2023_J1_第32節・・ヴィッセルが、「You deserve it・・」ってな感じの、貴重な「勝ち点3」をもぎ取った・・最後の数分間は、血湧き肉躍るドラマになった・・(レッズvsヴィッセル、1-2)
こちらのゲーム「も」、スゲ~~神様ドラマへと、高揚していった。
それも、後半ロスタイムに入ってから(!!)、二つもゴールが生まれたんだからネ。
ということで、コラムの視座・・
このゲームもまた、先ほどの「J2」最終節マッチと同様に、「サイコロジカル要素」が、サッカー内容を決めちゃう・・ってな感じだったんだよ。
何せ・・
そう、ボール奪取プロセス(守備)のせめぎ合いが、ハンパなかったんだ。
もちろん、相手にケガをさせるような無謀アタックじゃなく、あくまでも、最高パワーの「局面デュエル」のオンパレードだったよ。
そう、素晴らしくエキサイティングなせめぎ合い・・。
そして・・
だからこそ、両チームともに、次のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)にも、最高パワーを乗せられていた。
その主要バックボーンは、もちろん、後方からのサポート(人)の量と質。
まあ、ボールがないところでのアクションの量と質ってな表現が、適当かな。
だからこそ、両チームともに、とても高質なスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)をブチかまし合ったっちゅうわけだ。
あっと、サイコロジカル要素・・
まず何といっても、初優勝がかかっているヴィッセル。
ライバルであるマリノスの勝利を、知ってか知らずか、とにかく(たぶん!?)普段よりも、足の届く範囲が広がっていたに違いない。
もちろんホームのレッズも、勝ちたい気持ち(意地!?)は、ヴィッセルに勝るとも劣らなかったはずだよね。
そんな、気持ち(意識と意志パワー)のせめぎ合いこそが、ゲームの内実を、これ以上ないほどに高揚させたっちゅうわけだ。
それでも・・
そうね、やっぱり、リーグ優勝がかかるヴィッセルの「気持ち」の方が目立つシーンが多かったようには、感じるね。
たとえば・・
そう、ヴィッセル先制ゴールのシーン。
セットプレー崩れからのヴィッセル選手たちの、ボールがないところでのアクション内容が、とてもインプレッシブだった。
ゴール前に詰めている全員が、「オレに来いっ!!」ってな感じで、最終勝負ダッシュをブチかまそうと、虎視眈々と構えている。
そして実際に、何人も、ズバッってな感じで、爆発ダッシュを仕掛ける。
そして、「それ」が叶わなくても、すぐに、元のポジションへ戻るんだよ。
もちろん「待ち」の選手たちも、そんな「爆発」に合わせ、こぼれ球を狙おうと、構えている。
そんな雰囲気のなか、コトが起きた。
セットプレー崩れのなかで、最後にボールをもった、左サイドの井出遥也。
彼のコトは、ヴェルディ時代からよく知っている。
だから・・
・・あっ、彼は、相手の対応アクションを誘い出し、そこから切り返す・・
・・そう、確信していた。
案の定、その切り返しでスペースを確保し、左足で、素晴らしいクロスを送り込んだ。
でも「それ」は、両軍が競り合うなかで、後方へ流れてしまう。
でも、「そこ」にいたのが、クロスの鬼、初瀬亮。
そこから放たれた正確なクロスが、逆サイドのスペースへ走り込んだ大迫勇也にピタリと合う。
大迫勇也は、それを、ヘディングで逆サイドへ「戻す」んだよ。
その「感性」が、素晴らしかった。
ゴールへ向かうボールではなく、逆サイドの味方を「イメージング」した、折り返し。
そして、その大迫勇也の「イメージング」を感じたトゥーレルが走り込み、ヘディングで、先制ゴールをブチ込んだっちゅうわけだ。
そのとき私は、そこまでのゲーム内容からすれば、「これで勝負あり・・」って、安易に、考えた。
でも・・
そう、そこから、「あの」ホセ・カンテの、スーバードリブルシュートが決まり(同点ゴール!!)・・
そして最後は、「あの」大迫勇也が、レッズ無人ゴールへ、正確に蹴り込んで勝負がついた。
フ~~ッ!!
とにかく、これまたすごい勝負マッチだったんだ。
そしてヴィッセルが、「You deserve it・・」ってな感じの、貴重な「勝ち点3」をもぎ取った。
疲れた。
さて、リーグ残り2試合。
優勝争いは、どんな展開を魅せるんだろうか。