなかでも、ヴェルディの強者どもは、前述した、落ち着き払ったプレーで、しっかりと人とボールを動かしつづけるんだ。
だから・・
そう、先制ゴールにしても、追加ゴールにしても・・
私の眼には、まさに、理の当然のゴールだったって映っていたんだ。
さて・・
立派なサッカーで、勝ち切ったヴェルディ。
その絶対ベースは、何といっても、想像的&創造的なボール奪取プロセス(守備)にあった。
もちろんそこには、様々なファクターがあるけれど・・
このゲームで私は、彼らがブチかましつづける、「後ろからの足音ファクター」に注目した。
この表現は、拙著「闘うサッカー理論」を書き上げるなかで開発した表現だけれど・・
要は、しっかりと、次、その次と、相手ボールホルダー(次のパスレシーバー)を追いかけるっちゅう意味だよ。
とにかくヴェルディの強者どもは、素早い攻守の切り替えから、忠実に「追いかける」。
そして、その積み重ねがあればこそ、周りの仲間が描く「ボール奪取イメージング」も、うまく「はまり」まくる。
要は、後方のチームメイトたち「も」、どこでボール奪取プロセス(守備)の勝負を仕掛けるか、具体的にイメージングできるっちゅうわけだ。
そう、「最後の半歩というファクター」を、理想的に、機能させられているっちゅうコトね。
またそれは、マーキング&カバーリングが、理想的に機能しているコトの証左でもある。
ヴェルディ選手は、とても柔軟に、「待つトコロ」と「行くトコロ」を、メリハリ良く、効果的に選択しつづけている。
その、「後ろからの後音」だけれど・・
彼らは、一度アタックを「はずされ」ても、そこで止まるのではなく、すぐに「次」を狙ってアクションしつづけるんだ。
こんな、忠実でハイレベルな、想像的&創造的ディフェンスアクションもまた、優れたプロコーチ城福浩の「ウデ」の証明だというコトだね。
そう、忠実なボール奪取プロセス(守備)において、仕事を探しまくる(主体的!!)ハードワークこそが、成功の秘訣なんだよ。
ということで、この勝利でヴェルディの強者どもは、最終決戦に向け、とても、よい「感性」を獲得したと思う。
そう、勝者メンタリティー・・ね。
さて、エスパルスとの決戦だ。